02/20

かたる日経新聞には株高の文字が躍っていますが…少しマインドが改善した程度のようなイメージしかありません。新高値を更新し続ける個人好みの人気株が、なかなか生まれませんね。確かにファナックやソニーも上がり、所謂、一流領域の水準訂正は大きく進みました。更にここに来て、出遅れていた邦銀株が急速に水準訂正をしています。しかし全体の水準がまんべんなく押し上げられているイメージが、やはり強いですね。この事は25日線乖離が26週線乖離を上回らない、適度の調整と言うか…上げのパターンが要因と思われます。ETFの買いが断続的に入っている為に、押し目らしい押し目を形成せずに、新高値に躍り出ましたが…、何故か、スター株が誕生していません。つまり個人で参加している人は、あまり潤って居らず、大きなファンドは、好成績を甘受しているのでしょう。まさに年金好みの株式相場です。

本日の日経新聞には、イールドスプレッドの事が載っていましたね。所謂、金利裁定と言う現象を解説していたわけです。年末年初にカタルは、邦銀や商社株などを取り上げ、個人金融資産1654兆円の資金移動の観測を打ち立てました。企業の現預金はROE経営により、自社株買いなどで株主へ、利益還元に回されつつあります。昨年末から、何度も、企業経営者のマインド転換を促すために、日経新聞の報道姿勢を取り上げていましたね。ようやく、その流れが生まれつつあります。だから日経平均株価38915円の奪還に向かうのです。この構想が理解できないようでは、株式投資の意味を理解していませんね。

バブルの絶頂期に、カタルはサラリーマン生活を辞め、田舎から上京し、歩合生活に入りました。ようやく安倍政権になり、初めて、市場原理に適った政策実行がなされている訳です。もともと資産効果を無視した実質GDP重視の政策は、間違いだと…何度も政策批判を続けてきましたが、ようやく、その誤りが正されようとしているのです。世間の常識です。日銀券が劣化すれば、株式と土地は上がり続けます。イギリスの事例を観るまでもなく、間もなく日本でも、持ち家の人と賃貸の人との差は開くばかりでしょう。オリンピックを控え、労働者不足から移民を受け入れるかどうか分かりませんが、曖昧な形の研修生制度でも同じことですね。日本と言う国が開かれれば、海外から多くの資本が流入し、日本を拠点にアジア開発を進めます。アジアは世界で、一番、魅力が溢れる地域なのです。昨年、アップルが技術拠点を日本で設けると発表しましたが、世界のトップ・グローバル企業は、日本を拠点にアジアに目を向けますね。その布石として、労働改革などが行われている訳です。

安倍政権には、安全保障などを含め、多少の違和感を抱いています。歴史認識もそうですね。日本は今のイランの様に追い込まれたとはいえ、戦争の引き金を選択したのです。慰安婦問題などで、籾井NHK会長も責められていますが、やはり真摯に反省すべき点は、反省すべきでしょう。南京大虐殺も…行われたことは事実なのでしょうから、やはり真摯な態度が必要なのでしょうね。やられた方は、いつまでも記憶に残っていると言いますからね。その通りでしょう。それじゃ、原爆投下はどうなんだ。…との反論もあるでしょうが、敗戦国ですからね。無条件降伏に道理はありません。だから沖縄の人の言い分も分かりますが…仕方ないのが現状なのでしょう。沖縄はもともと米国の支配下だったのです。米国は戦後、形は違っても日本の経済成長に大きな貢献をしてきましたからね。中国に対する日本の経済援助と同等です。ひも付きとは言え、我が国の経済援助も、かなりの額です。あれを戦争賠償と、すればよかったとも思いますが…面白いものですね。

まぁ、こんな話しは、どうでも良いですね。ここに来てようやく三菱UFJを中心に異次元緩和時の高値を奪還し、二段上げ入りしたと認識していいのでしょう。先日、名目が実質上回るGDPデフレーターの推移を、2日間連続で取り上げ解説しました。この意味は非常に重要です。日銀批判が渦巻いていましたが、ようやく量的緩和が実際の経済に効き出している現象ですからね。だから紙芝居の話をしたのです。正義の味方、月光仮面の登場なのです。「1300兆円の逆襲」ですね。あと半年か、1年程度で、皆さんにもカタルの話が実感として認識されると思います。カタルは何度も三菱UFJの割安感を、ずっと指摘し続けてきました。でも多くの人は、またカタルの法螺が始まったと思っていたのでしょう。

