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かたる:本日は当然の一服と見られます。自動車が日経新聞の一面を飾っていますが…確かに数字は良いでしょうが…株と言うのは「変化率」を買うものなのです。いくら儲かっていても変化の見込みがない大人に食指は動きません。やはり変化の激しい子供に投資をするのです。この判断基準が人間の「性」ですね。既に米国自動車は頭打ちで、好調は続きますが…リーマンショックの落ち込み分を埋めているだけのイメージが強くあります。トヨタのAA型株式には、正直ガックリです。

先日の安川電機の決算に続き、本日はファナックが蓋を開けると言います。どんな推移なのか? 一般的にカタルは、世間は…過度に中国経済を悲観しているように見えます。これは偏見ですね。メディアは反中意識を煽っている様にも思います。確かに、日本人からすれば…領土問題が絡み、更にマナーの悪い中国人観光客を見ると…毛嫌感を持ちます。これは感情論だから仕方ありません。しかし…日本だって、農協の買春ツワーが批判された時期もあります。

仮に中国共産党5中全会で、新5年計画目標が6%になっても…凄い数字ですね。現在の予想は6.5%前後とされています。IMFは「元」をSDRに採用するとか…。一方、イギリスもAIIBに出資したように、中国の基本姿勢の市場化を評価しています。悪戯に対立意識を煽っても、意味がないと思います。昔の文化は、全て中国から入って来ました。羅針盤、火薬、紙、印刷の4大発明に代表されるように…文明の先進国だったのです。日本人の根底にある儒教の精神もそうですね。

自走車走行絡みが、市場のテーマの一つです。カタルはサラ金と共に…、今回注目し、何度も、レポートで取り上げています。その一角のクラリオンが、昨日決算発表をしていました。この報道を受け期待感が強かったのか?…、朝方は売り気配スタートでしたね。もともと、自走車関連に業績期待など存在しません。カタルは前からパイオニアを本命視しています。先日、258円で買いましたね。その後も…カタルは何度も、売り買いを繰り返し、暫くは株価を追うと宣言しています。更に昨日はアイサンテクノロジー(4667)も紹介しています。何れも…博打株の領域です。所謂、「仕手株」領域ですね。

パイオニアは、昨年9月の352円を抜きました。しかしこの後も重く…2011年3月の452円が目標になります。此処を抜くと…しばらくは、青天井になります。仕手の発展具合によりますが…4桁目標も、あり得るかもしれません。しかし500円までは、かなり動きが重いと推察されます。仮に、これを抜ければ、一気に値動きが軽くなりますね。果たして仕掛け筋の力は、どの程度か? カタルは下値を待っていましたが…なかなか追加で買えず、本日は、少しだけ買ってみました。当然、より一層の博打株、アイサンも…昨日、レポートに書く以上、買っています。まぁ、カタルの売り買いなどは、所詮、遊びの領域ですからね。相場観を養うためには、必ず、参加しなくてはなりません。証券マンの人は、他人のお金で相場観を養えるわけです。

さて、株価の値動きは、現実の認識と未来の夢にギャップが存在するか?…で魅力が決まります。スマートコミュニティー関連は、兎も角、天井が高いですね。現在は、みんなが中国懸念を掲げているので、此処にも仕手化のギャップが存在します。カタルは、例の3兆円投資報道を見て、再びVテクに存在するギャップに注目しています。もしあの記事が本物なら、近いうちに…再び大型受注がある可能性が存在します。時代は4Kから8Kに変わります。競争力維持のためには…継続的な投資が必要になるのです。ただ正直に言って、既に1000円以上も上がり、更に買うべきかどうか…悩みます。少しは…保持しているからですね。でもあの記事が本当なら…株価は7000円台へ向かう筈です。1万円目標を唄いながら…買ってみようかな? どうしようかな? 売りたいような…買いたいような…微妙な心境ですね。ケネディクスに、似ている心境です。

みんなの心理と、逆の動きを株価はするものです。多くの人は一度、自分が買った株価より、下値に振られると、必ず、株価が戻ると…ヤレヤレと利食いを敢行します。昨日の三菱UFJなどは…その口でしょう。カタル自身もそうだから、他人批評など出来ませんが、此処が株の面白い所です。

さて、やはり一番の関心は、米国の金融政策です。この所、米国株は戻り、12月利上げ説が再び浮上してきたようです。昨日の記事で面白いものを発見しました。CMEで発表されている「FEDウォッチ」と言うものだそうで…10月の利上げ予測は5.7%だそうです。次回の12月は33.2%だそうで、この数字が70%以上になれば…市場は利上げを織り込んでいると言います。どうも市場関係者は、この数字を元にポジションを構築している可能性があるそうです。先日の「影のFF金利」と言い…面白いものです。サマーズ時間か…イエレン時間かは、相場観の基礎をなすもので…背景を、確り把握して行かないとなりません。証券マンは、常識ですからね。

昨日は小野薬も決算を増額修正に動いていました。この程度は当たり前なのですね。どのガンのタイプにも効く可能性が存在し、米国では引っ張りだこ…の薬だそうです。カタルがお金持ちなら、以前から手掛けています。プロスタグランジンに続く快挙ですからね。PD-1免疫チェックポイント阻害薬は、ある意味で…「魔法の薬」なのです。残念ながら全ての患者に効く訳ではありませんが…、一部の患者には非常に高い有効性が存在し、現在、あらゆるタイプのガンに対し、臨床試験が行われています。ただ既に、株価は、かなりの部分まで株価に織り込まれているのでしょうが…カタルは好きです。

でも、この時期の決算数字に、余り拘る必要はありませんね。所詮、サラリーマン社長が多く、控えめな予想に終始するのです。市場心理とのギャップに注目し、人気株の動向を見ておけば良いですね。証券マンはノルマがあり、数字をやり遂げるには、値動きの激しい人気株を追うしかありませんね。おそらくパイオニアは、株価が飛ぶまで続くと思っています。安ければ買い、高ければ売り、何度も繰り返し…、たぶん半年程度、来年春頃までこれ一本で、良いかも知れませんね。本当はケネディクスと言いたいところですが…ブラックロックなどの力あるヘッジファンドが参入しないと、かなり減ったとは言え…、この信用買い残は、依然、重いのかも知れません。新規のファンドが参加しないかな…。それでは…また明日。今日の主眼は「FEDウォッチ」だからね。



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