ITバブルの検証

たぶん初めてだと思いますが…オリンピックの「開催式」も「閉会式」も、カタルは全部、観ました。退屈な時間もあり、「楽しめる」と言う基準ではなかったのですが、このコロナ禍での開催は、何か未来において…重要な転換期だったと、後で思うんではないかと、記憶に留める作業をした訳です。

そのオリンピックの成果は、素晴らしいものでした。やはりお金をかけただけの成果はあったのでしょう。最後まで、米国と中国はメダル争いでデットヒートを演じていました。このメダルの獲得数は、ある意味で現在の国力を表しているとも言えます。その様子を20位まで掲載します。

このオリンピックと同様に…カタルの記憶には、過去の相場が「走馬灯」の如く甦ります。

ですが…流石に、馬鹿カタルです。自分の記憶を実際に調べると一致しない部分が数多くあります。1998年頃…あれは10月頃だと思いますが、カタルは自分自身で、なけなしのお金でソフトバンクを1000株、1000円で買ったと記憶していましたが、その時期に安値を付けていますが株価は違いました。

そうしてITバブルを迎えますが、これも…チャートと自分の記憶が合いません。カタルは1万円を超えるあたりまで強気で、それ以降、ソフトバンクの売買から離れたのですが…この記憶が正しいなら…1999年3月頃に、諦めたことになります。

しかし秋ごろまで…あの時はIT株に強気だったイメージがあるのです。年末にソニー株が連続のストップ高を演じ、翌年2月に、このIT相場が終わります。

何故、このITバブル期の相場をイメージしたか?と言うと…今の海運株の相場は、同じような経過を、これから歩むのではないか?…と漠然とイメージしている為、過去のITバブル期の検証をしているのです。

そのソフトバンクは2月に198000円の高値を付けますが…その後、株数は18倍になります。つまり現在の株価で11000円だと…ITバブル期の高値に並ぶのです。

Zホールディングス(ヤフー=4689)も、毎年のように株式分割をして凄い成長株になりました。1997年11月に上場をするのですが、カタルは、この株を自分で買うために資金を作ったのですが、それでは足りず、買えなかった想い出があります。

もし…あの時にお金があるなら…天文学的なお金になりました。何しろ1:2の株式分割を13回も繰り返して…最後は1:100です。つまり1株は8192万株になっているのです。まぁ、通常の神経の人は、みんな…株など、持っていませんが計算上はそうなります。

このITバブルの時に、カタルの所得は上京して…初めて1000万円を超えます。そうしてかみさんと娘はオーストラリアに海外旅行に行きました。

でも僅かな期間で…つかの間の休息と言うイメージです。このITバブルがなかったなら、カタルは転職をしていました。この「IRNET」と言う会社は、その為に創った会社です。既にカタルは35歳を超えていましたから、新たな勤めを見つけるのは困難でした。

その為に「IR事業で起業」をしようと思っていました。当時、「IR」と言う言葉は馴染みがなく…ソニーも日立もみんな総務部や財務、あるいは広報と言う部署が担当になっています。ソニーは広報部長、日立は社長室長に面談をして、IR活動の説明をした次第です。

1998年に転職を決意し、1999年はその活動をしていたら、株価が上がりだして…もともと株が好きなので…その当時、回った上場30社ほどの担当者にお詫びのメールを送り…株屋を続けることにしたのです。

あの時は、これからはネットの世界だと思っていたのです。電話線でインターネットに接続する時代です。繋げて…サイトを回り、電話を切って、パソコンに残ったキャッシュを閲覧する時代です。何故、ITバブルの話をするのか?

