6/16

かたる:日経平均株価は「3点底」を形成しているように見えます。ABCの3点底ですね。ただCは現在形成中であり、B(15471円)より上のケースもあるし、場合によれば、若干ですが…、A(14865円)の地点を、下回る可能性もあります。でも大きくは崩れないと思っています。この2月の安値は、中国懸念や世界中のSWFの売り説で叩き、ブレグジットより…かなり大きな悪材料だったのです。何しろ、中国の減速説は…日本に影響が大きいのです。ただ最近は、再び「元安」傾向が強まっています。

日経平均株価の日足

日経平均株価の日足推移

一方、週足を観ると分かるように…綺麗な三角保ち合いを形成中のように見えます。此方は…この後の政策次第です。日銀の更なる金融緩和、財政出動などが、控えています。一方、世界のヘッジファンドを弱気にさせているのは、2009年3月を起点に、上昇相場を続けているNY市場の期間が、7年以上及び、過去最長になっている為、今度は、下落する局面と言う見方が…背景にある為でしょう。カタルは横這い説ですが…色んな見方が存在しますからね。基本的にヘッジファンドなどは、メディアを利用し、人間の不安心理を煽ります。上昇する場合も、下落する場合も、未来の「懸念」を「現実」に置き換えるのです。

日経平均株価の週足推移

日経平均株価の週足推移

しかし人間と言うのは、予想される事態に対し、事前に施策を講じますから、多くの場合は予想される懸念が、現実化する事はないのです。しかしこの心理を応用し、下げては上げる人間心理が、金融関係者の「儲け」の源泉です。少し前を、想い出してください。原油安が現実になり大きく下がっていました。しかし…あのドン底の今年、初めの時から、こんなに早く原油価格が50ドル台を回復すると、誰が考えましたか? つまり不安が増幅した時に、「人の裏に道あり、花の山」を実践するのですね。ジョージソロスは、ある意味で、スポークスマンです。不安をメディアに煽り、その波及過程を利用している訳です。名声は、いつまでも続かないものですが…一度、築き上げた過去の地位は凄い効果です。でも今は、彼が理解できないHFTの世界です。

カタルも少々、戸惑っています。カイオム、フュートレック、新日本科学など…絶対に上がる過程を歩んでいたものが…突然、ダメになるのですね。たぶん、偽物だから仕方ないのでしょが、なかなか本物を拝めることは少ないですからね。本当の成長株なんか、10年に一度、出るかどうかの確率程度でしょう。大概は景気循環の範囲です。しかしカタルは、今は50年に一度、いや100年に一度の…非常に大きな景気変動の波が来ています。イギリスで、はじまった産業革命は非常に長い間、技術革新が続き、およそ1世紀近くかかっています。カタルは「物から文化」の時代に変化していると推察しています。物質的な価値ではなく、時間を有意義に過ごす「空間の時代」が始まったように思っています。

豊かさとは何か? 楽しい時間を如何に長く過ごすか…と言う事でしょう。恋人と一緒の時間とか…。仕事での達成感とか…。賭けに勝った時の快感とか…。いろんな豊かな時間があります。要するに、楽しめればいいわけです。株を買って、自分の予想が当たることは非常に楽しい時間です。狙った株が、市場に認められ、どんどん上がる喜びは…なかなか味わえませんね。この幸福感を、如何に長く続けるか?そんな風に思いますね。

なんでも、良いのです。ゲームの人も居るし、博打の人も居るし、セックスの人も居るでしょう。何が、一番楽しい時間か…その追及ですね。おそらく1985年前後に始まったファブレスなどの生産移転は、人間の労働の価値観が大きく変わった事を示しているのでしょう。中国の躍進も同じです。空洞化と言うのは、新しい価値観への過程に過ぎないのでしょう。

そう考えると…MSのリンクトインと言う赤字企業の買収も理解できなくもありません。企業向けSNSを、一体、どう活用するのでしょう。カタルにはあまり良く見えません。活用方法が理解できないのですが…、フェースブックなども…凄い時価総額ですからね。きっとカタルの頭が、固いのでしょう。ソフトバンクは現金残高を積み上げており、おそらくインド企業への投資だろうと思いますが、ヤフー本社の買収かも知れません。中国企業へのスパーセルの売却は、もう直ぐ纏まると…噂されています。M&Aが、一番早いのですね。トヨタのように、一から作るやり方が良いのに違いありませんが、時間がかかり過ぎます。出来上がった企業を、買収した方が…時代の変遷に負けません。

