かたる:先ずはお詫びです。昨日は一部の人は、このサイトをご覧頂けず、ご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。実はカタル君、区分指定せずにアップしたために閲覧できなかった人が、居られたようです。読者からのメールで、昨晩遅くに気付き…改善しました。教えてくださった読者の方に、感謝、申し上げます。加えて…今朝方、読者の方から貴重な現場レポートを頂きました。現在の金融機関の立場についてのレポートでした。
カタルは何故、「いつか来た道、帰る道」にならないか? 幾つかの仮説を掲げ解説しています。一つはマネーストックの伸び率、もう一つは金融庁の方針転換、更に財政ファイナンスの意味など…です。今年に入り日銀と財務省、金融庁は合同会議を、月に1回開いており、横の連携を取って…政策対応に当たっています。その一つの成果が、3月の赤字法人への融資再開、そうして6月のノルマ復活ですね。
読者からのレポートによれば…取引先調査票の「要注意先」などの分類記入がなくなったそうです。更に多くの銀行融資の場合、銀行がリスクを被るのではなく、信用保証協会の保証を付けて貰いますが、一度、断られた融資先への保証が、先方自らが見直し、再検討するとの報告もあったそうです。地銀や信用金庫などの末端レベルの話ですが、明らかに大きな改善が見られると、メールでレポートを頂きました。どうも、ありがとうございます。カタルの情報は、一般的な新聞、雑誌だけではなく、このような読者からの現場レポートが、如何に役立っているか?
このような情報が、真の「価値ある情報」なのです。多くの人は間違っています。新聞に載るような一般的な情報の多くは、作為的に作られている可能性が高いのです。最近の任天堂のポケモンGO!にしてもそうですね。僕ら、現場を知っている人間は、どうやって日経に記事を書かせるか? 試行錯誤したものです。大概は…事前取材を受けます。しかし取材の中身と違う内容で、記者が独自解釈され、僕ら現場筋は…よく憤慨したものです。記者は勝手に、自分なりに原稿をある方向性の下で…作為的に作成します。それに利用される訳です。
ほら…良く政治家が、怒りますね。部分的なコメントだけを取り上げて、全体の文脈を変え、でっち上げられますね。あれは事実です。読者は記者心理の…裏を、読まないと駄目なのです。まぁ、余程、総合的な判断が出来ないと、この作業は難しく、かなりのキャリアが必要です。一応、頭の中に入れておいてください。カタルの原稿も同じですよ。作為的に作られている部分もあります。でもみんな真実ですが…。
株が難しいのは、未来図が変わるのですね。決まった路線を歩むわけではありません。故に、常に「考え方の軌道修正」が、要求されます。相場観と言うのは、日々、変化しているものなのです。僅かな値動きで、人間心理は変化します。
例えば…、昨日のユビキタスを取り上げましょうか…1100円で始まり、1227円の高値があり、その後、一気に下落して1053円まで下値があり、1105円で終わりました。仮にあのまま、安値で終わると人間心理は、かなり冷え込みますね。どうにか寄り付き価格前後で引けたので…本日は買い気配スタートです。カタルも寄り付きで買っており、下値にも買い指値を用いています。たぶん、出来高推移からみて、一過性では終わらずに、人気が継続する可能性が、すこぶる高いと考えています。理由はたくさんあります。
カタルは6月末に、読者から株主総会の模様のレポートを頂きました。カタルも出席すればいいのですが…面倒ですからね。いつか大体の事なら分かるし…でも今回はキラリと光る部分がありました。カタルが一番関心を持った部分は、事業説明会のIoTの現状報告ですね。佐野社長の説明は、分かり易かったのです。日立などの大企業も、所詮は人なのです。個人の力が、組織を上回る時代になって来ました。カタルは述べていますね。資金はクラウドファンディングで集まるし、製品の制作だって、他に委託するのは簡単になりました。つまり「やる気とアイディア次第」で、誰でも起業ができ、チャレンジできるのです。話しが、それそうなので…元に戻します。
カタルは、このメール情報を得て、ユビキタスにガンガン強気になりました。でも本当に人気が生まれるか? 確信がありません。市場の支持を得られるかどうか…ですね。そこでWBSが財政政策の目玉は、ドイツインダストリー4.0を手本にした、IoT戦略だという報道を耳にします。まだ正式発表はないので分かりませんが…先日の日経新聞の滝田さんも同じように主張していましたね。IoTやAIなど…です。日本が最も遅れている不得意な部分です。何しろ、日本は、画一化教育のロボット人間生産国です。だから村論理が維持できるのです。
ここにソフトバンクのARM社買収、どんどん条件が揃い始めていますね。でも6月末の時点では、この事は分からなかったのです。故に株価も800円割れだったのですね。カタルはテクニカル面で、そろそろ出番は近い…と考えていました。もともとユビキタスは1000円ラインで、過去、自社株買いを実施しているのです。村田の資本提携が発表された価格が最低価格ですからね。800円は安いですね。この会社の株価を追えばわかります。2000円からが重くなります。そこまでは…ほぼ真空地帯です。
カタルは述べています。もう既に業績面では問題ないと述べています。理由はこれまでは任天堂が誤算だったのです。カタルは、あの10億円の売り上げが、ずっと続くと考えていました。でも全部なくなったのです。通常の会社なら倒産です。しかしその危機から見事に復活しました。この会社の過去、最高売上金額は2011年の14億22百万円です。四季報予想によれば…今期、過去最高に達します。まぁ、エイムの買収などが寄与するのですが…、それでも過去最高は、最高です。実は…カタルが15日金曜日にアドホック通信のくだりを書き、こう述べています。「あまり詳しく語ると、株価がストップ高しそうなので…おいおい関連の話をする…」と述べています。
