今日は折角、株式相場の成り立ちの「時間軸」の解説に努めていましたが、この領域はカタル自身も「謎」の部分が多く…纏まっていません。バブル期は、ただ「株価が安い」という理由だけで、4桁以下の株価が、市場から消えて行きました。たぶん…3ケタ台の株価は最終的に20銘柄程度だったのでしょう。
基本的に、皆さんの認識は「間違って」います。
時代の流れ、つまり「実質成長」を重視する、架空の世界である…「清く正しい」世界などは、世の中には存在しません。(ですが…「度合い」はあります。)必ず、「落伍者」はどの世界にも居ます。だから「親ガチャ」と言う、生まれた環境を「卑下する」言葉があります。でも逆に…貧乏は、「人」を育てます。生活環境から生まれた「基本的な考え方」は、なかなか変わりません。だからこそ…「教育」は必要なのです。
近年の日本人の劣化は「ユトリ教育」など、あれは、確か…森総理の時代でした。戦後、日本の教育概念は、終戦で一変していますから、やはり「考え直す」時期に来ています。先ずは高校の無償化などより、教える先生の職場環境の改善が優先されるべきだろうと思っています。色んな資料を読んでいると、かなり…大変な世界です。
だから…先生自身が「ユトリ」を持った時間を過ごせなければ…間違った方向性に、生徒は誘導されます。文科省の指導要領が正しいとは思いませんが、みんなで真剣に考えるべきでしょう。
103万円の壁問題から「手取りを増やす」方向性は正しいのでしょうが、同時に「間違っている」ようにも思えます。先ずは「薬」業界や「社会資本整備」の話である…埼玉県八潮の事故などは、まったく「他人事ではない」のです。戦後の復興期の老朽化した社会資本が、「更新期」を迎え…お金が足りません。だから財源は大切です。
でも官僚は「狡い」のです。「借金」は強調しますが…相方にある「資産の処分」をしません。「要らない資産」の処分を加速させ、「制度」を見直すべきでしょう。やるべきことは、山のようにあるのです。
次々に「恩恵」だけを求めるなら、「削る作業」をして…「天秤」にかけるべきでしょう。消費税を20%まで上げて「社会資本」や「社会制度」を、もっと充実させるか…議論を深めるべきです。官僚の多くは、北欧型の「福祉国家」を理想社会としています。自分達の「裁量権」が増えるという…特権もあるからでしょう。物事は、必ず「2面性」があり、色んな考え方が存在します。株式投資と同じで…難しい選択なのです。
その…「生まれた頃」の教育は、トランプ大統領も同じです。彼の幼少期は、手を付けられない「悪ガキ」でした。仕方なく…親父は ニューヨーク郊外にある私立学校「ミリタリー・アカデミー」に入れます。彼はそこで…「寄宿舎生活」を送り、規律や指導力を学んだそうです。
これは、退役軍人が軍隊をモデルに開設した学校で、ルールに従わなければ「制裁」が待つ環境だったと言います。常に兄弟同士で、競争を強いられ、「勝ち」「負け」に拘った…性格だと言います。ある意味で、長男のフレッド・ジュニアは、その生存競争に敗れて、酒に溺れて…脱落をしたのでパイロットの道を歩んだと言います。
その代わりに、彼はオヤジの会社の経営権への参加が、可能になったのです。でも凄いのですよ。カジノや不動産でやり手なのです。彼の考え方の基本には「勝ち」と「負け」しかないのです。
まぁ「ウクライナ問題」は、難しい…問題です。どの時代を基準にするか…。プーチンも習近平も、過去の栄光である歴史に溺れ…現状を軽視しているとも言えます。基本的な考え方の根底が、違うから…「意見対立」が激化します。

週末の米国株は、この会談(ゼレンスキーとの)決裂を受けて…一時的に続落しましたが、大引けでは、悪材料を一旦は消化して、逆に「買い戻し」が優勢になっています。基本は「M7」に対する「見方」でしょう。
「グローバル化」(地球連邦時代)の道を歩んでいますが…時代は「揺れ動き」ます。カタルは、先ずは「戦争をやめる」べきだろうと思っています。ゼレンスキーは和平の条件として安全を求めていますから、「NATO」への参加を、得られるかどうかでしょう。問題は「プーチン」です。再侵略をすれば、「NATOへ自動承認」になる制度を、担保すれば…和平になると思っています。今直ぐの参加は無理でしょうから、侵略と同時にNATOへの参加承認です。
