アーカイブ:2024年12月16日

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日米ともに…「金融政策」を控えていますが、米国は0.25%の利下げで、日本は変わらずの可能性が高いのでしょう。日本は一般的に…来年の1月に「利上げ」だと言われています。世界各国は、ロシア制裁で高騰したインフレ圧力に際し「利上げ」で対抗しましたが、日本は「補助金政策」の実行です。ガソリン税や電力料金で対処しました。物価高騰により、近年は「消費税」も自然増加になっていますから、比較的、財政にも「ユトリ」が在るのでしょう。

同時に「きらやか」銀行問題が発端でしょうが…ゾンビ企業の「淘汰の時代」に入りました。上場企業の代表事例で、分かり易いのは「ユニチカ」(3103)なのでしょう。カタルは事業再生ADRと言うケースですが「曙ブレーキ」(7238)を観て…前から、日本にも「新陳代謝」が必要だと思っていました。

カタルが日本村論理の総資産経営に、反対なのは「限られた資源」なのに、いつまでに規模の拡大に拘り…「無駄」が多いからです。だから「効率化」を促進させるROE経営に移行すべきだと言う立場です。故に、ずっと前から「スチュワードシップコード」や「コーポレートガバナンス」の話を繰り返して、みなさんに伝えてきました。10年以上も…この方針転換に時間を要しています。

本日の日経新聞の一面の記事は、その事を示しています。

この背景は「ものをいう株主」の存在が欠かせません。東芝問題の時、数年前ですが…「セブン&アイHD」(3382)も、もっと早く…「真剣」に経営をすべきだったのでしょう。今年は、「EV」~「HV」と言う神風が吹いて…「トヨタ」(7203)にも、時間的なユトリが与えられ、ようやく「一般認識」に移行したイメージです。

カタルは「日本製鉄」(5401)の橋本さんも、先ずは「内部改革」と思ったのですが、彼は「グローバリゼーション」を優先させたように…感じています。これは手段の違いです。順番の話ですね。成功するなら…正しいのですが、果たして、どうでしょう。米国も「分断の時代」です。

しかし、この「効率化投資」の流れに反対をする人もいます。少し主張は違いますが…一見すると、この主張は正しいように聞こえます。この文章を紹介しておきます。

この文章のなかで…「ゴ-ルドマンが1880年以降のS&P総合500種構成企業の株主還元を調べたところ、2009年第3・四半期に始まった現在の景気回復局面では総額8兆ドルが株主に還元され、その60%余りを自社株買いが占めた。ゴ-ルドマンのまとめによると、企業利益に占める株主還元の割合は1971─82年は半分程度だったが1983-2001年には70%に上昇。

2002年以降は90%に高まっており、こうした懸念が裏付けられた形だ。また比較的新しく、あまり知られていないことだが、自社株買いには指数連動型投資を歪曲するという問題もある。非公開の自社株買いで発行済み株式数が減ると当該企業の正確な時価総額が把握できない。」と言う「下り」があります。

内部留保の各国比較

しかし…日本は「株主軽視」も甚だしい…とカタルは考えています。企業は、「内部留保」を貯め込み…傲慢な姿勢で合理化投資もせずに…設備投資や研究開発も怠っています。だから、カタルは象徴的な「デンソー」(6902)を皆さんに紹介しました。しかし、ようやく…「トヨタ」の改革が始まったばかりです。

ここで土曜日に紹介した「唐鎌大輔」さんのレポートが活きてきます。

この「ボーイング」の事例はよく分かりませんが、もともと「ダグラス社」の買収が失敗だったと言われています。「ボーイング」と自社株買いを混同するはどうか…と思います。カタルはこの「背景」が良く知りませんから、今はコメントを出来ません。しかし基本的に、自社株買いは「新陳代謝」を促進させます。

米国経済が構造的に強いのは…常に「成長」を追い求めています。日本だけです。内部留保を貯め込むのは…。明らかに「保身」のようにしか見えません。頑張っているなら…株主は経営者を、応戦し続けます。しかし怠けるなら…株価が下がり、経営者の首が変えられます。基本は「株価」は企業活動の通信簿なのです。

この程度の知識で、よくメディアに登場できる…「社会の方」が可笑しいと思います。

さて本日は寄り付きから…「タイミー」(215A)を買い乗せしています。そうして1490円を買って、1450円も買い指値を入れたのですが、タッチの差で、買えなかったようです。今のところは…です。

