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かたる:久しぶりに三菱UFJは800円台の株価に戻って来ました。当然、日経平均株価も19000円台に突入です。当然のことながら…両者は連動しています。8月28日の高値、三菱UFJは826.7円、日経平均株価では19192円の壁を抜かないとチャート上は陽転しません。一部で、未だに下値不安を口にする弱気のチャートストが、強気に転換する節目が、この水準です。カタルは市場主義者ですが…市場がいつも正しいとは思っていません。市場評価は中長期的には、必ず正しいのですが、一時的に奇妙な動きをする事は良くあります。

一例を掲げると一昨年かな? いや昨年ですね。日本通信の動きです。カタルは100円台からの推奨でしたが、500円を超えた辺りから…打ち上げ宣言をしました。…が実際には、なんと1268円までの高値が存在しました。しかし残念ながらカタルの読みとは違い、現在でも収益は上がらず、格安スマフォは思うような伸びになっていません。おそらく時間が掛かるのでしょう。売り上げは確実に伸びていますが、期待したほど変化していませんね。

あるいは、ラオックスですね。この株もカタルは、日銀のサクラレポートをヒントにして本命に据えました。その時は、やはり100円台のスタートでした。カタルは300円を超えたことで仕上がり宣言をしました。しかし市場は564円の評価までしました。現在でもカタルが売りだと思った300円の株価を超えています。

一昨年、カタルが新興御三家を批判したアドウェイズのように馬鹿高値を、市場は付けることがあります。何れも一時的な評価ですね。現在でも期待ほど、広告収入は伸びてないようです。つまり市場で付けられる市場価格は、必ず、正しい訳ではありません。しかし中には沢井製薬などのように…、確りと世の中の動きを反映し、大きく育っている会社もありますね。この辺りの見極めは非常に難しいですが…、要するにケースバイケースなのでしょう。

逆のケースもありますね。カタルは、それぞれのカタル銘柄を、かなり高評価しています。しかし、なかなか実現しません。カタルは今でも市場は間違っていると思っています。必ず、時代の推移が、それらカタル銘柄の水準を押し上げると思っています。人間と言うのは面白いもので、いつも自分中心に、世の中が回っていると思っているのですね。カタルは…特に自分の考えに心酔する方ですね。だから皆さんは、当然のことながら、割り引いて考えないとなりません。

カタル自身は、いつも自分の想像が正しいと思い行動していますが…、現実は貧乏人の訳ですから…所詮、3流の域なのです。評論家なども、みんな同じです。貧乏人なのです。金持ちなら、今頃は、相続税がないシンガポール国籍を取得しています。まぁ、日本一の納税者になり、一度は名前を売りたいものですが…最近は高額納税者名簿が発表されなくなりましたからね。上位100名程度は発表しても良いように思いますが…。だって目標がないと、何処が基準か分かりません。

今日は、概ね材料株はお休みで、一般株の値戻しですね。三菱UFJの株価の戻りは悪いですが、オリックスなどは素晴らしい戻りになっています。今年の高値は2060円ですね。多くの大手企業は、みんな関空の案件にしり込みをして見送りました。唯一、フランス企業と共に参戦したのがオリックスですね。流石です。コンセッションは時代の流れ、投下資本は、必ず活かされるものです。カタルはリートを高評価しています。その為に、ケネディクスの1万円説を、打ち出すほどです。ただ問題は経営者ですね。需要はあるのに…意欲がありません。最近、ようやく経営者も指針にコンセッションを盛り込みましたが、どの程度の理解力かどうか…。コンセッションはフィンティックとも関連します。所謂、金融デリバティブ商品と言う見方もありますね。

まだ漠然としたものですが…1985年に世の中はファブレス化に動きました。プラザ合意が行われた時ですね。この意味をよく考えてください。あの頃、余りの貿易黒字の為に日本バッシングが起りました。アメリカ人が日本車をハンマーで叩き壊していた様の映像は、脳裏に留まったままです。製造業で負けた米国はファブレスと言う形で対抗します。この見極めが出来ずに、日本は政策変更できなかったのです。TSMCの設立は1987年です。それから鴻海精密工業(ホンハイ)などの躍進が始まります。今ではTPPですね。一部でTPPを受け、自動車部品などを買う動きがあるようですが…カタルは別の世界を見ています。