2012年秋、カタルは資金調達の為に、奔走しました。その時に借金をして株を買うのだから、やはり三菱UFJだな…と考えていました。10万株を買いたかったのですね。当時の株価は350円前後で推移していましたね。マネタリーベースが上昇を始め…必ず株は上がると考えていました。それから黒田さんの就任が決まり、翌年の4月に異次元緩和が実施されます。しかし2013年8月から、500円を割れたケネディクスを見て再推奨をしてから、鳴かず飛ばず…1年半のブランクを余儀なくされました。

やはり外人は円安を梃子にした業績向上に目を向け、どちらかと言えば、カタルの苦手なハイテク株中心の相場でした。しかし本筋は、それではなくデフレ脱却なのですね。JA改革など含め、徐々に…ではありますが、日本村は、初めてグローバル転換しつつあります。企業経営者のROE経営への転換で、代表事例として、カタルは何度も、日立を取り上げていました。重工も最近、様々な条件が揃っており、4桁奪還は間近に迫っていると考えています。年金ファンドの皆さんは、留意して、置かれると良いと思います。

でも本命は、やはり土地資本の上昇ですね。デフレ脱却の本命なのです。非常にスケールの大きな相場になると考えています。まぁ、経営者は3流域のようですが、条件は揃っていますからね。なかなか孫氏のような人物は居ませんからね。彼も今は苦労しているようです。今回はスプリントの減損会計をせずに、この判断が正しいのかどうか…。サラリーマンなら、アリババを売却してでも、減損処理するかもしれませんね。ケネディクスのノンリコースの採用は、サラリーマン的な判断なのです。折角の収益機会を、僅かですが失っていますね。必要がない保険料を払っています。まぁ、何度も高値を買って、安値を投げて、保険料を積み立てているカタル君が、批判する話しではありませんが…。

ケネディクスの月足推移
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ケネディクスの月足推移

何処で、始まるか分かりませんが、いつでも発射オーライなのですね。その様子を三菱UFJの株価と比較すると分かります。今日は、ケネディクスの月足チャートと、三菱UFJの月足と並べてみました。似ているでしょう。これは当たり前なのですね。同じ環境下で、活躍する同じグループだからですね。日銀の異次元緩和からハローウィンは、必ず、日銀に軍配が上がるのですね。日銀批判をしている人が大勢いますが…みんな歴史も知らないし、経済も理解してないように、カタルには思えます。あれで良く高給を貰っていますね。日本株は、1989年に付けた38915円の奪還に向かうのですね。その原動力は、企業経営者の意識改革なのです。

日本の企業は、非常に無駄が多いですね。東陽町には、大通りから1本外れますが、広大なNTTの東陽町支店かな?…が、稼働せずに遊んでいます。あの建物を賃貸マンションに建て替えたら…どれだけの収益がプラスになるのでしょう。NTT都市開発とケネディクスは提携をしましたが、商業リートなどに回る物件は、山のように眠っていますね。日本郵政もそうです。都市銀行もそうですね。資産の有効活用をしていませんね。ROE経営は資産の無駄を省くのです。名目重視の政策転換になっていますから、当然、邦銀だけでなく、資産運用を手掛ける、保険の第一生命も、野村証券も新高値を更新し続けるのです。年金運用の人は、経済指標に沿った運用を心掛けてくださいね。少しぐらい国債金利が上がったから、利鞘が減ったので、リートは売りだ!との馬鹿な解説は、あり得ないのですね。

相場環境が好転すれば、今まで重荷になっていた信用買い残が、逆に売り物があるという事で、狙う筋が大勢、存在すると考えています。早く仕掛けた人の勝ちだと思うのですが…カタルのGDP統計の読み方は、間違っているのでしょうか? どっちにしても、今年の年末までには、大勢は判明するのでしょうカタルは、やはり春に爆発すると考えています。果たして、どうかな? さて…来週から、此方のサイトでは、新しい原稿が更新されません。故に、既に新しいサイトに移行していますから、ブックマークをトップページに変更して置いて下さいね。新しいサイトは、スマフォ対応にも改善されています。それでは、また明日。

カタルは、名目GDP重視のスター株が、必ず誕生すると思っています。日銀の量的緩和の効果を、思い知ればいいのですね。バブル崩壊以来、26年間の…証券マンの積年の恨みを晴らす番の到来です。



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