何故、戻りは鈍いのか?

日経平均株価とNYダウの比較推移
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日経平均株価とNYダウの比較推移

この所…米国株の戻りは良く日本株の戻りは鈍いですね。先ずは、その様子をご覧いただきましょう。グラフは日経平均株価と、赤線はNYダウの株価推移です。如何でしょう。NYダウは既に8月、9月の落ち込み分を埋めていますが、日本株は…2万円は兎も角、19000円にさえ届いていません。NYと同じ水準なら、2万500円程度に戻っても不思議ではありません。

この違いは…資金の流れでしょう。基本的に量的緩和を終了し、利上げ観測により世界中の余剰資金が、米国に還流しているのでしょう。つまり米国の景気は、すこぶる好調の筈です。事実、自動車販売も大きく改善しピーク時の水準に戻り、しかも価格の高いピックアップトラックが売れています。ただ新規住宅着工など…は、ピーク時に戻っていませんし、インフレ率も低いままです。雇用統計は大きく改善されましたが、依然、二極化の様相で、雇用環境改善を求めるデモなども多いようです。

一方金融は、ようやくリーマンショック時の制裁金などの支払いも縮小し、正常化を歩んでいます。しかし自己資本比率規制のクリアには、まだ時間が必要のようですね。リストラも行われているようです。カタルは、この辺りの現象から景気回復は「薄氷を踏む」展開と…読んでいる訳です。米国は市場主義の国ですから、NYダウの下落から、政策変更によりイエレン時間から、サマーズ時間に変化しNYダウは戻り始めました。しかし…NYダウが高値を更新するようなら、12月の利上げもあると思っています。現在の市場は既に、利上げは年内見送り…との見方を前提にして動いているようです。

興味深いのはアルファベット(グーグルの親会社)、マイクロソフト、アマゾンなどが、新高値を更新していますね。何れも、新時代(スマートコミュニティー)のプラットホームの会社です。プラットホームと言う表現は、新しいサービスを使用するにあたり、必ず利用するからですね。使用料が見えない形で…搾取されています。ゲーム課金などの事例を考えると分かり易いでしょう。

一般的には中国懸念が存在し…日本も大きな影響を受けると言う「誤解」があります。カタルは何度も…マネーストックの伸びが13%台だから、大きな落ち込みにはならないと述べています。日本はバブル崩壊当初、三重野元日銀総裁は、株や土地が下がっても実態経済には影響がないと…金融を引き締めたのです。中国はこの1年で、今回は6回目の引き下げだそうですね。しかもダブルで、利下げと預金準備率の引き下げも実施しています。既に経済規模が世界第二位で巨大なので、6.9%と言うGDP成長率は、異常に高い数字だと思います。通常は5%前後が当たり前でしょう。何れ3%台に向かいますね。

本日の日経新聞に液晶の設備投資の話が…一面トップでしたね。なんと…驚くなかれ、3兆円投資とか…。なるほど…これで納得ですね。Vテクが、異常に強い戻り方をした理由が分かるようです。あの大型受注発表から株価は既に1000円も上げましたが、この日経新聞の記事が本当なら…Vテクは売りではなく買い増しが正しい投資姿勢ですね。考え直さないといけません。当初、見ていた1万円の株価実現も、可能性が出てきました。

この事例のように…間違ったイメージと実態経済のギャップが、中国経済の見方には存在するのでしょう。この事は、何れ時間の経過でハッキリと分かります。ファナックなども…戻ることに成るでしょう。ファナックは売上高利益率が、非常に高く効率化された会社です。ユニクロなどが持て囃され、指数の寄与率が高いですが…ファナックの存在感が、これから増すと思いますね。何しろ必要以上のお金を、株主還元に回す経営姿勢は誠実で、好感されます。年金運用者ならAA型株式発行のトヨタよりファナックです。

日本株が大きく上がる条件として、ROEを15%水準に引き上げる必要があります。これが世界基準です。現状は8%目標にしている所が多いですね。だから村論理のなかで、何十年も胡坐をかき、成長できない企業がゴロゴロしている訳です。富士通など代表事例です。クラウド、IoTの時代ですから、本来なら高成長企業の筈です。東証はROE基準を満たさない企業に対し、上場廃止基準を設けるべきです。そうすれば、経営者は努力します。このままでは…折角の好機、日本の金融優位論が時間切れになります。現状はまだ米国金融より邦銀の方が優位の筈です。問題は金融庁が「フィンティック」に関する規制緩和を、どのスピードで行うかです。これからの時代、この評価は大きな成長力の差になりますから…、関連記事は注意を持って読む必要があります。良い銘柄が浮かんだら…カタルにも教えてくださいね。

現在の読者層は、どの辺りなのか? カタルの原稿は、ちょい読みの人にとって難しいらしく…一定の読者層はいるようですが、なかなか増えませんね。平日は6000人程度で土日は4000人ぐらいのようです。平均すると…先月は一日あたり5512人で、今年は5月の6591人が最高のようです。海外からのアクセスも多いようです。このホームページを通じ顧客募集を掛けたことがありましたが、多くのは学校の先生やお医者さんなど知識レベルが高い人が多かったですね。大学教授なんかも…多くいらしゃいました。大体、学校の先生は、結構、株が好きです。むかしカタルが新人の頃、内山先生は、もう亡くなられたでしょうが…、彼は低位株専門で、毎日、10件から20件程度の注文を発注していました。毎日ですよ。この投資方法など…現在には、合っているかもしれませんね。お金が出来たら…カタルも実験したいものです。

原稿を書くにあたり、いろいろ調べますので…時間にして3時間から4時間程度かな…要するに自分の考えを纏める為に、この原稿を書いていますが…昔、難解で何を言っているのか分からなかった、ジョージソロスの「相場の心を読む」と言う本を先日、少し読んでみたら、結構面白く、今度、暇な時間に読み直そうと思っています。あの時は、全く理解できませんでしたが、今の知識レベルなら、彼の論理が理解できるかもしれません。最初は分からなくても、長く読んでくれていれば…何れ、カタルの考えるストーリーも、皆さんの理解が進むと思っています。最近よく使っている「イエレン時間」、「サマーズ時間」それにヘッジファンドのレイ・ダリオ氏の考え方は、非常に重要なのです。「ダリオ時間」は、明らかにイエレン女史は間違っているとの発想で…だから今回8月、9月に株価が大きく売り込まれたのですね。

株価と時間軸の考え方は、非常に重要ですね。カタルはドル平均法の投資ならお金が続く限り、必ず儲かると…カタルは述べています。時間軸の読みを間違えたケネディクスですが、これでも上下の波動は結構大きく、上手く利用していれば、かなり儲かります。要するに自分自信の力量把握が問題になるのです。お金は無限にはありませんからね。だからこそ…自分に合った投資方法が必要です。最近よく思うのです。如何にして、自分の気持ちをコントロール出来るかどうか…、株式投資の真髄は、此処に尽きますね。要するに自分自身との戦いなのです。互いに頑張りましょうね。



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