一皮、むけるか?

日経新聞の構成が変わったと女房が話していましたが…、目玉の「STYLE」を見ると…思わず日経ビジネスをやめた事を想い出しました。日経ビジネスも酷かったですね。原稿より広告の方が多く…広告を読まされるために、購読しているようなものでした。

このSTYLEもカラー刷りでお金がかかっている為か…広告だけの印象です。カタルにサッパリポンの構成変更ですね。だいたい新聞の料金は高く…ネットはさらに高いですね。カタルはWSJの有料版を購読していますが、あの価格水準が世界標準でしょう。

携帯電話の料金も、同じように違和感を持っています。まぁ、格安スマフォを使えばいいのでしょうが…今年は何処かで乗り換えたいけれど、何やら…思った時に、変えられない仕組み、なのだそうで…総務省と携帯電話会社のグルは、異常な村構造です。

政策の基本スタイルが、事業会社に有利な政策で、消費者サイドになっていません。これまでは日本国民の生活を犠牲にして、富国強兵的な精神で企業育成を図って来ましたが、少しずつ、消費者目線に変化している様に感じています。

「保育園落ちた、日本死ね」と言う過激なネットでの書き込みが、一気に村論理を動かしたように…巷に溢れるネットの発信力が、大きな力になっているようです。誰もが…情報発信できる世の中になり…本物志向が高まっている様に感じています。

歩合外務員を、観ていると思いますね。一般的には野村証券や山一や日興などの4大証券で活躍したはみ出し者が、歩合になるのですが…仕事ができるのは、せいぜい1、2年でしょう。会社の看板を失った実力は、手数料で客観的に判断されます。カタルは現役時代に野村のセールスには、全く太刀打ちできませんでした。

彼らは、簡単に1億単位で…投信を売り込みますが、カタルは1/10がやっとの有様です。1000万も売れば上出来です。この理由は、バックヤードの違いですね。新発のCBや公募株などを、お土産にして投信を抱き合わせ販売する訳で…そのお土産がない小さな証券会社では勝負になりません。

テレビで偉そうに…本物らしく意見を述べて、数千万の給料をもらっているアナリストも同じです。下野してみると分かりますね。会社のブランドが消えれば…みんなクズ扱いです。本物なら…自分で稼げるはずです。ネット時代は、本物を育てる場とも言えますね。だから偽物社会の村論理で成り立った日本経済は、至る所で問題が噴出しているのでしょう。

ただ安倍政権誕生で、徐々に本物志向になっています。まぁ、時代の流れなのでしょうが…小池百合子の手腕は、どうなのでしょう。石原元知事を、悪者に祭り上げ、選挙に臨むのですが…豊洲問題は、その餌ですね。そもそも…カタルにはサッパリポンです。土壌汚染が食品に影響を与えるのかどうか…。むしろ築地の方が数値は悪いんじゃないかな? だから石原さんが、混乱を招いた責任が小池さんにあると言いましたが…カタルも、一理あると思っています。だいたい過去を責めるやり口が好きではありません。

彼女が、口にした山本七平の「空気の研究」は、なかなか面白いですね。この本は日本の軍部の間違いなど…場の空気で物事が決まっていく日本の村論理が述べられています。まだ途中なのですが…石原さんは間違いを認めており、全体合意で決まったので…自分だけの責任ではないとの話でした。東芝の凋落と同じ構造ですね。面白いですね。同じ時代背景で…意思決定の誤りを指摘されています。会社の会議では派閥があり、それぞれの長の意向が重視されるのでしょう。株主の意見など無視です。

基本的に時価総額(株価)を上げない経営者は失格です。市場原理は、ある意味で公平です。新しい価値観を提供し…人類の生活に「革新」を促す企業の価値は高いのです。スマフォが誕生して…まだ日は浅いのです。アイフォンの初代版は2007年の発売ですね。僅か10年です。今では…テレビ電話の時代ですからね。5G時代になると、更に情報の伝達力が桁違いになります。アンリツの株価は強いですね。どの程度の技術力なのかどうか…。中国でも始まります。新高値を…何れ、目指すのでしょう。

小手川君の誕生で…目敏いネットトレイダーが多く誕生し、株式市場もITバブル以降、主役が交代し…市場は大きな変化を迎えました。カタルは短期売買を否定するものではありませんが…基本は時代の流れですね。本物銘柄は時代背景を活かし企業業績がドンドン伸びますが…偽物銘柄は必ず、株価が下がります。

誠備の加藤さんのようなものですね。偽物か本物か…それは常に変化しており、分かり辛いのかも知れません。でも時代背景が一番大切です。あとは経営者の力ですね。経営力がモノを言います。

孫氏は、時代の流れを的確につかみ…たいしたものですね。ガンホーを傘下にした時は、幾ら…弟の会社でも間違っていると思っていましたが…。何か、資産隠しなどの理由が、あったのでしょうかね…。でも直ぐに売却しましたね。朝日放送の時もそうでしたね。撤退が出来る奴は…凄いですね。カタルに欠けている部分です。

そろそろ歩合生活を辞めて、もう直ぐ7年ですから…成果が出ても良いように感じていますが、どうかな? でも最近は上がる銘柄が、事前に…見える時間が増えたように感じています。この時間がより長く継続し…尚且つ、全体が沈む前に危機を回避できると良いのですが…。その意味で一昨年6月のHSBCのリストラからの判断は、価値が高いですね。ただこの判断を…充分に生かしていませんでした。結局、6月から翌年の1月、更にブレグジットの6月まで…基本的に、株価は調整期間だったわけですからね。

今年の課題は、チャンスを如何に活かすか…。今だって、確実に上がる銘柄が分かるのに…全力投球している訳ではなく、遊びの範疇なのです。いつもそうです。このバランス感覚を、どう変えるか…。悩むところでもあります。この決断ができるなら、脱皮できるかもしれません。今年こそ、一皮、剥けたいと願っています。あとは勇気ですかね。精神力が問われる訳です。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2018.01.03

    新春を迎え…
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本