もともと…そんなに買っていませんから「遊び程度」の株数ですから、どんな高値を買っても「気」が楽なのです。投資は、人生を賭けるような「博打の場」ではありません。時には必要かもしれませんが、そんなチャンスが、度々…あるとは思えません。だからノンビリ…やります。

最近、おばあちゃんが亡くなり…「死」への考え方に、変化が生まれています。今回は会員の落伍者も多く…ある意味で反省もしており、若干ですが、新しい試みを始めたように…保守的な対応を取り入れ始めました。

でも本日も買い乗せした「大阪チタン」(5726)のような「際どい」選択の方が、カタルらしいと思っています。勿論、「ジェイドG」(3558)も1650円を500株だけですが…買い乗せをしました。最近は、自社株買いか…買い戻しか…分かりませんが、連日の「買い需要」が見られます。

でも「タイミー」なんか…観ても分かりますが、相場が素人化しており、時間軸のズレを感じています。

本来は「カタルの発想」が正しいと思っています。しかし…日本人は馬鹿だし、素人の経済学者様が「跋扈」する世界です。よく…そんな程度の奴が、メディアに顔を出します。それを判断できる「国民教育」がされないのが問題です。もっとディベートを増やして、他人との意見の交流を増やさないと駄目なのでしょう。

そもそも…学校の「いじめ」問題も、それぞれの立場の意見を述べ合わないから…「他人の痛み」を感じない子供が育つのでしょう。オーストラリアに続きスウェーデンもSNS規制に動くのかどうか…興味があります。でも、もっと教育を「確り」すれば…悪戯に規制を掛けなくても良いようにも思います。難しい問題です。まぁこんな話より…皆様は株の話かな?

東京5区(大規模)の賃貸料金と空室率の推移

実は昨日、原稿を挙げた後で…グラフを追加しました。カタルが独自にグラフを創りました。そうしたら…その背景を説明する報道がありました。此方です。ただ…少し「早すぎる」気がします。

今日、大阪チタンを買った背景は増産投資の報道ですが…この効果は来年以降になります。基本的に普段から、様々な問題を考える姿勢を続ければ…「心の刺さる報道」を見抜けるようになります。正しい基礎知識と…観察です。カタルの主張が正しいわけではありませんが…皆様のヒントになれば「幸い」です。

「タイミー」(215A) の日足推移

「タイミー」(215A)は、本日の値動きで、「上場来高値への挑戦」は決定です。チャート上の関門である1559円を超えました。一気に、やるかどうかは…仕掛け人次第ですが、年末は、「坊さん」も走ると言うほど「せわしさ」があります。「師走」の由来です。

言葉は偶然生まれるのではなく…我々の生活観の中で誕生します。だから「諺」などは…ある程度は当たっているのでしょう。全部を「鵜呑み」にすると、間違いますが…程々の活用はすべきでしょう。

株と言うのは…株価波動が転換させるときは「膨大なエネルギー」が必要になりますが、一旦、上昇波動の軌道に乗るなら…あとは時代に合わせて、「自然に動く」ようになります。影の黒子として、市場を正しい方向性に導きたい…と思っています。

キオクシアの世界位置

「キオクシア」(285A)の抽選には外れましたが…年末最後のイベントです。

カタルの頭の中では「SKハニックス」か…、「ラピダス」との統合があります。意外に評価が低いから、上場人気が「一巡した」後が、狙い目になるかもしれません。勿論、噂の在った「マイクロン」も可能性が在ります。まぁ「東芝」の動向次第でしょう。このマイクロンは、近年は「HBM」に力を入れており…この競争も激化しています。

「エレクトロン」(8035) の日足推移

たぶん「エレクトロン」(8035)は「底入れが完了」ですから、日経平均株価指数も上がる傾向にあるのでしょう。一般的には「リクルート」(6098)のような底入れから、一気の株価上昇は「非常に珍しい」ケースです。通常は「ニデック」(6594)などのような時間延長が、普通のケースでしょう。

こんなところで…本日はお終いかな? もう…「値下がりの心配」は、消えていますから、積極的な行動が「実を結ぶ」と思っています。3月から、ここまで…基本的に、株価は「調整波動」だったのです。ここから、しばらくは…多少の無理も効く相場でしょう。楽しみ…楽しみ、勿論、ここでの…主役は「タイミー」なのでしょう。またね。



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