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カタルの最大の関心ごとは「船株」に移って来ました。何故、このタイミングで…株価が下げて来たのか? この理由はサッパリです。

確かに分析では、上値は重く…手替わりが順調に進んでいると思ってきましたが、今一つ、新規の参加者を欠いているようでした。この状況は「板バランス」を観ていると分かります。しかし、チャート分析では順調に売り物を消化して…「新しいステップ」に移行していると思っていました。出来高推移a~bの様子で分かる。

日本郵船(9101)の日足推移

故に配当付きの期末は高く、配当落ち後に下げる展開を読んで居り…5月の上旬ごろから下旬にかけての「転換ポイント」だろう…と思っておりました。そうして最大のイベントである米国港湾労働者のストライキで、相場は一気に高値を駆け上がり、株価はPER3倍~PER5倍ラインに向かうシナリオを構築していたのです。

ところが…昨日の下げは不可解なものでした。何故?

一つは、昨年9月の「トラウマ」です。あの下げは経験をしたものでないと分かりません。一気に6000万円の儲けをカタルは吹っ飛ばしたのです。もし配当付き前に…常識のシナリオを採用して、手を空けていたら…昨年の失敗の最大の汚点です。

今回の下げは…この「9月の恐怖」を蘇らせるのに…十分な効果です。全ての船株は、関門と考えていた3月9日の安値を割り込みました。早々、川船が…7830円を割れ、商船三井も10080円を割れ、本日は日本郵船が10560円を割れました。カタルは割れないと考えており10600円で、本日も100株だけ買いました。

おまけに…昨日は大引けまで買っている始末です。川船を500株、そうして日本郵船も…です。追証が心配で仕方なく…枠を空けるために、儲かるBASEを売らされたのです。昨日は19000株を断続的に売る始末になりました。

本日は、今のところサイバーダインの1万株を投げさせられました。それ程…船に加担しています。謎は、どうなるのか? どんな…結末を迎えるにしろ、自身のシナリオを信じて…カタルは行動をしています。「率先垂範」とは…口で言うほど、生易しいものではありません。

先日の海事新聞のニュースは、市場で浸透してないようです。その全文を…もう一度掲載しておきましょう。前回は部分的な表示でした。この情報を読者から頂き…カタルの今回の行動が生まれています。前からのカタルの自説が裏付けられたから…重要なのです。Aさんに感謝申し上げます。このメールは3/13のものです。

「コンテナ船社と日系大手荷主の2022年度の輸送契約交渉(運賃交渉)は終盤戦に突入している。主要船社では大手実荷主(BCO)向け交渉は半分以上終わっているところが多く、ほぼ形勢も固まりつつある。世界的な海上コンテナ輸送の混乱が続く中、需給逼迫(ひっぱく)が常態化。大手荷主は軒並みスペース確保を最優先し、「運賃そのものが問題にならない初の運賃交渉」(船社関係者)となった。成約した契約運賃は、21年のスポット(短期)運賃並みという記録的な高値が続出しているようだ。

 22年の運賃交渉では、主要船社の供給スペースがどこも前年並みとなる一方、荷主側は軒並み出荷計画の増加を見込むなど、ギャップの大きさをどう埋めるかが課題になっていた。さらに世界的な海上コンテナ輸送の混乱でスペース不足が恒久化する中、交渉内容は極端なほど売り手優位の交渉となった。

 今回の交渉で焦点になったのは、供給スペースの確保。「荷主から聞かれるのはスペースのことばかり。運賃については全く話題にもならなかった」(船社の営業担当)。その上で、「こちら(船社側)が提示した運賃をほぼ無条件で受け入れているが、こんな経験は初めて」(別の船社の営業担当)という。いつもは2次、3次の選考まで行う大手メーカーの入札でも、船社側が1次段階で提示した金額を丸のみするところが少なくなかった。

 このほか、安定した輸送スペースを確保するため2年間など複数年契約を結ぶ事例も見られた。複数年で運賃を固定するため買い手(荷主)のリスクは高いものの、単年度に比べてスペースを確保しやすいことが大きな利点。船社も複数年の方が安定した利益を長期で見込めるため、スペース供給の提供を確約して積極的に受けたようだ。

 成約した運賃水準は航路や個別案件によってまちまち。今年1月時点では、日本・アジア発北米西岸向けでは、40フィートコンテナ当たり1万ドル前後が一つの指標と言われていた。既に決まったBCO向けでは、この指標を上回る金額が多かった模様。21年の運賃交渉でまとまった金額は3000―4000ドル程度とみられており、倍以上に値上がりした計算となる。」

長かったので…前回は割愛をしました。このニュースの意味を理解するために、事前の知識が必要です。コンテナ船は、ばら積み船より…スポット価格の影響が強く働く構造です。通常、船は定期契約と臨時のスポット契約に分かれます。普段、我々が材料にしているのはスポット価格の話です。

しかし収益の多くは、定期契約に影響を受けます。カタルの記憶が確かかどうか…ハッキリしませんが、ばら積み船は15~20%程度がスポットで決まり、コンテナ船は確か30~35%程度だろうと理解しています。つまりこのニュースはこのスポット価格に影響される収益が、定期(安定的な収入)に置き換わっているという話です。