やはり一番怖いのが、トランプの「我儘」が過ぎると…欧州を始め、世界中から米国の枠組みを「疑う」概念が、浸透することです。
もともと…「ドル」と言う…基軸通貨は、世界の安全保障を担っているから、その代償として与えられた「特権」のようなものです。トランプ大統領の主張は、理に適った正論にも思えます。米国の弱点は、二つの債務問題です。財政問題と貿易収支です。でも同時にデジタル分野で、膨大な利益を得ています。この「デジタル税」の導入が、諸外国の武器になります。
米国は、時間を掛けながら…「普通の大国」になるのでしょう。「覇権国」ではなく…普通の基準です。だから貿易収支問題、そうして国際援助を削り…世界の警察官の役目を終えます。真っ先に…USAIDの解雇が実施されました。この組織(USAID)は、世界各地に数十億ドルの援助を配分する政府機関で、連邦議会による立法を経て1961年に設置されたそうです。財政問題の解決です。
日本は、役目を終えた組織でも…「名前を変えて」組織を存続させて、官僚は増殖しています。解体とは、その多くは「名ばかり」の現象で、予算を残します。ここが「狡い」のです。アメーバーのように増殖をしています。だから目に見えない…必要のない予算が沢山あります。故に、資産を処分すべきです。
この実態は明らかにされません。メディアは仲間だから、誰も伝えませんが…東京に住んでいると、東京都の「財政」が豊かな事が、よく…分かります。広大な「空き地」が至る所に存続しています。一度、詳細な「バランスシート」を作成すべきでしょう。国家も同じです。良い機会ですから…取り組むべき「課題」です。
ゼレンスキーとの会談決裂を受け…「EU」の対応が注目されます。概ね…「好意的な主張」が、伝わっていますが、内心は「ウクライナは犠牲」になっても、構わない…と思っている可能性もあります。だって…EUも「政情」が不安定です。意見対立が激しいのです。だってインフレや、中国の過剰生産体制で…その「皺寄せ」を受けています。結局、食えなければ…「大義」(理想社会実現)も薄れます。
世界情勢を観れば、誰の眼にも明らかで…時代の「端境期」なのです。

だから「AI革命」が進展しています。此方を読んでください。会員でないと読めないのかな? まぁザックリ…言って、「見出し」通り…なのです。「NVIDIAがGPUで量子の覇権取りへ」何が、すごいか…例えば、医療分野に限定すれば、AIが新しい創薬を今までの数百倍の速さで達成するのです。
カタルの勝手な観測ですが…量子の世界は、膨大な実験を「シミュレーション」(模擬実験)で、その時間節約が出来ます。これまで創薬をする場合、臨床試験に至る前に、動物実験などの過程を経ていましたが、ハッキリ言って「臨床試験」まで、飛ばして…いきなり治験の最終工程(第III相試験)に入れます。人類の「進化の時間」が、一気に…早まります。
「5000億」ドル投資と言う金額は、兎に角…「すごい」のです。ラピダスの1兆円で大揉めしている時間ではありません。世界時間は、約75倍です。 さらに北海道新聞は人材不足を伝えています。同時に…成功しているTSMCの貨幣乗数効果の話が此方です。
だから「エヌビディア」の決算を背景に、まもなく…カタルは株価が反応するだろうと思っています。早ければ…年末には「新しい思考」が生まれるのでしょう。
何も…偶然、「ウクライナ問題」が浮上しているのではなく…米国の関税問題は、新しい「時代の扉」を開ける過程に過ぎないと思っています。その過程で、ドルと言う「基軸通貨」問題が、どの程度…深刻化するのか? 「金」の現物輸送を伝えました。
最後は、実物に勝るものはありません。ドルなんか…紙屑です。それに合わせ…人間は、先ずは「食」が一番です。次に健康、住宅環境などになります。だから…「衣食住」が満たされ、安全な社会が望まれます。夜間でも「街を歩ける」社会です。日本はある面で「優れた環境」でもあります。村社会論を、いつも卑下しているカタルですが、一方ではその制度を認めてもいます。でもその「ブレ方」(振れ方)が余りに清貧思想に「傾いた」から…修正すべきでしょう。
何故、カタルが「割安株」評価の株も、時々…紹介しているか?
