いや…昨日、会員ページの原稿を書いて驚きました。たぶん…株屋を辞めて「初めてのマイナス」での着地です。いい気になって…毎日「損切り」を続け…終盤に掛けても「儲かっている」と思っていました。「いい加減な性格」が出たのでしょう。
何しろ、「受け渡し日」を、間違って…認識している程、いい加減な男です。まぁ読者の皆様も…「間違い」があったら「ごめんなさい」。細心の注意を払って…見直しているつもりでも、後で原稿を読み直すと「修正すること」も、良く…在ります。
この結果を受け「マグロ屋との会話」の意味が理解できました。たぶん…彼も、株で損をしたのでしょう。会社を辞めて…既に15年ほど経過するのですが、元顧客だったマグロ屋が、毎年、カタルの所にマグロを送って来ます。律儀な奴です。どうもありがとうございました。メールも、連絡も省きますが…今年も「美味しく」頂きました。
彼の性格も、カタルと似ているのでしょう。電話での会話で、お前の名前は…「克己」、と勘違いをしていたようで、「勝ち、負け」の「勝」か?…と聞くから「そうだ」と答えたら…彼は、笑っていました。最後まで、買値を下げようと…毎日、「売っては買い」を繰り返して実質的なクロスで「マイナスの着地」です。
この「いい加減」な性格で、選択する銘柄も「全て…博打株」のような値動きですから、どれも「終盤」に掛けて…株価は「5割高」を演じています。
それも…僅かな時間です。昨日も会員ページで、今年の相場を、ある程度「振り返った」のです。代表事例として、掲げたのは「ニデック」(6594)でした。結局、「行って来い」の相場です。でも、カタルは「名目時代」が定着するなら、一度「上がった株は下がらない」と述べています。
でも海外投資家も、日本国政府の「選択」を観て…「呆れた」のでしょう。でもここに来て…ようやくトヨタの「ROE経営」です。この意味は資金の「効率化」です。日本は「無駄な投資」を好みます。そうして「必要もない分野」を、残して…温存します。雇用を優先して「新陳代謝」を怠っています。
ここでこちらのレポートを紹介します。この意味は「非常に重要」です。この労働生産性が60年代はメインフレーム(大型)コンピューターとジェットエンジン、90年代はもちろんパソコンとインターネットで高まりました。そうして今回はAI革命です。
「コメ」の話題が、ここに来て…過去の日米貿易の顛末が出ていました。この問題は日本を理解する上で、「象徴的な出来事」で…重要なのです。日本人「らしい選択」なのです。結局、駄目になったのですが、ここに来てようやく…「コメの価格」が物価高を反映して上がっています。農業分野は、国策として…コメの輸入を禁止してきました。関税はべらぼうな水準でしょう。ネットで調べると…778%課税から280%課税と言う見出しが見え…従量税だけみたいですね。1キロ当たり341円となっています。
しかし…実際は輸入に際して「届け出義務」が課されており…20トン以上の精米販売業者も事前の届け出が必要です。やはり、たぶん実質的な「禁止」なのでしょう。トランプ関税で市場は、ワイワイ…言っていますが、この水準から観れば、可愛いものです。
この政策により、我が国の農業は「成田時間」になっています。65歳以上の農業従事者が70%を占め…49歳以下は11%だそうです。カタルが失われた時代は人為的な政策の失敗だと言っている意味が、分かる根底問題の一つです。
30年前の「ガット・ウルグアイ・ラウンド交渉」の模様です。あの当時、宮澤喜一が総理大臣です。この馬鹿のお陰で…日本は「失われた時代」の選択になっていますが、東大出でも、指折りの秀才と言われ…大蔵省にトップで入省した「官僚上がり」の政治家です。こいつの為に、我々…「市場経済」派閥の証券マンは、30年以上の「塗炭の苦しみ」を味わったのです。まぁ彼は、晩年、自ら反省して…自分の「失政」を嘆いていました。
今は、ようやく「豊田」様が「構造改革」に着手して、ROE経営です。「淘汰の時代」が開始されます。昨日の日経新聞の一面に…
