アーカイブ:2019年9月26日

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先ずはバイデン氏とトランプ大統領の弾劾話は、日経新聞に詳しく掲載されています。バイデンの息子が投資していたガス会社に対する調査への圧力が政治利用にあたるかどうか…と言う事だそうです。諸刃の剣なので…矛先が緩むとの話もあります。基本的には相場にとって、良いガス抜きのイメージなのでしょう。

それよりは…皆さんの投資マインドが低下しており、空売り比率が高いと言う報道の方が重要です。日経新聞の25面にあります。三菱UFJの取り組みは、逆日歩が付くほど拮抗しています。9月20日現在で売りが2653万株、買いは3384万株です。この3000万株前半の信用買い残は2016年の9月2日時点で3538万株と言うのがありましたが…その時より売り残は今回の方が遙かに大きいのです。

本日は配当付きなので株価は高いと思われますが…明日、通常なら権利落ちで配当分以上に株価が下げるのが、これまでの通例ですが…どうなるのでしょう。此処が、今の相場の焦点です。カタルの仮説が正しいかどうか…。このタイミングで既に本格的な上昇相場がスタートしている可能性があるかどうか…を見極めるヒントの一つになります。

千代化を見ても分かりますが…JV相手のMcDermott International, Inc.(MDR)の株価の影響を受けるのは、やはり納得できません。過剰な清貧思想のマインドコントロールが、この事例からも分かります。今の相場の体温の低さを表しています。

既に千代化は、今期分の損失を過剰に見積もって…「工事損失引当金」を6月30日現在で554億円も計上してあります。決算書も読めない投資家が、如何に多い事か…情けない限りです。何故、キャメロンの事業で、インセンティブが発生するのか?この意味も理解してないようです。

まぁ日経新聞も、機関投資家も素人なので…仕方ないと諦めるしかないのかな? なかなか「リスクオン」の相場になりません。名目時代が定着すれば…みんなが前向きな行動に変わります。今は「流動性の罠」から抜け出す間際です。その状態を他のケースでも指摘しましょう。

本当は…日経新聞が掲載すべき記事です。是非、日経新聞の記者さん、本誌で採り上げて下さい。昨日、カタルレポートが「いい加減な」事を、書いてないかどうか…調べました。

日立の内部留保のレポートの時に、こう書きました。時価総額より現預金残高の方が、多い企業がある筈だ…と述べました。

現預金残と時価総額のリスト

昨日スクリーニングをかけたら、実に51社も…株式時価総額より現預金残高の方が多い企業があるのです。つまり買収しても、尚且つ、現金が余ります。そのリストを掲載しましょう。日証金は金融ですから外します。でも、これも内部留保が時価総額の2倍以上に積み上がっています。だから配当性向をもっと上げるべきです。

名村造船は現在は赤字でタコ配ですが…それでも時価総額は208億円に対し期末時点ですが、現預金は661億円もあります。いちいち解説するのは面倒ですから自分で調べましょう。

利益余剰金と時価総額のリスト

地銀も、やはり内部留保が厚く割安です。山梨中央銀行など時価総額は346億円ですが、利益余剰金は1640億円ですよ。それなのに配当性向は前期で23.8%です。今期予想は30%以上になりますが、やはり異常な状態でしょう。低金利で経営が厳しいとはいえ…この姿勢は明らかにおかしいのです。

検索は内部留保(利益余剰金)が、時価総額を上回り…尚且つ、配当利回り3%以上のものをかけましたが…それでも350銘柄もリストアップされます。

清貧思想もいい加減にしろ!と述べたいのです。経営は「使わないお金」を積み上げる競争ではありません。効率的な経営をして社会貢献をする場が市場です。それほど内部留保を積みたいなら、MBOを実施して市場から消えるべきです。このMBOも適正株価でないと駄目です。日本はいい加減な国なのです。フェアと言う精神がありません。

この効率化の話。つまりROE経営です。見出ししか見ていませんが…日立建機の話が載っていました。21面です。中国で在庫を圧縮して資産回転率の話が掲載されています。つまりクラウド環境やAIなどを使い、在庫管理を適正にするとROEの向上に繋がります。此処では…デュポン式をイメージして下さい。

