かたる:ようやく新聞屋の論調が…主眼に近づいてきました。本日の日経新聞一面(マイナス金利の衝撃)は、カタルが感じた事と同様の事が掲載されています。経団連の榊原さんの言葉をクローズアップさせています。同時に新日鉄の三村さんなどの村論理が紹介されていますね。「ボールを投げられても困る」となっています。これまで…、「のほほん」としてきた鉄鋼界、いい加減に自立しろと言いたいですね。お前らが、折角、解消した株式持ち合いを再開し、「失われた時代」を、更に引っ張った…張本人なんじゃい。ブラック企業などと言う忌まわしい概念を植え付けた仲間です。日本人から希望を奪ったのです。
同時に16面の景気指標面には、日銀の再来が心配されています。カタルが心配していた懸念ですね。1937年問題です。でも金融規制に、記事は踏み込んでおらず、まだよく理解してないようです。基本は、金利の上下より、金融規制に本質があります。
さらに原油高で株安になると…馬鹿な解説をしている人は、3面の「資源安マネー大移動」を読むと良いですね。日本はGDP比3.8%のプラス効果があると試算されているようです。中国は3.1%のプラス効果です。しかし米国はシェールガスを抱えていても0.7%のプラスと試算されています。このイメージが正しいのでしょう。こんな事は、みんな常識です。
本日も銀行株は売られ…カタルは「みずほ」を買いました。193円台だったようです。確かに…これから増える当座預金のマネーに対し、マイナスになりますが、現状当座預金残には付利金利が0.1%が付き、時間的な余裕を与えて、対処を考えるように促しています。銀行は恐くて…これまでのように当座預金に、資金を積み立てるわけに行きません。故に、現状の253兆円は…徐々に減る傾向になると思っています。つまり今までの緩和効果…追加緩和などでマネタリーベースを増やした政策の補完処置です。今度は、実際にマネーストックとなり、お金が市場に出回りますね。リート指数が大きく買われたのは…このためです。
ケネディクスは、まだマイナスですが…理屈からすれば、運用難ですから…資金はリート市場に流れますね。そうして利回りが、国債程度までは無理でしょうが…、4%、3%と徐々に低下して行きます。そうすると…1兆円以上資産残高の価値が、ドンドン上がりますね。それでは…何故、下げたのでしょう?
銀行もケネディクスも、需給バランスの問題だろうと考えています。銀行は持ち合い株の解消の最中にあります。ケネディクスは減ったとは言え、信用買い残がありますからね。カタルは、毎月のように期日が来ていますが…基本的に株数は維持しています。更に最近は、先日述べたように買い増していました。マイナス金利適用までは考えていませんでしたが、付利金利の撤廃は、あると思っていました。しかし流石、日銀。彼らは優秀です。この方策は…徐々に効きますね。何しろ当座預金には、253兆円ものお金が眠っています。この内のかなりの金額は、海外、おそらく米国でしょうが…アジアにも向かいますから世界経済の流動性も確保されます。いちごHDが高い事でもわかるように…需給バランスの問題でしょう。リートにも、これまで以上に資金が流れるでしょうね。ホテルファンドなどの目先にも、お金が流れるでしょう。
この意味は…眠っていた資金253兆円が、目を覚ますのですね。GDPのおよそ半分に資金規模ですから…非常に大きいのです。馬鹿な解説者が多く困ったことです。ケネディクスの4ケタ相場は…これで確定ですね。あとは経営者の資質の問題です。この程度の解説が出来ないようでは…証券マンとは言えませんね。普段から、自分で物事を考え、新聞の報道を疑って、自分でデータを調べれば…色んなトリックやマジックにも気付くのです。如何に、勉強が大切か分かります。カタルの場合、毎日書いているから、直ぐにイメージが沸きますが…きっと訓練しないと、現状の動きが市場の動きになって見えないのでしょう。
実は、あまり季節感がないのですが…良い記事を見ました。なるほど…と思いましたね。此方の記事です。「パワーインダクター」の話ですね。ここでは太陽誘電が紹介されていますが…村田なども手掛けています。でも最近のスマフォも…凄いですね。アプリで多コア化されていると言います。村田などが、大きく企業業績を上げてきたのはSAWフィルターの搭載がスマフォ向けに大きく伸びたからですね。今度は、このパワーインダクターなるものが必要のようです。太陽誘電を買いに行きましたが…買えないかな?
今日はケネディクスを筆頭に…みずほや他に、色々と買いに行きました。本当はケネディクス一本に絞りたかったのですが…何しろ…社長が宮島さんですからね。やはりオリックスと比べると…大きく見劣りがします。やはり成長分野は、「コンセッション」だと考えています。
アコムは金曜日かな? あれは木曜日かな? 買った株価から、既に100円高になりますね。ほらね…事前に、カタルはサラ金株の話を、何度もしていましたね。アイフルも上がっています。今日は「太陽誘電」を紹介しました。先日は「ピジョン」を…紹介しています。要するに、読者が何を選ぶか?…と言う問題です。シャープだって、上がって来ています。これは面白いですね。WSJの記事に、安倍さんは応えねばなりません。本当に日本に投資して大丈夫なのか? 世界から、問われている訳です。
株式市場には色んな見所がありますね。…それぞれの株価には、色んな意味が隠されています。その隠れた意味を、どう解釈して、自分はどう考えるか?此処が問題ですね。カタルの場合、いつもの事ですが…、こうあるべき論を展開して、勝手な解釈をします。しかし現実は、カタルが考えるような理想展開になりません。故に…失敗を繰り返しますね。日本が良くなるためには…基本的に、期待インフレ率を高め、みんなが未来に対する社会に希望を持たねばなりません。それが名目成長目標の600兆円の実現なのです。
それを東大法科の馬鹿は…みんな現実しか見ずに否定しますね。新日鉄の首脳の話が、日経新聞に載っていましたが…馬鹿ですね。もともとROE経営をすれば…、企業体質は筋肉質になるのです。GEを見れば分かります。早々に金融部門から撤退し…儲かる所に経営資源であるお金を向けています。だから…NYダウ採用銘柄に…長く君臨しているのです。他は、みんな消えています。流石…エジソンです。後継者が育つかどうか大切ですね。
日本は今、岐路に立っています。シャープの経営問題は、まさに黒船来航のイメージにピッタリです。グローバル化と日本村論理の対決ですね。ROEと総資産経営の対立構図に見えますね。だから開国論と尊王攘夷だと…カタルは述べたのです。
変化を畏れては…いつまでも堂々巡りです。エルピーダの教訓が生きていませんね。過去の失敗を活かし、未来に繋げるのが人間の進化でしょう。いい加減に…失われた時代のデフレ社会から脱出したいものです。ケネディクスの株価だけを見ていれば…想像がつくと言うものです。果たして…日本は、再びいつか来た道に戻るのか? それともスマートコミュニティーの扉を、自ら開けることが出来るのかどうか…。皆さんの行動が決めるのですね。
何度も、述べていますが…カタルが正しい訳じゃありません。カタルは自分が正しいと思う行動を、いつも採っていますが、実際の選択は、違う訳です。カタルは、グロスにサマーズ、更にダリオにレビーと…、イエレン時間の解説もしています。実際の選択により、未来が変化するのですね。みんなが…どの選択をするかなのです。出来ることなら、希望を感じることが出来る社会になって、欲しいと願っています。IRNETの当初の出発地点の精神は…今も、何ら変わっていませんね。「株式市場 日本を考える」なのです。それでは…また明日。