先ずはカタル銘柄の混迷する「東芝」(6502)について書かねばなりません。この東芝を観て…岸田政権は「新しい資本主義」と言う共産主義に近い考え方を述べています。彼の考え方は、米国の民主党のような考え方で…カタルの市場原理主義は、米国の共和党のような考え方です。世の中には、色んな意見があります。
でもカタルは日本の「失われた時代」を観て、「村社会」倫理は、既に崩壊したと考えています。日立が…♬「この木なんの木」…というCMを流して、最後に永遠とグループ企業名がずらずら並んでいる映像を…ご存じの方も多いでしょう。
ただ単に…利益率に拘らず、規模の拡大を目指した「総資産経営」です。
カタルは、これを批判しています。そうして逆に「ROE経営」で12%以上を訴えています。米国は15%です。儲かれば…雇用の維持の為に、利益率が低くても良いのかどうか?
上場企業に課せられた使命は、もっと高い利益率を目指すことです。 何故、儲かると聞くと、我も、我も…とテレビに参入するのでしょう。日立、東芝、三菱の重電御三家からパナソニック、シャープに船井など…乱立します。何処も似たようなものですから、価格競争になり疲弊しました。もう馬鹿経営者です。
「赤信号、みんなで渡れば恐くない」と言う教育が浸透しています。そんな考え方で…未来が創れますか?
今、東芝に求められているのは、要らない分野、競争力のない分野を切って、競争力のある所に経営資源、つまりお金や人を配置しようと言う動きです。これを岸田は批判しています。日立は、日立化成などを売り、経営資源をもっと儲かる所に集めています。鉄道などはその一環でしょう。もっと独自色を出して…競争力を高めると良いのです。既に半導体産業は兆円単位の投資です。もう一企業が、お金を出せる水準ではありません。
しかし…日曜日の日経新聞の5面に「米、国主導でハイテク育成」と載っており、米国はこの半導体を中心に520億ドル、そうして驚いたのですが「サプライチェーン」強化に450億ドルを支出するそうです。米国も凋落したものだ…と落胆しました。
お金が回りません。本来なら市場で開発資金を得て、民間の力だけで中国との競争に勝つべきですが…近年の米国も時代の構造転換に、国民が付いて行ってないようにも感じます。市場原理からすれば…時代に付いて行くため、自分自身が変わり…研鑽を積んで、転職をすべきでしょう。
カタルは昔の株屋は、もう終わったと思っています。食えない時代、転職を決意してインターネットを学び為に、パソコンを買いました。クレジットカードが決済できず…別のカードで買えたのを覚えています。「恥ずかしかった」…。出したカードで決済できないなんて…それ程、貧乏だったのです。兎も角…時代に付いて行くため、電話回線時代に繋ぎ、このサイトの前身である「株式市場 日本を考える」を立ち上げました。
後になって…笑われました。このサイトはIBMの友達が構築してくれましたが、当時のカタルのホームページは、ワードで書いてプログラムと呼ぶにはお粗末なものでした。でも自分なりに色んな試みをしました。懐かしい想い出です。
時代は、何処に向かうか? そうして…その時代に合わせて、自分自身が変化しなくてはなりません。未だに官僚組織は、自分達が正しいと思っています。だから大学教授が、堂々とテスラ批判をします。もう狂っています。三重野元日銀総裁と同じです。市場は間違っており、自分達が正しい…と言って、その実験をした結果…33年もの「失われた時代」なのです。
この失政の結果、最後は母子家庭の…新入社員の高橋さんの命を奪ったのです。それも天下の電通での話ですよ。誰もが、羨む…就職先なのです。ノーパンしゃぶしゃぶの反省の欠片もない馬鹿連中が、堂々と…「森・加計問題」を、なんども、何度も持ち出してメディアを使った反撃をします。そうして、とうとう…再び、脳タリンの官僚の傀儡政権の誕生です。やはりカタルには、許せません。みんなが幸せなら良いのです。このままではガラガラポンは目に見えています。
東芝問題は、その象徴的な出来事なのです。自分の頭で考えましょう。日経新聞やNHKが正しいのでしょうか? カタルは38915円の高値を更新できないような、情けない国になった事を、ずっと嘆き…このサイトを書いてきました。皆さんに、日本の真実を知って欲しいからです。
でも…憧れるアメリカンドリームの米国も、日曜日のような半導体への補助金など観ると少しがっかりです。何故、この記事が心に刺さるのか…自分ではよく説明できませんが、凋落する米国の姿を感じた次第です。