「経営再建中の自動車部品大手マレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)をめぐって銀行団は27日、180億円分の借入金の返済を一時猶予することで合意した。主要取引先の日産自動車などの販売低迷でマレリの資金繰りは急速に悪化している。2022年8月に再建計画が始動してから約2年半で再び金融支援を受ける事態となった。」との報道がありました。
農業問題も「改革」が必要です。更に違った分野で、最近問題が起きている医薬品の「不足問題」です。あまり…分かり辛いでしょうが、今回の改定で「ジェネリック」への転換が、ある意味で「強制的」に行われました。
しかし現実の日本では、薬の…深刻な供給不足に陥っているのです。インフルエンザが蔓延しており、咳止めなどが不足していると言われています。この背景が薬価の引き下げです。毎年、定番で行われる薬価改定のために製薬会社は海外に活路を求め始めています。だから医療改革が「待ったなし」…なのです。ここで登場するのがM君です。来年、株価が200日線を回復したら…読者の皆さんにも銘柄を公開します。
正直に言えば…安値を買う事が、「投資」と言う観点で…「正しい行動か」どうか…分かりません。この理由は、多くの株が、この水面下で…「ウロウロ」…するからです。明日、寄り付きで、たぶん…5000株でしょうが、買う予定の銘柄も、同じことが言えます。
だから「リクルート」(6098)のような銘柄は、非常に珍しかったのです。通常は、「ニデック」のように…買って株価が上がっても、また元に戻るのです。継続した買い物が「続かない」市場です。今回、初のマイナスに転落した原因の銘柄の「ジェイドG」(3558)も2800円台でも…今回は2200円台でも株を買っています。
カタルは自分の描く「理想株価まで」やり続ける…傾向があります。だから高値になっても株を追い続けます。高値でも平気で、株を買う事が出来ます。でも残念ながら、日本国政府の選択は、毎度「おなじみ」の「間違いだらけ」の選択です。
昨日の「マレリホールディングス」の失敗も、元を糺せば…東京地検が、お山の大将を目指して「間違った選択」をした為です。確かに…日産のゴーンは、お金に汚かったのでしょう。しかし彼はある意味で、正当な報酬を日本的に合わせた方法で、迂回して…正当な報酬を得た事例とも言えます。
何故、こんな事が起きるのでしょう。日本の経営者の報酬と、海外役員の報酬の違いが大きな会社は不自然です。そもそも…日本国政府が「グローバル論理」に合った政策を実施していれば、起こらなかった事件です。だから「淘汰の時代」とも…言えます。
「トヨタ」(7203)がROE経営に方針転換をするという事は、「デンソー」(6902)の株価が上がることを示します。
カタルは皆さんに、この報道を2021年に伝えています。何故、トヨタグループの中で「デンソー」に注目しているか? 最初に「狼煙を」挙げた会社だからです。2021年の8月ですから、あれから「3年の歳月」が経過しています。
構造改革と言うのは、口で言うのは簡単ですが…実際は大変なのです。なかなか…株価が素直に上がらないのです。色んな…事があります。この選択のタイミングでも「早い」かも…しれません。
カタルの課題である「時間軸の壁」に悩まされ…今回は、初の「マイナス」の着地です。だから「反省」をして、新たなチャレンジを開始しました。でもやはり…少しはカタルらしさも入れています。
本当はもっと「保守的な」時間を掛けた運用でも…良いのですが、しかし…それでは「面白さ」がありません。名前のように…「勝ち負け」に拘るカタルの選択は、「ハラハラ・ドキドキ」…「楽しい投資」です。でも今回は初のマイナスで…楽しい投資ではなく「苦悩の日々」でした。
でもようやく…トヨタが「ROE革命」です。良かったですね。これで「確定」でしょう。来年こそ…「レポート屋」の「卒業式」を迎えたい…と思っております。
明日…までレポートを続け…31日は、たぶん「お休み」です。年末は長野かな? 温泉です。そうして3日も予定があるから、新春は、たぶん…4日に再開しようと思っています。会員の方は、「新しい原稿」をアップしましたから、お読みください。