内閣府が発表する景気循環は色んな歴史があります。戦後の荒廃から立ち上がる時にインフレが加速し、当時、米国からドッチ公使が来日され、強烈なデフレ政策(ドッチライン)の荒治療をしています。年率40%増だった通貨量を、いきなり6%増に抑え、毎月10%も伸びていた賃金を、年間で14%増に抑えたそうです。
この結果、昭和23年3月から24年3月まで50%も上がっていた消費者物価は、逆に10%ものマイナスに転換したのです。でも同時に生産量も大きく減り、40%増から15%増に鈍り雇用は減少したそうです。
この窮地を救ったのが「朝鮮動乱」の神風です。北朝鮮が南下して戦争が始まったために日本は、その物資の供給基地として、特需が発生して在庫が一掃されました。最も難しい時期に、日本は神風が吹いて…戦後の荒廃から立ち上がって来ました。これが「奇跡の復興」と言われる舞台裏です。今回のコロナ騒動も、似た環境に見えます。
内閣の景気判断では、景気の谷の判断は昭和26年の10月ですが、朝鮮動乱は昭和25年の夏に始まっています。特需効果が波及する時間は、やはり1年程度、掛かるのでしょう。今回のコロナ騒動の動きは、2月末から株式相場は大きく下がり始めています。この時間感覚では、来年の春ごろに転換するのかな? 2018年10月が景気の山だそうですが、この8月で、既に20カ月の後退期間になっています。
今、ロコンドが下げてきました。 先ほど2940円で100株を買ったので、その50円下の2890円で、もう100株の買い物を用いてみます。
話しを戻しますね。前回の「いざなぎではなく…いざなみ景気」(2002年1月~2008年2月)は上昇期間が73か月となっており、戦後最長の景気拡大期でした。起点が2002年1月になっています。
しかし…カタルの感覚時間は、そうではなく…あの時は不良債権処理の最中で2003年の5月にみずほ銀行が10万円を割れており、こいつが駄目なら、何をやっても駄目…と思い、当時はみずほ銀行が倒産すると市場で言われていました。しかしカタルは、その10万円割れを買い進みました。だからやはり1年近くのタイムラグを感じます。
あれ?また買えました。ロコンドの2890円を100株お買い上げです。次は、幾らにしましょうか…前回2819円から買っていますから2820円で指値を用いてみます。結構、2950円絡みで買ったのですが、やはり、すんなり抜けないから…調整波動かな?一回、フルイを入れた方が良いのでしょう。
なんでも…そうです。「押しても駄目なら、引いてみな!」と言います。乖離調整もそうなのです。高値を買っても、上手く人気が継続しなければ…「時期尚早」と考えて、調整を選択した方がいいのでしょう。
景気循環の話をしています。ここで、その内閣府が発表している日本の景気の山谷の表をもう一度リンクしておきます。要するに…今は、既に、景気の谷から立ち上がっていると思われます。
でも最近なのです。内閣府が、「景気の山は2018年の10月だった」と…2年近くたって発表している訳です。おかしい…と思いますが、たぶん、これほど経過をしないと検証作業は、なかなか上手く出来ないのでしょう。
だから株式相場は、ある意味で難しいのです。あらら…ロコンドに続き、ユビキタスも800円を割れて来たのかな? いや…まだ安値は800円です。もう少し下がるなら、カタルも追加で買います。何しろ…手持ちが多くなっています。
今日は…金曜日に述べて買った自動車関連の「ユニプレス」(5949)が高いですね。777円で買ったのです。でも少し前、カタルは1000円前後で売り買いをしていた株です。
トヨタは、どうでしょう? やはり高いですね。215円も高く7293円です。キャノンはどうかな? ほら…ね。 1800円を上回っています。今の株価は1863円まであり1823円です。
たぶんですが…この時期に発表される「悪材料の決算悪」は買い場なんじゃ…ないかと思っています。
だからカタルは、此処で「景気循環」の話をしているのです。皆さんには…賢い投資家になって欲しい訳です。馬鹿メディアに騙されない…自分の独自概念を持ち、値動きに翻弄されない投資姿勢を保てるように…理論武装をしている訳です。
僕らは、評論家ではなく実践家です。自分の頭で考える相場を、実際の市場で、確かめるわけです。何度も、何度も、この実験を繰り返せば…やがて確かな「投資術」が身に付くでしょう。カタルのレポートが、その為の「一助」になれば…嬉しいのです。でもカタル自身が貧乏人なので…カタルが正しい訳ではありませんから、あくまでも参考にする程度にして下さい。
常に…カタルは事前に、述べています。決して…結果論を観てワイワイガヤガヤ言っている訳ではありません。そうして、その辺の評論家とは違い、たとえ僅かでも…必ず相場に参加をしています。カタルだって、皆さんと同じです。
いくら証券マンの経験が長くても…株で損をする証券マンはたくさん居ます。でもカタルは本物を目指し…常にステップアップを続けています。
社員セールスを辞めて、歩合セールスに、そうして今は投資稼業です。しかし、なかなか上手く行きません。歩合セールスを辞める時は…年間で倍増の目標なんか簡単だと思って始めたのです。でも最初の2年間は、倍増を達成しましたが、2018年はトントン、そうして昨年は800万が300万しか増えていません。今年は1100万円からチャレンジしていますが、なかなか増えません。倍増と言うのは、やはりハードルが高いですね。
でも皆さんと共に、カタルは頑張ります。この時期に決算数字はあまり重視しなくても良いと思っていますが、市場の動向を見ると結構、株価は決算動向に大きく反応して動いています。
だからチャンスかもしれません。カタルは、常々、今の市場は「素人化相場」…と思っています。皆さんの反応は、あまりに幼稚な反応に見えます。だから少しお金があると…いくらでも騙せそうに見えます。でもカタルは相場を動かせるほど、お金がありません。100株や200株を売り買いしても、株価はビクともしません。
まぁ、無理をせず、ブツブツ投資を敢行すれば…失敗も緩和されます。
誰も未来図は分かりません。へぇ~凄いね。田中化研は連騰しています。たしか…金曜日はストップ高でした。カタルの好きな株で「カタル銘柄」です。カタル銘柄は、基本的にブツブツ投資を敢行すれば…このように復活してきます。たとえ…高値を買ったとしても素質のある株ばかりを選択しているつもりです。一応、この点はプロだと自負をしています。故に、ロコンドも、ユビキタスも上がり続けると思っています。
今回の会員レポートは、なるべく…「チャート論」を参考にして、解説をしています。明日はユビキタスのチャートを使い、何故、この株の上昇が続くか? その辺りの背景を、語るつもりです。奇しくも…ロコンドの後を追って、ユビキタスも動いている様に見えるのです。
果たして…本当はどうなのでしょう。事前に、未来を語るから、ペンネームが「未来かたる」です。果たして、そうなるかどうか…大胆に未来観測を展開します。
それでは本日はこの辺で…
しかし人間と言うのは、勝手な動物ですね。先日まで、早く青空の夏が来ないかなぁ~と思って、長雨の7月を過ごしましたが、やはりこのように暑いと…ヘキヘキしています。本当に…勝手です。人間らしい…カタルです。また…明日。