本物の世界に行けるなら…もっといろんなことが出来るお金を手に出来ます。お金は道具に過ぎません。一番、大切な事は「心」です。モチベーションです。今、日本人に欠けているのは、この行動力を維持する「やる気」でしょう。東芝問題は色んな事を教えてくれます。
さて…維持率の維持のために川船を500株だけ利食いしたら、アララ…やはり高いですね。それ以上に買いたい株があったのですが、みんな…上がりました。今日は、何故か…カタルの注目している株は、全面高です。どうしたのでしょう。
今、日経新聞を開いたら…3面の東芝の解説の見出しを観て驚きました。
「東芝 株主還元に躍起」…との文字が躍っています。
嘘とは言いませんが、まるで官僚の作文です。カチンと来ました。やはり日経新聞と言うのは腐った新聞です。誰が、この記事を書いたか分かりませんが、編集長が認めたから掲載されたのです。日経新聞と言う連中も、反省をしない奴ですね。カタルなら「効率化の促進」と書くかな? 「経営資源の活用」でも…良いですね。
まるでROE経営を批判しているように映ります。
自分達の就職先、活躍の場が奪われるから…総資産経営をしたいのでしょう。情けない連中です。東芝のこのような混迷の姿を見るから資金が動くのです。東芝のようになっては駄目だ…と反面教師になります。だから「株主還元」相場なのです。あのような事例があると…これ以上の「内部留保」を積めません。だからTOBやMBOが行われ、配当性向をあげ、そうして設備投資に向かいます。
だから日本株は10万円なのです。
その原動力の支える野村證券ですが、皆さんに、ご報告です。カタルの野村証券だけの雪だるま口座の評価損が27500円かな? つまり一昨年末から始めた野村の投資は1年かかり、ようやく…「元のスタートライン」に戻りました。一年遅れですが、ここからです。この程度の時間の「ズレ」は許容範囲でしょう。時代投資とは、そう言うものでしょう。
でも「ソフトバンク」(9984)は、何故、本日は高いのでしょう。発表予定の決算数字はかなり悪い筈ですが…既に悪抜けですか? それとも…自社株買いの効果が勝っているのでしょうか?
昨日、買った「BASE」(4477)の決算は明日です。これも期待外れの筈です。
昨日は455円と428円だったかな? 本日付けた418円ですが…この辺りが下値の筈ですね。カタルはもう一発買うつもりで…先ほど、利食いできる川船を500株だけ利食いしたのですが…買えないようでは、意味がありません。トホホ…。
カタルが取り上げている株は、みんな高いですね。日本製鉄も三菱UFJに野村証券も…船が高いのが、一番うれしいかな?
今日は、此方の解説を読みましょうか…まだハッキリしませんが…基本的に、カタルは、モルガン・スタンレーの株式市場に「冬が来た」との見方より、IPモルガンの「株は買い時。-利上げリスク十分に織り込み済み」の意見です。
2月10日に米国のCPI発表のようですが…もう畏れることはないと思っています。何しろ、7回説も出ています。市場は5回を織り込んだと言います。しかし…このような意見もあります。
自分がどの選択をしようが自由ですが…基本的な事は、みんなの考えることが一緒になれば…つまり今回は「利上げリスク」ですが、僕らが知って…「市場が動揺」しているのを観れば…既に、十分にリスクは織り込まれています。
今回の混乱の発端はFRBの判断ミスで、市場との対話の仕方が間違っていたのでしょう。だから…こういう話も出てきます。分かりますか?
世の中に登場する…様々な事件や事象は、必ず、時代背景があります。振り込め詐欺も50‐80問題も「失われた時代」をつくった「失政の産物」です。傲慢に…「株式市場なんか、経済に関係ない」と述べた馬鹿が、上に行く仕組みが、何処か、おかしいのでしょう。先ずは真摯に何故、テスラの時価総額がトヨタを大きく上回る評価を受けるのか? その背景を探ることが大切です。
同じことなのですよ。何故、コンテナ運賃が、こんな馬鹿高値が生まれるのか?
この時代背景を考えるのです。一時的…と批判している奴らは、昨年、イエレンやパウエルが、「一過性の物価上昇」と述べた「同じ響き」に聞こえるのは…カタルだけなのでしょうか? 春節が終わり…コンテナ船の運賃が暴落する筈です。果たして…時代は如何に…?
そんな事で、本日は東芝問題を事例にしてレポートを書きました。それでは…また明日。
嬉しいな。ようやく川船は7000円台に入りました。しかし…PERが2倍で11000円です。下がったとはいえ…レーザーテックのPERは96倍です。2倍になれない川船か…それとも96倍のレーザーテックか? どっちの選択は正しいのでしょう。
また…明日。