此方は本日、届いた読者からのメールです。
「前略、先日利確報告させていただいたKです。「シンニッタン」(6319)403円でTOBです。これもほぼ4年前、配当目的で…何回かに分けて購入、平均250円で2000株、ありがとうございました。待てば海路の日和あり。ところで、パッパラパ―という言葉、私も大好きです。関西弁やと思っとりましたが…草々」と言うメールですね。
何も…このメールは「偶然」ではないのですよ。時代が、ようやく「変革期」に来たのです。内部留保ばかり「貯め込む」企業は「TOB」や「MBO」の対象になります。同時に、日本的な「経営手法」は、「曲がり角」を迎えていますから、「東芝」は「セブン&アイHD」、同時進行で「日産自動車」の流れも来ています。実は、自動車部品関連株の多くは「割安株」です。
読者層が幅広く…どの読者層に、的を絞って解説するか悩みますが、「市場の整合性」の一環なのです。ゼレンスキーとの会談決裂は、色んな事を示唆している重要な「キーワード」の一つですね。今、話し合いが始まっているEUの反応を見て…「時代」が流れます。
我々にとって、大切な事は「本手」を歩む…ことです。
投資は、碁で言う「本筋」と言うのかな? それとも「本手」? 「いい手筋」と言う歩みがあります。先は読めませんが、間違いない「筋」です。
カタルが何度も語っている「ROE経営」は「本手」の一つです。だから「デンソー」(6902)なのです。今は、時代が「ブレ」ていますから…米国も「1.5%のマイナス成長を連銀予測モデル示唆」と言う報道が出て来ました。カタルが、事前に「散々」述べて…この時期を待っていました。7%前後の住宅金利に「耐えられる」はずがないのです。
加速すれば…必ず「落伍者」が多く生まれ、時代の「揺り戻し」になります。でも日本だけが世界から、大きく遅れた「清貧思想」を貫きました。
最高裁の東京機械判決や東京地検の政治資金問題などは、その現象の一つです。時代の進化を妨げているのです。しかし…日本人の多くは、未だに…「時代の流れ」を理解してないから「フジメディアHD」(4676)の事件が起こります。根底に、流れる時代は「セブン&アイ」も「東芝」も「フジメディアHD」も、みんな同じ底流です。
何故、何度も「同じこと」が繰り返して訪れるか?
カタルはメディアが「正しい報道」をしてないから、日本人が劣化しているのだろうと思っています。最後は「教育問題」になります。相場と言うのは、市場は、時代を映す「鏡」なのです。
だから時代の正しい解釈がないと…カタルが、語っている筋を理解できません。何も「ジェイドG」(3558)に拘っているのでは、ないのです。一つの事例を説明するのに「相応しい題材」だからです。売上げ高の成長率が、過去10年間で28.68%の伸び率で…何故、PSRが1倍以下の評価のまま…なのですか?
更に…「ユニクロ」(9983)や「ZOZO」(3092)と、比較すれば…良いのです。だから2026年の「売上高営業利益率」が問題になると述べています。非常に「分かり易い」事例です。自分自身で、電卓を弾いて計算をしてみれば…株価が1万円と述べている理由も理解できます。
同時に、日本は「ROE経営」への転換期を迎えていますから、その核である「デンソー」(6902)は、トヨタグループの「SDV」の要になります。だから「時代の変化」を観る為に欠かせない投資になります。
今、目先はトランプの関税問題に市場が揺れて、紹介した「金利高」を消化できない可能性もあります。だからアーク投信のキャシーウッドさんは「バイオ関連株」を買っているのです。この選択時間もあります。

日本には少子高齢化の進展で「喫緊の課題」である医療費問題が浮上します。だから…大口のファンドが、介入を始めたと「思われる」(カタルの勝手な解釈です。)「エムスリー」(2413)に「リクルート」(6098)を超える可能性が在る…「相場」が生まれるかもしれません。何故、カタル銘柄で、成功した事例を出して…銘柄を対比させているか?
リクルートの人手不足問題は「インバウンド」などが「切っ掛け」になっていますが、同時に少子高齢化で、どんどん「団塊の世代」が現役を離れ…空白を埋めるから、人材投資の復活を観た相場です。だから3000円から1万円に伸びたのです。
ちゃんとした「時代背景」を解説して…カタルレポートは作成されています。日経新聞の記者などは、みんな3流ですよ。たぶん自分の足で現場を歩んでいません。エリートは、官僚と同じで…地方勤務を経て海外に行きますが、現場の体験が不十分です。末端で新聞配達などをしたことがないのでしょう。新聞の勧誘をしたことがあるのでしょうか?
現場経験もなく、その辺で集めた資料に「肉付けする」だけだから…偽物報道になります。自分の立場を、客観評価できないのです。鶴田天皇時代を観れば、分かります。フジメディアの日枝さんと同じようなものです。
僕らは「本手」を歩みましょう。多少、時間が掛かっても、必ず…「時代がやって来ます」。メールに在った「シンニッタン」(6319)の事例は、偶然ではないのです。「必然的に」起きた現象なのです。市場が「淘汰を促す」のです。日産自自動車の債券が、「ジャンク債」(危ないランク)扱いになる現象も「市場の淘汰」の加速です。だから世界時間に、日本時間も合わせねばなりません。早く…早くなのです。また明日。