かたる:やはり…昨日辺りで、年度末ドレシング期待の目先筋の投げが、一巡したのではないかな?…と思っています。相場観とは…様々なニュースと相場の状況を観ながら構築されていきます。昨日はリーマンショック時より、多額の海外投資家の売りだとか…アベノミクス始まって以来の7営業日安、さらに民進党はGPIFの損失を独自試算して4兆7000億円の損失など…と言う文字がニュースで躍っていました。しかし…日経平均株価はそんなに下げていませんでした。むしろ昨日は反転の兆しを感じる銘柄が多く存在しました。
こんな相場観は、目先に過ぎませんが…、一応は下値を模索する場面ではないかと考えております。故に昨日から買い出動し、本日もケネディクスを中心に、昨日、不動産が上がれば銀行も…と述べたように、今回は変動率を重視し「三菱UFJ」も買ってみました。でもこちらは目先なのです。故に直ぐ売るかもしれません。どっちにしても、銀行株は「安い」の一言です。この持論は大昔からですからね。三菱UFJが4ケタ台にならなければ…正常な経済環境と言えません。これは最低水準で、通常の経済環境なら2000円前後が妥当だろうと考えています。
さて個人的な見解が当たるかどうか…。こんなものが当たれば苦労はしない訳です。本日のニュースは、様々なものがあります。パナマ法律事務所の顧客名簿の流出事件から、アイスランドのグンロイグソン首相が辞任し、税金逃れのM&Aと批判を浴びたファイザーとアラガンの合併は撤回され、オバマはグローバル論理を勧めています。何処の国も一緒で…権力者はスマートマネー(キャッシュレス社会)の構築に消極的ですね。でもこれさえ実施すれば、犯罪も脱税もなくなり良い社会になります。経済統計などもリアルタイムで分かります。電子カルテは当たり前、全てが効率的な時間運営になります。
はやくスマートコミュニティーを確立できた国が、世界モデルになるので、日本は既に構造改革を終えていますから、今がチャンスです。故に…007(ユビキタス=3858)などの新興企業は面白いのですね。GMが僅か40人の企業に10億ドル(1100億円)も払い、傘下に収めるスピード感覚なのです。何しろ、設立は2013年だと言います。これがスマートコミュニティーのグローバル論理です。シャープのゴタゴタの時間推移と比べてみると、その違いが明らかです。シャープについても触れなければならないかな?
カタルは基本的に、ホンハイ傘下は賛成で、かなりのスピードで黒字化し会社が立ち直ると思っています。2年なんか…要らないんじゃないかな?ただ見えないのは、有機ELは技術が確立されていても…量産化が極めて難しいのです。その為にホンハイの真意が読めません。故に実際に払い込みが行われる10月の少し前辺りに、焦点を充てようと考えています。こんな解説で良いでしょうか? 本当は不満ですね。最初の条件で通常は決定していたわけです。アホ社長が村論理で就任している為に、会社がバラバラの印象です。
さてカタルが関心を持ったニュースは、幾つかあります。まず真っ先に掲げるのが此方の記事ですね。バーゼル銀行監督委員会の金融デリバティブ規制が緩和される方向性と言う記事です。カタルは前から世界経済の足かせとなっているのは、この金融規制だと述べています。この見直しの動きは非常に大きなビック材料です。更にGEはFSOCに対し金融規制の除外を願い出ています。先日のメットライフの判例などの動きと合わせて考えてくださいね。新しい潮流になるかどうか…。銀行株の相場に大きな影響を与えます。同じくブルームバーグの記事の中で…ドイツ銀行の好調ぶりが報道されていました。
皆さんは、相場観の構築の仕方を知らないから、カタルのアイディアを紹介している訳です。様々なニュースを総合的に判断して、時代の流れを推測するわけです。そうして関連のある株をターゲットにして株式投資をしますね。一例を掲げましょうか?
日本では大企業中心に「うつ病」などの対策の為に、メンタル面の保健指導が法令づけられました。ストレスチェック制度の施行です。これは増え続ける医療費の対策として予防医学に基づく流れですね。その為に企業は自社で雇うのではなく、委託するようになりました。その恩恵を一番受けた企業が、最近、株価が急上昇しているN・フィールド(6077)と言う会社です。そのチャートを掲載しておきます。何故、最近株価の動きが強いの? …と思い背景を調べました。売上の激増ぶりを見れば…買いたくなります。ただ問題は…看護師は慢性的に人材不足で、しかも、かなりの高給です。つまり需要は伸びても人件費に利益が食われます。そうして限られた市場ですね。この判断バランスが必要になります。
今日は銘柄の紹介ではなく、考え方の紹介をしています。様々なニュースを観て…事前に関連企業を探し、観察する事になります。動きが現れたら、一緒に参加する事です。しかし仕掛け人の力量がものを言い、その力量が問われます。先日のパイオニアなどは、この力量不足なのでしょう。相場と言うのは、なかなか難しいのです。皆さんは簡単にお金さえあれば…相場が作れると思っているかもしれませんが、そうではありません。完全に傘下に収めた宮地鉄工も失敗しています。誰もが認める会社でないと駄目ですね。周りが…その企業価値を認めないと駄目なのです。あまり先見性があっても、駄目です。待ちくたびれて…嫌になります。ケネディクスなどや銀行株は、その口です。いい加減にしてよ。流動性の罠など…馬鹿じゃないかと思いますが…、金持ちは石橋を叩いても渡りません。
海外投資家の売りと言いますが、たかが5兆円程度でしょう。日本の個人金融資産は1741兆円で、内902兆円が現預金に眠っています。10%を動かせば…凄いことになりますね。誰が鈴を付けるか…です。日銀か金融庁が銀行への窓口指導を実施すれば明らかに市場は激変しますね。だって1%以下の預金より、株式投資の利回り商品を理屈上買えますからね。だから野村証券はオプションなどを組み合わせ株価変動に影響受けない株式ファンドを1兆円単位で作る必要があります。ところが野村も馬鹿ですね。その点は流石、ブラックロックです。ブラックロックは、今度、外債投資のETFを構築するとか…為替予約でヘッジしてあり影響を受けないとか…言います。この辺りに格の違いがありますね。
野村も大和も揃って、馬鹿ばかりです。仕事が出来ませんね。役員はこういう仕事をしないとなりません。配当利回りの株式投信を、値動きを緩和するオプションを付け販売すれば…かなり売れます。先物やオプションを組み合わせれば、値動きは緩和されるはずです。いつまでも…外資に上手い商売を持って行かれるのでしょう。いつもカスばかり掴まされ顧客に迷惑をかけています。自分自身が、ラッセルをしないとなりません。その意味でカタルの成功や失敗を通じて、読者の皆さんも、共に成長して下さい。カタルと共に…それが、このIRNETの願いであります。カタルの意見が正しいとは思っていませんが、いつもカタルは自分自身の考え方が正しいと思い行動しています。他人の行動など関係ありません。自分が考えるわけですね。賛同しろとは言っていません。反対なら空売りをすればいいのです。しかし参考にして、自分で様々な相場観を構築して、実際の違いを検証して、何故、違いが生じたのか?後で振り返り…考えると良いのです。この蓄積がやがて一人前の投資家になる術だと思っています。それでは…また明日。肝心な「イエレン時間」について解説しなかったけれど…またの機会にします。