このニュースを受けて…ブラックロックなどの機関投資家が高値を承知で、商船三井などを大量に組み込んだのです。だから最近の高値奪回が可能になりました。これを観て…カタルは日本郵船の時価総額3兆円説を述べています。

日本郵船(9101)の会社四季報の業績予想

このラインを達成すると時価総額の関係から、多くのETFファンドが日本郵船をファンドに組み込むようになります。この株価は17641円です。一株利益は5500円予想で、来期の予想は4100円ですが…海事新聞のニュースを観ると、既に外部環境は今期以上になる可能性があります。つまり四季報の4100円より…本当の数字は遥かに…上なのでしょう。この辺りが「次の焦点」になります。この増額修正が判明するのは、8月の初めです。故に船の相場は今年の夏まで続くというのが…カタルのメイン・シナリオなのです。

あとの問題は、需給バランスです。昨年9月のトラウマから「目先筋のふるい落とし」が必要になります。カタルは配当落ちかな?…と思っていたのですが、この相場シナリオを修正したのが昨日です。故に、船を再び…買い始めました。通常、カタルの感覚は、この手の相場の最後は、「華々しいフィナーレ」を迎えると言うものです。だからITバブルのソフトバンクなどの相場を、当初から…引き合いに出して紹介していました。

あの時にカタルは、ソフトバンクは高いと判断をした株価は1万円を超えた時からです。そうして、バカバカ…手持ち株を売りました。ところが年末から年初に掛け…その1万円のソフトバンクは、なんと…高いと考えた1万円の20倍近い198000円です。これが相場です。今、船を仕込んでいる機関投資家は「名うて」のファンドばかりです。

カタルは長い経験上…最後のフィナーレは「豪華絢爛」なものです。

誰もが馬鹿になる相場です。その可能性に賭けています。果たして…そんな華々しい相場が本当にやって来るかどうか…。カタルは、常に事前観測を打ち上げて…自ら行動をして…そうして本物を目指しています。「本物」になれるなら…お金は使い切れません。お金と言うのは、使うのに苦労をするものです。

さて…警戒していた船株は反発をしてきました。良かった…これが通常の相場です。この下げは配当落ちを即刻埋める「バカ相場」開始の為の「布石」でしょう。

それでは…担保の必要性が消えたので…昨日は大引け間際でも、そうして本日は寄り値でも利食いを先行させた「BASE」を、再び買い戻しに行きます。取り敢えず…447円で1万株を買いに行きます。ハイ、ただいま447円で1万株をお買い上げです。担保がギリギリなのです。だから、船が再び崩れると…また何か、株を売らざる得ません。常に目一杯の生き方を選択しているカタルです。

皆さんは、カタルのような馬鹿行動を止めましょう。自分の力量を守って、相場は下がっても、「楽しいな」…と言う水準に抑えましょう。相場が下がって、「どうしよう」…困ったな?…と思った人は、その時点で既に自分の力量を超えた取引をしているのです。

だから多くの人が相場で失敗をします。コロナ禍の追証場面を思い起こすと良いですね。あの時に原油先物価格はゼロではなく…マイナス表示なのです。絶対に…あり得ないことが相場では、時々…起こります。

今回はニッケル相場です。一度、成立した約束を「反故」にしたのです。こんなシステムは狂っています。あの時に、みずほ証券は、持ってないジェイコム株を市場で売ったのですよ。あり得ないミスが世の中では、実際に起こります。そうして自殺者を生んでいます。最後の清算です。

だから自分の力量は、自分だけにしか分かりませんから、常に自分の心と対話して…無理をしない投資をお勧めしています。株価などは、どっちに転んでも楽しいな…と思う程度に留めると良いのでしょう。BASEは順調です。あと「一押し」です。

この株価の滞留時間と出来高推移を観ると…ここで仕込んだものが勝利を収めるのでしょう。カタルは担保が空いたら、追撃で買い増しを実行します。本日は2000株を売って1万株を買いました。

BASE(4477)の日足推移

この「マザーズ株の逆襲」は、決まりでしょう。どうも…BASEは、既に445円以下で玉が買えるかどうか…まで進展して来たように感じています。確実に下値を切り上げて、続々…新規の賛同者が増えていることが分かる「下値を切り上げる」パターンです。まもなく「綱引き」の均等バランスは崩れ…売り方は、総崩れをするのでしょう。僕らは無理をせずに、下値を拾えば良いのでしょう。ノンビリやりましょう。

この外部環境は、日本にとって追い風です。基本は「動かないお金」を動かすことです。だからカタルは、何度も…「貨幣乗数効果」の話をしています。お金が、お金を呼び込むのです。テスラは駄目だ…ゴーンの報酬は間違っているとして…「村社会論理」を日本国民に押し付けたので…「失われた時代」が誕生して、国民は疲弊をしました。

今でも年金生活者に5000円を配る分配論です。岸田政権は全く理解してないように感じています。

あのトヨタの章男社長も、EVや自社株買いを先行させています。ようやく…ここまで来ました。デンソーの記事を散々…取り上げて、既に時代は変わったと述べてきました。自己資本比率を削って…自社株買いや設備投資をする時代です。

ようやく…長かった「失われた時代」が終わり、新しい「名目成長時代」の始まりです。今度は…積極的に動いた奴が、勝てる時代になります。「積極果敢」に挑戦しましょう。

それでは…また明日。



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