この事からも日立の経営が、総資産経営からROE経営に傾いている様子が分かります。つまり日本は大きく変わり始めていると言う現象が現れています。それなのに…空売り比率が増える? 内部留保の金額が463兆円も積み上がり、もう…これ以上の清貧思想は認められないのです。おかしいでしょう。

だからカタルが会員向けに、臨時のレポートを出して…本格相場の仮説を述べ、O君を推奨している訳です。野村証券の株価、三菱UFJの株価、昨日は全面安なのに…不動産株は髙かったですね。カタルはその背景を、基準地価動向を見てグラフで説明しています。世界の不動産は、基本的に15%程度の上昇を毎年続けているのです。

渋谷の商業地と変化率の推移

いくらバブル価格でも、30年以上も掛けて渋谷の商業地は半値ですよ。しかも収益還元法価格なのです。どう考えても…カタルのイメージが正論です。

日経新聞が悪戯に社説で…不動産融資が過去最高だとか、騒ぐ方が間違っています。本当に…自分でデータを調べて解説しているのでしょうか? 渋谷の商業地が最近では一番上昇しているのです。その商業地の地価は、まだバブル期の半値なのです。

バブルの発端は、日経新聞が三菱地所の売れない土地の含み利益と株価を比較したことで…火を付けたのです。日経新聞も元日銀総裁の澄田さんなどと同罪です。

そうして黒田さんが量的緩和を実施しているのに、名目時代に舵を切っているのに…批判を続け、尚且つ、社説で不動産バブルを過剰に咎めています。だからケネディクスの宮島さんが、開発に踏み込まず…先ずはレガシーアセットの整理を優先させたのです。

この為に今は…「流動性の罠」に陥り、6年になります。いい加減に日経新聞にも、まともな人間が出て来ても良い時期でしょう。清貧思想を広めた結果、振り込め詐欺などが起きているのです。

就職氷河期は生まれ、電通の高橋さんを自殺に追い込みました。彼女は新入社員ですよ。新人も追い込むほど…ユトリがない社会です。そんな社会など…誰も望みません。僕らは、馬鹿をやる奴らを、笑って許せる「寛容な社会」を作りたいのです。

ZOZOの前澤、宇宙へロケット旅行、面白い男だね。ワハハ…。笑える楽しい社会を、みんなで創れば良いのです。そうすればSNSの他人批判など…その内、減少します。

政治家発言の「揚げ足取り」も消えます。小さな発言を…本人はジョークで言っているのに、そのジョークさえも…社会問題にする報道姿勢は間違っています。何処か歪んでいます。

ほら…東邦チタンを利食いしました。この買いは811円ですが…下値の760円前後のものは温存です。だって、これからドンドン良くなります。BAの株価も最近は確りしています。年末が近づき、737MAXの運行再開も近いのでしょう。株はブツブツ投資に限ります。失敗しても…リカバリーが出来ます。

O君の高値は398円です。先日の高値は397円でした。それを超えました。カタルは「飯炊き相場」と呼んでいます。

初めは…チョロチョロなのです。でも本当は本格相場が期待できるほど…パッパとなかでは燃えています。だから赤ちゃんが泣いても、子供が腹減った…と泣き叫んでも…蓋を取って利食いを考えず、常に、どうしたら更に株を買うことが出来るかどうか…。「雪だるま投資」が、活きる本格的な上昇相場がやって来た可能性があります。

まだ分かりませんが、その可能性をカタルは感じているから、会員向けに、初めて臨時レポートを書きました。Jトラストも上がりますよ。高値を持っている人は…早目に下値を買い増ししておきましょう。東邦チタンは、もう2割以上、下値より上昇しています。

ブツブツ投資は、絶対なのです。やがて…みんながリスクを取るようになります。早く早く…財政ファイナンスの行く末は決まっています。ガラガラポンのリスクは農家の友達か、自分で自給自足できるような体制を整えなくてはなりません。田舎の土地はタダみたいなものです。

自分で…自分の身を守るのが市場論理です。カタルレポートが当たっていても…鵜呑みにせず、自分で調べ…納得したら行動をしましょう。

それでは…また明日。



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