つまり経営とは…何か?という原点を考えています。まだ、カタル自身、あやふやな想像域なのですが、経営はパーツの組み合わせなのですね。背景にあるのは効率化と言う基準です。1985年前後を境にして、世界は製造革命が起きました。今度は金融力を利用した経営革命が起きるのだろうと思っています。設備投資は競争に勝つための投資ですが…この投資は金融力ですね。コンセッションは結びつきます。関空の存在価値が、どの程度あるかは運営力によります。日本シリーズを見ていて思いました。カープ球場もそうでしたね。最近では球場で、我が家のような感覚でバーベキューをしながら観戦できたり、福岡ドームでは、寝そべって観戦できるシートボックスがあるようです。その為に意外に球団経営も黒字化になっているようです。

低い利率を活かし、設備投資で…鞘を抜く考え方が、介護リートや物流リートですね。コンセッションは、ある意味で新しい形の設備投資運営のような物でしょう。もしこの漠然とした想像が正しいなら…オリックスは1万円台に入るのでしょう。当然、ケネディクスにも、その芽は存在します。世界でいち早くスマートコミュニティー化できるかどうか…。効率化される社会構成が、日本のGDPを押し上げます。人口が少ないなら、ロボット化を推進し、一人あたりの労働生産性を上げればいいのです。米国人の2倍の効率を目指せばいいのですね。その為に…人工知能開発などの冒険が出来る環境を作らねばなりません。社会にユトリがあれば…多少の無駄は気になりませんね。無駄があるから躍進が生まれます。カタルのような馬鹿がいるから、世の中面白いのです。馬鹿が活躍できる社会を構築出来れば…新しい時代へのスピードが更に上がるのでしょう。とてもじゃないが…アイサンテクノロジー(4667)など、買える株価水準ではありませんが…、博打を承知で挑む奴が、どんどん出てくれば、世の中、更に面白くなります。パイオニアも同様です。

さてケネディクスは関門の449円を維持しています。この株価維持は、非常に重要なアイテムです。逆に間もなく、この株価が下値に変化します。だから買い増しを考えている人は、もう少し様子を見て…買っても良いかも知れません。追加緩和期待などサラサラ考えていませんが、状況証拠は、やはり有望ですからね。先日、高橋カーテンウォールの話をしました。今回は、確実に2005年当時を抜いているように思います。合同鉄鋼は割安ですが、果たして…どうかな?

何か…この辺りの感覚は、航空機に似ていますね。ジャムコは最初、全く動きませんでした。しかし、航空機市場は、当時から非常に好調だったのです。時間を置き、円安を切っ掛けに採算が急改善し、ジャムコは大きく育ちましたね。同じ条件ですが…大阪チタンは、未だに収益改善が遅れています。時間のズレがあります。ビルの外壁は海外輸入が少ないので利益が上がるのでしょう。しかし鉄鋼は、H製鋼を始め…なかなか改善しませんね。でも川岸工業のように好転している会社もあります。この辺りの読みをどう活かすか?

多くの人は目先銘柄にばかり目が行きがちですが…値動きが激しいのは、既に博打領域なのですね。Vテクを見ても分かります。あの3兆円投資報道が本当なら、1000円も上がった水準ですが…カタルは、再び買う事もあると思います。全てはケースバイケースで、自分の力量把握に尽きます。カタルは、いくつかのヒントを掲げ…それぞれの背景を解説しているつもりです。下値水準を切り上げている…まだ動いていない株の方が、魅力的とも言えます。それぞれの投資家が、あとは自分で判断する事ですね。

中にはアイサンテクノロジーのような博打を選ぶ人も居るでしょう。既にこの水準なので…多くの株は、戻り相場に入っていますね。日阪製作なども戻っています。この株は日銀短観をヒントに設備投資で選びました。でも今の所は…全く手掛けている筋は居ませんね。まぁ、どれを選択するかは、皆さんの自由です。互いに頑張りましょうね。



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