日本村論理推進…御用達の日経新聞は、いつも政策側の肩を持つお太鼓持ちです。まぁ、みんなそうですね。日本のメディアは、官僚筋からの情報がないと生きていけません。故にアドバルーン記事が多くなります。先ずは観測気球を打ち上げ、世間の反応を見て、政策実行への下準備をするわけです。安倍さんが、いくら頑張っても…所詮は限度がある訳です。まぁ、失われた時代とは言え…どうにか食いつなげるのだから「それで良し」と妥協する人生を歩むか…どうかの問題ですね。
カタルは不器用な人間ですからね。要するに、馬鹿なのでしょう。空売りもしないし…。本当は、株は駄目だから、空売りを自らする為に、証券マンを辞めたようなものなのでした。2010年の話です。しかし人間の本質は…なかなか変わらないものです。「三つ子の魂百まで」とは…良く言ったものです。株屋を辞めて、既に5年が経過しますが、未だに一人前の投資家に成れません。一方通行の投資では、やはり成果を得るのは難しいのかも知れませんね。
投資の為のデータを集め、試行錯誤を続けています。所詮は検証期間が必要で…時間がかかりますね。此方は、日経225採用銘柄の個別銘柄のサイコロジカルラインの平均値の推移を追ったものです。指数のサイコロジカルラインとは違います。まだ2年程度しか、データの蓄積がなく…このデータから推測するのは無理がありますが、比較的、サイコロジカルラインは、株価に先行するようです。1月20日の25.26を底に、21日は25.45でしたね。一昨年の追加緩和発動の時も、10月16日は25.34で、17日は25.22を底に反発をしました。このサイコロジカルが50を割れたのが…昨年の12月4日でした。およそ2カ月間です。昨年の8月も、同様の期間を経てからの回復でした。
今回のマイナス金利適用は、意見が割れています。成果が見込めない緩和などするべきではないと言う不要論ですね。基本的にお金は潤沢で資金需要がないから貸出は伸びないのだ…と言う考え方です。人間の欲の原理を知りませんね。人間の欲は無限なのです。いつしか日本人は…みんな小さくなりました。戦後の荒廃から復興を立ち上げた戦争経験者などの本物の経営者が消えた為に…、偽物が蔓延ったためでしょう。ダイエーの中内さんなど、激戦区からの帰還で…部隊は全滅だったと言いますからね。一度、生死の境を彷徨った人は、強いですからね。中内さんは、1300兆円の損失に、沈んだ最先端に位置していました。
政策って…凄いですね。カタルは外形標準課税適用など…も、大きな変化を社会に与えると思っています。ROE経営の推進ですね。GPIFが株式投資をしたと言う事の意義を考えると…こちらも大きなものがあります。日銀が何故、この時期を選び、追加緩和をしたか? カタルは付利金利の撤廃かな…と考えていましたが、マイナス適用まで踏み込みました。考えてみると…今回の追加緩和処置は、良く出来ています。直ぐに…253兆円の資金が移動せずに…この金利がマイナス要因になりませんからね。しかし銀行は恐くて…長く当座預金に、資金を預け入れることが出来ません。故に、徐々にマネーストックは増加します。米国の金融規制強化で、失われている流動性が、日本のマイナス金利適用で補われます。銀行は円を売り外貨建ての運用を増やします。米国債の金利は低下するのでしょう。
つまりイエレン氏の考え方が正しいのかどうか、まだ分かりませんが、この観察時間をプレゼントしたことになります。馬鹿は3月の追加緩和などに怯えていますが、今は年内に1度あるかどうか…。それも秋以降の筈でしょう。この間に、サウジなどの態度が変化し…原油価格が落ち着くかどうか。もし仮に今回のマイナス金利適用が空振りでも…良いのです。日銀の決意表明を知ることができ、とても恐くて…政策を馬鹿にして、カラで下値を売ることが…出来なくなりました。中国からの資金流出だって、色んな方策があります。預金準備率の引き下げでなく、オペ対応で資金供給しているのは、当局には自信があるからでしょう。レビー時間やら…ソロスなどの論理も、分からなくはありませんが…今、叩くのは、やはり無理があります。ロシア危機と同じで…時間が経てば分かりませんが、直ぐには、無理です。むしろ1年が経過するロシアでしょう。でも北方領土に絡む交渉推移からみれば…まだロシアもユトリがあるように感じています。
サミットを控え、男を上げる機会到来のようにも感じていますが、北方領土問題が解決されることを望む次第です。2島返還で…あとは共同統治にすれば良いと思っています。米国大統領は変わりますから、この機会に制裁解除に向け、仲介行動すると良いと思いますが…、中東のバランス問題がありますからね。難しいのかな? 国連の調整も難航していますからね。
さて株ですが、目先筋はスマートコミュニティーの小型株に流れていますが…、所詮は偽物相場が多く、困った問題です。カタルも…博打は嫌いではありません。007やJTECを、ずっと推奨としている様に…裏付けがなくても、夢は、夢です。ただ、この夢も上昇気流の時に起ると…大きくなりますが、下降気流の時に仕掛けても、なかなか成功し辛いものがあります。所詮は…ババ抜きなのです。
内需から選ぶと良いように感じていますが…これは賃上げの動向を見ないと、何とも言えません。春闘は来月、本格化します。今回の追加緩和で経営者側の警戒感が、どの程度緩和されるかどうか…。微妙ですからね。しかし追加緩和したおかげで…かなり経営者のマインドは、改善されたはずです。これは非常に大きいのです。
カタルはスーパーの売り上げが、プラス転換していると述べています。あと一歩で、期待インフレ率が大きく改善する間際なのですね。東京の商業ビルの賃貸料の推移を見てもこの事は、分かります。折角のアベノミクスの下準備が、消え掛かっていたのです。甘利さんの辞任など…大きな損失でした。民主党の連中は、本当に日本の事を考えているのか? 非常に疑わしいですね。余りに…利己的です。今回の賃上げは、可処分所得が増大し、消費がプラス転換するので、消費税の引き上げを円滑にする筈です。なかなかスピードが上がらないのは事実ですが…確実に日本経済は好転しています。名目600兆円の達成は不可欠なのですね。
この辺りの推移は…不動産株が、これからどう動くか…。市場の反応を、これから探ることになります。カタルが日経新聞の記事を見て、昨年、日本ヒューム管を買いましたね。あれは730円だったかな? あれは…今春のヒューム管の値上げを、見込んで買ったのです。しかし今年に入り株価が下げ続け…、一気にデフレマインドが蔓延し始めたのです。好調な建設会社も、簡単に値上げを飲まなくなりましたね。この辺りの感覚は微妙なのです。何故、高橋カーテンウォールが沈むのか? 本当に…微妙な問題なのです。
景気動向は、人々の気持ちなのです。人間の気持ちなど、天気が良く快晴なら、気持ちは晴れますね。天気の動向で、人間の気持ちなど、コロコロ変化するのです。如何に、人々が未来に対し、希望を持ち続ける社会を作れるかどうか…。日本人、皆に…希望を抱かせる政策が、肝要です。あらゆる市場指標は…分岐点にありました。この分岐点で、マイナス金利の適用なので…、しばらくは…強気で対処するのが、正解だと思っています。悲観論に耳を傾けずに…強気の対処をカタルは貫きます。まぁ、読者それぞれが、自分で判断する事です。それでは…また明日。