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先ずは「不透明要因」が消えて…これで市場が「スッキリ」します。昨晩の米国株市場を観て、思わず…「ITバブル」の相場を連想しました。あの時に、高いと思った「ソフトバンク」(9984)は1万円を超えてから…更に、その動きが「加速」しました。これは実話です。カタルの読者の一人が、その「ソフトバンク」を2000株持ってきたのです。絶対に売らないと言ったのに…。実際は株価が下げるとアタフタします。

ITバブル当時のソフトバンクG(9984)の日足推移

このチャートは、株式分割後のものです。(今のチャート=ログ、対数チャート)

その後、株式分割を2000年6月に1:3、2006年1月に1:3、そうして2019年に1:2を実施していますからITバブル時より「ソフトバンクG」の株価は18倍に増えています。今の株価が9361円ですから、ITバブル期に匹敵する168498円と言うことになります。あの時の最高値は198000円です。つまり、このチャートの高値の11000円です。

今から考えると…あの時は「コロナ」と言う世界的な「パンデミック」(国境を越えて拡散する)と言う世界での「同時流行」を観て、誰もが慌て…異常な心理でした。

米国の雇用統計の推移

今では一般的な「風邪」と同じ扱いになっています。「恐怖」と言う感情は、コントロールが効きません。雇用統計を観れば分かります。大量の「失業」です。2020年2月に264千人のプラスから、一気に2002年3月141万人のマイナス、200年4月は2047万のマイナスです。でも直ぐに「雇用」は戻り…2002年5月は261万人のプラス、2002年6月は461万人のプラスと戻り始めます。混乱は一時的なもので…落ち着きを取り戻します。

この混乱を収めたのは、大量の補助金であり、現金の「バラマキ」です。

余った資金のリバースレポの推移

これは「世界大恐慌」の経験が活きていました。米国に続き…日本でも同じように現金が「ばら撒かれて」います。「モラルハザード」(倫理観の欠如)を産む結果です。人間は環境に慣らされます。しかし…「異常な感覚」は、長くは続きません。2000年の「ITバブル」は、そんな環境下で生まれ…今回の「コロナからの新興株相場」も同じ現象です。だから…なかなか「ラッセル2000」(^RUT)の株価が、新高値を更新できないのでしょう。

「ラッセル2000」(^RUT)の月足

何故、こんな解説をしたのか?

「トランプ・ラリー」を観て…思ったのです。カタルは、なかなか…ついて行けません。「馬鹿になったもの」だけが…儲かる相場なのでしょう。あまり、あれこれ考えず、一緒に「踊る」のです。その教訓が「ITバブル」の失敗から生まれました。カタルは「ソフトバンクG」の信者でした。株価が1000円だったころ、自分自身で1000株を買ったほどです。しかし「生活苦」から、株の持続が出来ずに、その資金は生活費になります。

本当にあの時、IPOの「ヤフー」を初値で買う予定で、自分自身で注文を入れたのですが、気配値が上がるばかりで…その途中で資金がなく、寄り値で株を買えませんでした。「もし」…があるなら、こんなレポート屋稼業などしません。今頃は、南の島で「豪遊」でしょう。まさか…1万円で高いと感じたのに…あれから1年近くも、ソフトバンクの株価は上がり続けて…最後は「熱狂」です。相場と言うのは「良識」が通じません。この経験から、東証はストップ高やストップ安のルールを変えました。何日も続く気配値の失敗で「流動性の欠如」です。


「大阪チタン」(5726) の5分足

一昨日は「大阪チタン」(5726)を買い、昨日は「BASE」(4477)を買い、何れも…「ワンタッチ」で売ったのですが…「大阪チタン」(5726)への「思い入れ」は強く、昨日は全部を利食わずに4200株を残しました。そうして決算を観て…本日は「寄り値」で買いに行きました。1935円で買えました。

しかし、担保がなく…「ジェイドG」(3558)などが「意に反し」…株価が下げてきたので、泣く泣く…この「大阪チタン」を微益で、利食いをしました。まさかに…「トホホ」です。

この「タイミー」(215A)と「ジェイドG」(3558)は明日までが…「お約束」の日です。「タイミー」は10月25日の1004円で、同じく…25日の1653円が「ジェイドG」の関門の株価です。

仮に、明日も最安値を「割れなければ」…此処から「買い参加」のタイミングになります。ただし…慎重に株価が、連続で下げたから、先ずは100株、3日間連続の下げなら200株…4日間なら400株と言う具合に…「倍数」で株を買うのです。この方法を実施して…自分の許容源を超えたら「時間」を置きましょう。この「時間軸」の考え方は、非常に大切です。自分の感覚が、正しいわけではなく「市場価格」が、常に…正しいのです。

多くの失敗は、自分の感覚を頼りに「相場を張る」から…負けるのです。相場で負ける人を見ていると…「自己中心的な考え方」の人が多いですね。金持ちは時間軸が違うのです。

下がれば「良い」のです。株は、下げた方が「玉」が揃います。「失敗が成功に変わる」のが株式投資の面白さでしょう。ただ…一度、下げを経験して、逆に株価が上がると、「己の感覚」が変わります。今度は「微益」でも…「利食いをしたく」なるのです。失敗の体験の恐怖が「大成功」を拒みます。

よく株価が上がる直前まで、我慢に、我慢を重ね、ようやく「開花の時期」に来たら…微益で、その相場から離れます。これが人間です。その時に「買い増し」に転じる人は「皆無」に近いのでしょう。証券マンも、長く「塩漬け」になった株が、儲かるようになると…今度は「矢のような催促」で…利食いの勧誘が来ます。

過去、カタルの顧客ではありませんが、仲間の実例を話しました。その外務員はお爺ちゃんですから、米国株の動向は、まったく…知りません。だから顧客に「儲かるから売りましょう」…と言う勧誘の電話はしません。