事実、19日にストップ高したので、もうある程度、背景を語っても良いでしょう。出来高も昨日は100万株に届きませんが…97万株出来ましたからね。此方の資料を観てください。総務省の研究会資料です。通常はユビキタスのような研究会メンバーの下請け的な企業名は、表に出ませんが…佐野社長はトヨタの配慮により、ユビキタスの社名が表に出たと言っていました。アドホック通信自体は「海のものとも山のものとも」…先行きの業績効果は、あてに出来ません。
実は、ルネサスとのユビキタスは、共同でマイコンの開発をしています。組み込みソフトの話ですね。ARM社ともユビキタスはやっています。これは組み込みソフトの会社なら、何処でも同じです。一流メーカーのくっつかないと商売になりません。
でもカタルは、様々な「次世代カー」(コネクティッドカー=繋がる車)の開発で、トヨタとの共同開発の過程で生まれた信頼感が、総務省への助言に繋がったのだろうと判断しました。つまり既に、コネクティッドカー世代の車時代で…ユビキタスは、確固たる地位を築いたのでしょう。通常、車の開発は3年~5年程先行しており、売り上げは、後で付いてきます。村田との協業といい…様々なIoT時代の開花が期待できますね。これは残念ながら、時代が進まないと確認ができません。今の時点では想像に過ぎませんからね。
株と言うのは…未来の条件が、コロコロと変化するのです。Vテクを考えてください。最近手がけたので、皆さんも記憶に新しいでしょう。当初は、あんな受注残が入るとは考えていませんでした。でも行けそうだと思っていたので3000円割れからスタートしたのです。Vテクが持っている株の特性である仕手性も魅力的でした。でも最初の時点では分からなかったのです。途中で、どんどん受注が増え、日本精工の子会社のNSKの買収などが加わりました。その後の経過は、すこぶる好調に推移しました。故に最初の狙い通り1万円の目標株価を達成する事が出来たのです。しかし最初の時点では、分からなかったのです。可能性はあったのです。しかしあの時点では、ここまで育つとは…判断が付かなかったのです。
「素質」と言うのは、こういう事を言います。ユビキタスはIoT市場に於いて、他社にない魅力をたくさん保持しており、どれが化けるか…分かりません。QBだって…カタルが営業部隊なら、間違いなく10億程度の売り上げは、直ぐに上げられると思います。兎に角、営業が下手糞なのです。本当に営業の力がありません。学者タイプの「ホトニクス」のように…実に、歯がゆい思いがします。でもピカ一なのです。ようやく時代が開花します。株価は将来1万円ですからね。一気に走るか…どうかは、今後の条件によります。でも既にトヨタとの話でも分かるように、目先の企業業績は、間違いなく上昇が加速します。
ここで…政府はIoT戦略を一気に加速させると…ユビキタスは選別受注になり、村田とのWiFiモジュールのような悪い条件ではなく、直ぐに利益が溢れ出るような条件で、組み込みソフトを提供する事になりますね。数々のこれまでの下積みが、一気に開花するのです。故に、政策の方向性が非常に重要なのです。
カタルが一旦、900円台で利食いしたのは…人気化するかどうか、確信がなかったのです。しかし900円台の…あの値動きは、玉を拾っていた動きです。故に買い直し始めた直後に上がり出しました。それが金曜日の930円、500株の買いです。まだ時間があると思っていたのです。でももう人気化しているので、仕方なく昨日も1100~1060円まで買い下がり、本日は寄り付きから、下に買いを入れてあります。でも買えないなら、また上を買います。
同じように見えるのが…クラウドワークスの600円台の動きですね。ユビキタスの900円台のような動きです。此方もまた買い始めています。でも一気にボリュームが上がる可能性もあります。何しろ、任天堂の売買代金は7000億円ですからね。政策次第で…一気に三菱UFJが600円台の駆け上がるケースもあり得ます。故にケネディクスも再び増やし始めています。
任天堂は昨日述べ様に…しばらく保ち合いでしょう。どの程度かは…色んなケースがあります。でも天井は、もっと高いので…仮に高い所を買っても、大丈夫だろうと思っています。でも他は気を付けた方が良いですね。イマジカロボ…にサノヤスHDなど…偽物は目先だけです。やるなら…任天堂だけです。相場的に…マックにも関心がありましたが…パスです。
此処で、「ジオフェンス」の解説が必要ですね。昔、カタルはNSWを推奨しました。株価は500円台でしたね。今の株価は1209円です。実はリクルートが実験をやっており、ジオフェンスの一番手です。何故、カタルが準天頂型衛星打ち上げを、前倒しで実行しろと述べているか? ここは非常に重要なのです。でも、もうスペースが余りありませんね。故に詳しくは、また後日です。
昨日は建設関連が賑わっていました。でもあまり大きな変化率は、期待できません。もともと人手が足りずに、利益の劇的な変化は臨めません。昨年一度、大林を空売りしました。そうしてすぐに買い戻しましたが、あれから80円ほど上に位置しているようです。三菱UFJなどが、大きく下がりましたから…建設株は比較感で上がっているとも言えます。でも財政出動で、買われることは間違っています。むしろ出遅れている高橋カーテンウォールや川岸工業などの方が、ずっと魅力的です。
どんな政策が採用されるか…。此処が、一番重要なのでしょう。任天堂もそうですが、ユビキタスも、この持ち合いは「買い場」になるでしょう。クラウドワークスも、もう直ぐ新値追いでしょう。何も、慌てることはないですからね。人生は長いのです。それでは…また明日。