アーカイブ:2020年6月20日

恐怖感もまた楽し…

相変わらず…コロナの二次感染不安を抱えての相場展開です。逆説的に言えば…カタルのコロナに対する考え方は、一時的な利益に過ぎないので、アンジェスやPSS、テラなどの相場に対し批判的な見方は、間違っていたとも言えます。

事実、アンジェスは早くから読者の指摘があったにもかかわらず、最初からカタルは「ワクチン」など利益にならない…と一蹴していました。でもメディアの報道の仕方など…、今でも根強い不安があると言う事は…短期的な「博打」と割り切って、取り組んでも…良かったと言う事になります。カタルは「そうせい」も「サンバイオ」もそうですが…利益が続かない相場に対しては批判的です。

一時的な利益の価値は、自転車操業によるものです。○○ブームと言う利益は一時的で、大人気になりますが、必ず、下火になります。だから「空売り」の対象になります。カタルはVテクの3万円の時に「空売り」を考えていました。

東海カーボンも同じです。古くは、大平洋金属もそうです。このような市況ものの利益は、一時的な場合が多く…「空売り」の対象になります。でもカタルは、チタンや海運などは好きです。 だから「えり好み」せずにアンジェスもやるべきだったのでしょう。ゴメンね、折角、早くに…情報を頂いたのに…。

同時に何故、こんな書き出しになったかと言えば…最近の個人の動きはすごいのです。昨日の値上がり株上位50銘柄は、全て10%以上の株価上昇です。TICK回数上位でもDLEなどの博打相場は、どうも…参加する気にもなりません。でも個人の動きは活発です。

どちらが良いのでしょう。カタルは証券マンだから、その手の株を中心に紹介も出来ます。でも…裏付けない株を推奨する事は、カタルの主義(矜持)に反します。今回、掲げたDX絡みのT君、流石に時流に乗る株だけあり…推奨から僅か1週間で、既に100円幅の上昇をしました。572円でしたから…昨日は682円ですからね。驚きます。

DX絡みのT君の株価推移

カタルの推奨は、難しい場面での推奨です。カタルは570円で指値をした為に、打診買いの僅かな株しか保持していません。やはり…株は、一旦下がる場面の…買い場が必要です。当たれば良いと言うものではなく…難しいものです。

でも…ERPソフトから「オービック」(4684)にたどり着き、直ぐにT君を連想して採りあげる辺り…なかなかです。自画自賛です。このチャートは名目時代の強い相場の時は、かなりの確率で利用できます。

昨日、カタルが掲げたタイミングが良かったようです。アンリツ(6754)は後場から急伸していました。カタルは午前中に原稿を書いており、書く以上は参加…と思い100株だけ成り行きで買いました。既に100円以上、値上がりました。ベストタイミングです。

ユビキタスの日足推移

前々日かな? ユビキタスの事を書いたら、株価は関門を抜けました。なかなか優れたカタルレポートです。相場が良ければ…の条件付きですが、カタルは証券マンの手数料稼ぎの鏡のような存在です。結構、目先も上手いと自負しています。

何しろ…現場の下積みが長いのです。以前、社員セールスの頃、毎週、キャンペーンがあり手数料を揚げねばなりません。その為に、メイン顧客を1週間勝負で、毎週、売り買いをさせたことがあります。流石に…7連敗した時に、顧客から「いい加減にしろ!」と怒られました。そりゃ…そうです。目先を追い続け、7連敗をきすのです。

でも…こんなお遊びでお金は出来ません。何処かで勝負を張り、その勝負に勝たないとカタルのような「負け組」人生です。もし…あの40億円が生きてれば…可能性はあったのです。でも目先の資金が、ベンチャリは続かなかったのです。僕に商社人脈があれば、救う事が出来ました。僅かな資金だったのです。運命は、こんなもんです。あの金融庁の通達(赤字企業への融資の停止)がなければ、ベンチャリは生き残っていました。そうして優良企業に変貌していたはずです。

あのビジネスモデルは、ナカナカですよ。でも最後のツメが甘かったのです。小林さんが病に侵されたことも、マイナスでした。株式投資と言うのは、やはり…運も必要です。

ただ気を付けなければなりません。たぶん…大丈夫だと思っていますが、未だにNY市場の行方は見えません。確認が取れないのです。大丈夫だと思っていますが…

NY市場の15分チャートの推移

この15分チャートには、出て来ませんが、この前の壁はかなり厚いのです。だから下を抜けることは、先ず、あり得ないと思っています。来週一杯は、依然1861ドル安の第二段の警戒をしておかねばなりません。ただ…既にナスダックは新しい世界に向け、上昇を開始しているようです。

確かに…色んな専門家が指摘するようにNY市場は指数バブルとも言えます。特にMAGA企業の解釈は難しいのです。

でも、もし…カタルが考えている様な国家を超える新しい枠組の創設と言う考え方なら、アップルがPER100倍の評価になっても…良いのかも知れません。ダリオ氏は間違っているかもしれません。ドルと言う基軸通貨も消えて…何れは、地球連邦に変化します。

その視点でEUと米国で争っているデジテル課税問題を考えましょう。もともと…税制問題等フェアな条件でなく…だから日本の半導体産業は、衰退したとも言えます。減価償却の基準が台湾などと違うのです。一概に単純比較を出来ないのです。IASが創設されたのは、そういう経緯があります。

多くの読者は素人でしょうから…丁寧に解説しているつもりでも、なかなかカタルの狙いが理解できないかもしれませんが、我慢して読んでもらえると…その内、自分自身の技量も上昇するでしょう。まぁ、カタルが貧乏なうちは戯言に過ぎませんが…。自分の狙いと世間の狙い、主体と客観が一致するなら…株式投資など「お茶の子さいさい」です。

でも、なかなか…市場の変化球を、バットの芯で捉えるのは難しい。いつもカスリばかりのカタル君です。

本日掲げたチャートは、至る所で現れており、現在の株価位置を知ることが出来ます。カタルは、たぶんもう一段高上昇をしてから…夏休みだと思っています。果たしてこんな「手前味噌」な主体論理が通用するかどうか…。来週も警戒感を持って臨む次第です。

でも3月のコロナから、ようやく全快ラインまで来ました。あと一歩です。ロコンドが綺麗に新高値2170円を更新できるかどうか…。田中君が本物なら、通常は、高値を抜いてから一服するのがセオリーです。果たして、どんな展開になるのでしょう。

このワクワク感と言うか…恐怖感と言うか…。何とも言えない感情を楽しんでください。通常は、こう言う上げ相場は、付いて行けません。神主さんのように…あるいはカタルのように、必ずフルイを入れられます。この感情を克服できる奴だけが…あっちの世界にたどり着けるのでしょう。

だから小手川君はすごいよね。なかなか「勝負」って出来ないものです。口で「言うは易く、行うは難し」とは、よく言ったものです。それでは…また明日。



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