顧客も、株に対して…全くの「素人」でした。彼女は日本のバブル期にマンションを買うために500万円の頭金を持っていたのですが、バブル期は、余りのマンションの高騰で「ローンの返済額」を考えたら、そのOLは借金を払えない…と買う事を断念をします。そうして、おばさんの所に頭金を「何処に預けたら良いか?」相談に来ました。

そのおばさんは、なかなか顔が広く…当時、たまたま…その時に、学生を卒業したばかりで起業したての「ビルゲイツ」が、おばさんの家に遊びに来ていたそうです。その席で、ビルゲイツは「じゃ、僕の会社の株を買ったら良い」と言ったそうです。そうして…彼女は何も知らず…素直に、そのマンションを買うための頭金500万円で「マイクロソフト」の株を買ったのです。これは実話ですからね。


「Microsoft Corporation」 (MSFT)の バブル期からの上昇ぶり

そうしてバブルが崩壊して…マンション価格も下がって来たので、郊外なら「自分でもマンションが買えるかしら」…と考えた彼女は、預けた500万円を引き出して、マンションを買う頭金にしようと思ったのです。

何年、経過したか? 覚えていませんが、換金した本人は「ビックリ仰天」です。なんと八王寺の離れた…「郊外のマンション」を買おうとしたら、六本木の豪華マンションになって、生涯、「遊んで食える」お金になったのです。女性ですから、オートクチュールの洋服です。そうして高級車、結局、彼女は会社を辞めたそうです。その後の彼女の生活は知りませんが、僕ら業界人でも、長年勤めていても…こんな偶然が重なることは、非常に珍ししい事例です。

「金持ち時間」の一説です。

バフェットもそうです。彼の投資法が、良く新聞や雑誌に書かれていますが…誰も「真似」を出来ません。それ程、時間軸の超越は、難しいのです。「噂」の話ですが…本当かどうか分かりませんが、生命保険の自殺に対し…契約から2年間の期間が経過したら、保険金が下りるそうです。最低2年は「我慢」をするのです。しかし株の世界は5年から10年のケースも良く在ります。


「三菱UFJ」(8306)の 月足推移

カタルは本当に…リーマンショックの下落からの「三菱UFJ」(8306)の下落を観て、最初は800円台で「打診買い」を始めました。そうして…500円台に入ると、流石に、「本格的なセールス活動」を実施しました。その頃の「東電」(9501)は、東北大震災前ですから、確か…2000円台か、3000円台でしょう。その2万株を売って、「三菱UFJ」の株を500円台で買ったのです。その後、「三菱UFJ」の株価は、318円ですからね。本当に呆れる「清貧思想」です。2011年11月の話です。そこから2012年の「アベノミクス」を経て…今の株価があります。

しかし…未だにリーマンショック前の1950円を抜いていません。金融は、全ての産業の「根幹」をなす…大切な産業の現在株価を知ることです。今の日本の政策を、批判し続けるカタルの主張を理解できることでしょう。

だから自民党総裁選は「積極財政」派閥の高市さんが正しかったのかもしれません。しかし歴史は面白いですね。石地蔵の「お地蔵さん」をイメージさせる…石破さんを、時代は選択して、国民民主党が「キャスティング・ボート」を握り…ネット上にも「政策論争」を見るようになりました。

「タイミー」(215A)のヤフーの掲示板を見ていたら…「103万円の壁」の話が、登場していました。面白い現象です。ようやく…国民レベルで、「政策」を語るレベルになりました。1992年1月かな? あの「パイオニア」の指名解雇事件から…時間は流れます。やはり…「タイミー」(215A)は、目先は、確かに失敗をしたが「心」に刺さる…銘柄なのです。でも本日は「追証懸念」もあり、「BASE」(4477)の微益があったので…泣く泣く1120円で買った株を「微損で処理」しました。

でも本日、ITバブルの様子を掲げたのは、此処から「トランプ・ラリー」が加速する可能性も「頭の隅」に入れたのです。その事前知識を、伝える為です。しかしカタル自身は「反対」ですよ。もともと「トランプ」は嫌いです。「ちゃぶ台返し」をするような…倫理観の欠如がある人間です。しかし…あの年で、演説の最中にダンスを踊り「おどける」姿を観ると…なかなか「愛嬌」がある人間で、時代の変化を敏感に感じる人間でもあり、かなり出来るのでしょう。

だから「バイデン」より…優秀かも知れません。今後のウクライナやイスラエル問題がどうなるか見ものです。

ノーベル経済学賞を貰う人が、彼の政策批判をしていましたが…カタルは「ハリス」より、もともと「経済政策は正しいかも」しれないとも思っていました。でも嫌いなのです。この辺りは「ジェイドG」の田中君が「大谷ボール」(51-51)を買った行動に「似た感覚」です。カタルの持っている価値観とは違いますが、「アリ」かも知れません。

やはり新規に…「アーカス・インベストメント」と言うファンドが、その「ジェイドG」の株を5%買ったように、ここから続々…と「新規のファンド」が株主に登場する事でしょう。問題は、田中君の経営力です。今期から来期にかけて…「売上高営業利益率」を、最低で20%はノルマです。場合によれば…「ZOZO」(3092)並みの30%台に挙げることが出来るなら…株価は6000円を超えて…「1万円を目指す」ことでしょう。

良いですが…2828円の株価は、「単なる通過点」に過ぎません。

何故、実話である…100倍以上になった「Microsoft Corporation」 (MSFT)の話を、カタルが持ち出したか? 自分で、よく考えると良いでしょう。それでは…また明日。「トランプ・ラリー」は、意外に…来年の2月頃まで…「続く可能性」も視野に入れています。



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