おそらく世界の低金利競争は、その時代の扉を一気に開けると思われます。安倍政権は財政出動に関し、IoTの活用を考えていると言います。007が、久しぶりに活躍するかもしれません。ドローンを活用したIoT農業など…一気に時間効率を変える劇的アイテムは、たくさん活用方法が広がって来ました。あとは資金を入れるだけの話です。どんなビジネスも、お金があれば、必ず成功し、一気に成功の道を歩むことが出来ます。だからスマートコミュニティー関連株を、方向性が正しいなら…売り上げが伸びていれば、応援して置けば…必ず、成果を得られるとカタルは考えています。007、JTEC、そうしてクラウドワークス、どれもスマートコミュニティー関連の会社です。

カタルは「不寛容社会」の日本を嘆いています。舛添さん程度を…どうして容認できないのでしょう。これでは、なかなか新しい扉を開けることが出来ませんね。ホリエモンもそうです。あの程度なら、笑って容認すればいいのです。フジテレビ1社が、何処の経営になっても…総務省が控えているのです。だから手綱は…握れますからね。それを…地検まで動かした為に、時代が戻ったのです。何が国策逮捕だ! 驕りもいい加減にしろ…と叫びたい気持ちです。現在、NHKの会長問題は下火になっていますが…本当に、呆れる「ユトリ」がない社会構造です。他人批判は、いい加減にして…面白いやつがいるなぁ~と、笑える社会構造にならないと駄目ですね。

その為には…実質成長から名目成長なのです。下がり続けた不動産を上げると…みんなの懐に潤いが戻り、いつでも高値で売れる土地があれば…馬鹿をやれる社会が生まれます。一度、買ったのに…半値に下げても土地が売れない社会構造は、どこか間違っています。清貧思想も、いい加減にしろと…メディア関係者に言いたいですね。お前らが、日本を悪くしているのです。日経新聞が、ガンガンROEを宣伝し…村論理から離脱して、トヨタから資金を、新興企業に移さなくてはなりません。トヨタが1兆円の自社株買いをすれば…その資金が回り巡って100億、200億と新興企業に配分できるのです。そうすると…元気な社会が生まれますね。規制で縛り、村論理を続けるべきではありません。新日鉄の三村さんのような失敗した人間が、どうして…トップに君臨するのでしょう。おかしいですね。ブラジルは四苦八苦です。

本物が社会で活躍できる社会を、構築しなくてはなりません。株価を観たら、また安いのですね。新世代の投資筋は懐が浅いので…目先しかしません。確り、機関投資家が買わなくてはなりません。目先の売りものを買えば…そんなに売り物は、継続的に出てこない株価水準です。そろそろ心配は…要らない株価ですね。今日も安く…現在は213円安で15706円です。まぁ、投げが一巡すれば、また下値を固め、上昇すると考えています。小野薬は4500円を割れていますね。たぶん、まだ逆業績相場で薬品だろうと思っていますが、金融相場の銀行、証券、不動産のお子様3点セットも下値だろうと思っています。

大阪チタンが1200円を、割れましたね。この水準は高値から「半値、8掛け、2割引き」と言う1/3の水準で、カタルが当初考えていた下値圏の水準です。信用買い残が膨らむパイオニアは、JVCKWと共に…まだ安いですね。両社とも下値圏ですが…買い残が多い株で、アイフルのように上下しても…なかなか新高値を抜けません。だからあまり面白くありませんね。やはり…株価が上昇した時に…新高値を更新できる銘柄を狙わないとなりません。

クラウドワークスは550円を割れましたね。これで4回ですね。良い感じです。ケネディクスは、昨日は50万程度の買いが、引け間際に観られましたが…継続するのでしょうか? もう下値を叩けない水準に近づいていますから、何に狙いを定めるか…。しっかり観察しておかないとなりません。このような追証が発生する時期に、生まれる株は次の時代の覇者なのです。野村も…全体が安いのに、三菱UFJと共に高いですね。三菱の資格返上は、付利金利からの撤退に繋がる行動です。分かりますか? 0.1%程度の付利金利なんか、バカらしくて…本当は、もっと活用できるのです。ベトナムなら名目の世界ですからね。実質の世界から、お金を名目の世界に動かせば良いのですね。資格返上はその前触れと思っています。だから財政ファイナンスであり、ガラガラポンの世界なのですね。日銀は、いい加減に…本腰を上げるべきなのです。

この辺りの表現は、非常に重要ですが…何人の読者が、カタルの話を理解しているのでしょう。会員の人は、来週末のレポートでも触れます。三菱UFJの資格返上は、いよいよ新しい扉が開く、「前触れ」とカタルは考えています。これにケネディクスが上手く反応するかどうか…。株が相場を創るためには、様々な条件が揃わないと良い相場になりません。しかし…未来の事は誰も分かりませんからね。好条件が揃うかどうか…。それでは、また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2015.03.23

    03/23
  2. 2016.01.19

    1/19
  3. 2018.06.08

    6/8
  4. 2023.12.11

    12/11
  5. 2021.06.16

    6/16
  6. 2018.03.07

    3/7
2024年3月
« 2月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
株式投資関連の本