カタルは中国の台頭で、今は米中対立が激化して…ブロック化現象になっていますが、やはり「グローバル対応」が正しい道だと思っています。

イギリスのブレグジットも、トランプ大統領のアメリカ第一主義も…時代の「揺り戻し」現象の一環でしょうが、方向性は「地球連邦」だと思っています。

今回の様々な問題はサプライチェーンの話です。米中対立により、半導体など…が「地政学的」なリスクに浮上し、自国で育てようとしていますが…リカードの「比較優位」は、効率的な考え方であり正しい道でしょう。

何故、コロナ禍の中で、このサプライチェーンが問題になりコンテナ船の運賃が急騰して…海運株が大相場に突入するのでしょう。この背景には「隠された意図」がないか…という事を考えるために、ITバブルを検証しているのです。

ITバブルが起こり、人々は、その可能性にお金を流しました。だからアップルもフェイスブックもアマゾンも誕生と言うか…この時代が加速したのです。

中国の政策は面白いですね。ここに来て、このIT化と言うかクラウド化と言うか…未来社会の構築に逆行して、「もの造り」の実体経済に、傾斜し始めています。たぶん…新しい領域で覇権を争っても勝てないと思っているのかどうか…。そもそも中国と米国の基本的な理念は違います。

自由と規制の話も、面白いですね。社会的な秩序を維持するための「縛り」は必要です。その為に自由を何処まで…抑制(制限)すべきかどうか。

中国の行動規制は、今までは人々が豊かになって来たから…中国国民は共産党を容認してきたのでしょうが…ここに来て上海総合株価指数は長いことを高値を抜けていません。

上海総合株価指数の月足推移

2007年に6124を付けて…最近は3500前後を行ったり来たりです。既に14年ですよ。まぁ、日本の馬鹿政策のように、地価の下落に加担した政策を採用していませんが、現状を維持させるにも「四苦八苦」しているように見えます。何しろ…「寝そべり族」の誕生です。

今回の「学習塾」規制は…何故か、カタルの心に引っかかります。

森内閣かな? あの時の「ゆとり」教育に、似た事例に思えるからでしょう。人間はモチベーションを、どう高め…その高い水準のモチベーションを、どう…維持させるかで、その後の人生は決まると思っています。

株式投資で「儲け」を出すためには、どうしたら…完璧に儲ける公式を得られるのだろう?…とカタルは証券マン時代を通じ、今も毎日、実験を繰り返して模索しています。

本当は自制をすれば…儲けなど、簡単なんです。もうカタルは駄目相場の見極めが事前に付きます。だから絶対に「儲かるパターン」の時だけ、出動をすれば…いつも、確実に儲かります。ですが…常にトップであり続けたい…と言う欲が、自制心に勝り、常に果敢に…可能性に挑戦をします。

野村やロコンド、エーザイで敗れても…今度は、海運株で勝負と言う具合です。

でも今なら「S」君は絶対です。時間を要するでしょうが…1年後は、確実に株価は2倍以上になっています。今なら…リスクはほとんどゼロでしょう。だって…一般認識の四季報数字は大赤字です。通常は、この段階で、識者は株式を入れ始めます。そうして玉を沈めます。この投資法は100%近い確率で、絶対に儲かります。しかし…人間と言うのは「面白さ」を追求します。儲けより…「スリル」を求めます。

カタルはどちらかと言えば…「華やかさ」を求める人間です。しかし儲けると言う作業は地味な道です。そのバランスをどう取るか? 

人間と言うのは、時間には勝てません。確実に儲かると思っても、その時間を我慢できないものです。先ほどソフトバンクは18倍、ヤフーは819200倍の100倍だから…8192万倍ですね。そんなのは「机上論」です。

グロームHDの株価は下げてきましたが、このような時間軸を待たないと…成果は得られないのです。ロコンドもそうです。僅か1年や2年の休憩も待てないのが人間の性なのです。

そういえば…ワークマンの在庫調整、棚卸資産の回転率の話が、日経新聞に出ていましたね。このワークマンも成長株かもしれませんが、何処かでこのような…休みを入れます。この株も、まだ…たった1年半程度の休みです。成長株投資など…絵に「描いた餅」と言った意味の理解が進むと思います。バフェットのような人物は、ある意味で「狂人」です。

このITバブル期のソフトバンクのチャートは参考になるでしょう。ついでにあの当時のソニーもそうでしょう。必ず、「ストップ高」を付けるような相場になると思って相場に臨みます。参考までに…ITバブル期のチャートを添付しておきます。

ITバブル期のソフトバンクの日足推移

ITバブル期のソニーの日足推移


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