アーカイブ:2021年4月11日

時代の頂点に位置する東芝

僕らは基本的に情報操作を受けていると思って良いでしょう。ネット広告などはその事例の一つでしょう。サイトの閲覧行動は常に監視されており、AIが自動的に関心の高い広告を表示して…販売に結び付けようとしています。

新聞も、テレビも…世論は「誘導されている」とカタルは考えています。

基本的に記者などのメディアの人は、流行に敏感です。最先端の良いものや面白い話題を見つけようと…日々、努力をしています。この嗅覚は、なかなか鋭いのです。以前、メディアの人達と付き合う機会があり、彼らの情報力に驚かされました。

雑誌などは購読者数が減っており収益がきついので…その多くは非正規社員です。ルポラーターと言えば、カッコよく聞こえますが…実態は「日雇い労働者」のようなものでしょう。文春など…よく他人のプライバシーを、ネタに「ゆすり、たかり」のような報道を繰り返します。

更に、これを材料にして…政治家はもっと悪質です。政権批判を繰り返すわけです。カタルにはヤクザ顔負けの人種に見えますが…不正を糺す正義のヒーローに見せるメディアの倫理観は、どうも理解できません。週刊誌レベルなら…許されると思いますが、政治家が国会でそれをネタに利用するのは、カタルの倫理観ではありません。政策論議とは全然、違う次元の話です。そんなに自分が追及をしたいなら…政治家を辞めて、刑事か、地検などに職業を変えるべきだと思っています。

世の中には、色んな人間が居ます。我々、日本人は基本的に「従順」になるように教育されています。戦後の米国支配は、それを狙った教育を実行しました。だから今でも大衆迎合主義が一般化しています。でも株式市場を見ると、色んな考え方が世の中に存在することが分かります。

例えば…本日の日経新聞には、大規模オフィスでも空室率が高まっており、賃料の引き下げに遭うと報道されています。この報道は、収益源が失われているから、地価やビルの価格は下がると思われます。この解釈が一般的な常識でしょう。事実、空室率と賃料の関係には一定の関連性があります。しかし…今、この下がっている不動産を狙い、「勇猛果敢」にお金を投じようとするファンドが居ることも事実です。コロナは「千載一遇」のチャンスと思っている連中です。

「虎穴に入らずんば、虎子を得ず」と言う諺を利用しているファンドなのでしょう。そういえば…最近、星野リゾートも京都のホテルを買収したと言います。同業が「ピンチ」なので、自分達にとって「チャンス」だと思ったのでしょうが…星野リゾート自身もコロナ禍では運転資金が大変なはずです。いったい、誰が…お金を彼に回すのでしょう。面白いですね。

同じように…不思議なのは株式市場では、このコロナ禍でユニクロ株は大幅高しています。しかし本業は「悪いはず」だと思っていました。事実、スウェーデンのH&Mはピンチを迎えているようです。指数銘柄でカタルの関心のない株ですから、詳しく見てないので何とも言えませんが、ネット販売は大幅増になっており…補っているのかもしれません。

まぁ、論点がズレルので話を戻します。

カタルは常に、このような空室率の上昇からの賃料の値下がりと言う、「一般常識」の日経報道には、「裏」があるんじゃないか?…と考えます。

だって…コロナが終息すると普通の生活が戻り、やはり…リモートではなく対面の方が良いと考えるのが、一般的な見方です。勿論、時代は変わり、リモートと言う形態は変わらないと言う見方もあります。

でもカタルは、基本認識として…「失われた時代」の「空白」を埋める作業をするのが、「自然の摂理」だと考えています。日本は、過去の「政策の失敗」の影響を受け、米国は時給30ドルなのに…何故、日本は1000円なのでしょう。

カタルは「失われた時代」の一番の「弊害」は、地価の下落だろうと考えています。

何しろ、この間に国家の財政赤字規模と同じ1300兆円のお金が消えたのです。大変なことですよ。皆さんは、自分が関係ないと思っているかもしれませんが、ハッキリ言って、この政策の為に、日本は非正規社員がドンドン増えて、構造改革が遅れ…米国の1/3の給料水準になったのです。みんなで…この「損失の負担」を強いられて来たのです。

電力料金もそうですよ。この10年間の引き上げは、東電の後処理の為の費用を、我々が負担をしているのです。あの時はアホの菅直人の内閣でした。我々は常に政策の影響を受けているのです。もっと…市場動向に敏感になって経済を見て欲しいと願っています。

株式投資を、真剣に考えながらしていると…「日本の矛盾」が自ずと見えます。同時に米国の可笑しさも気づきます。カタルは仮想通貨(暗号資産)の存在やSPACなどの特別買収目的会社は、「詐欺」と「五十歩百歩」だと思っています。しかし…米国はなかなか規制をしません。しかし…中国は直ぐに国家体制の危機を招く…として、仮想通貨を規制しました。これは元の価値が失われるからでしょうが…ドルは既に基軸通貨ですからね。でも米国と言うのは面白い国です。

いっぱい原稿に盛り込もうとすると…ドンドン話が飛ぶから、読者は分からなければ…「スルー」してください。ここでは…情報は操作され、我々は、それに「踊らされている」可能性があると言う事を、認識すれば充分でしょう。

そういい意味で…こちらに紹介する二つのサイトを読むと、東芝問題と言うのは、日本が今置かれた時代の頂点に位置していることが分かると思います。先ずは事前に巧妙に仕組まれた説ですね。此方です。

もう一つが、たぶん…CVCキャピタル以外の別の「ものいう株主」の主張が此方の報道でしょう。このように…市場価格は常に揺れながら…全体の支持を集めたのが株価なのです。皆さんの総意が株価になって表現されます。

何故、カタルが「ROE経営」の話や「内部留保」の話から、「TOB」が盛んになり、今の日本は、江戸幕府の崩壊から明治維新に時代に合わせて…相場を解説しているか? 分かるでしょう。

総資産経営だった日立が、何故、日立化成や日立建機を売却しているか? 基本的な時代背景が、頭に入ってないと「相場の本質」の理解が進みません。ネット・トレーダーの「一買い、二ヤリ」では、非常に優れた一流域の小手川君も撤退をしたのでしょう。バフェットのような「本物の世界」の壁は、論理的な背景があると思っています。

それでは…また明日。



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