原油価格は好調な値動きで…新興国もマズマズの動きです。しかし肝心の米国経済の車販売は減速を続け、メーカーは在庫調整を余儀なくされ、既にレイオフに至っています。それにも拘らず…イエレン時間が、市場には流れており「テーパリング」の実施から、12月の利上げ確率が76%と…高い観測になっています。
カタルには、この所のCTAと思われるヘッジファンドの連中が、大きく動いた背景が正しいのかどうか…。多少の疑問を抱いています。その意味で…今回、発表される雇用統計値は重要なのかもしれません。しかし雇用は…遅行指数ですからね。
仮に予期せぬ「ダリオ時間」の復活が起れば…中国の共産党大会終了と相まって、世界景気の減速が、早晩…訪れる可能性さえあります。つまりイエレン時間の進展は、かなり神経を使って、観察を続ける必要があると言う事でしょう。FRBの人事問題も重なっており、人間の心理に微妙な影を投じます。
一方ではスペインなど…遅れていた最終ランナーは好調なようで、不動産の取得など…ヘッジファンドは、果敢に反転の機会を狙っています。EUは結構、順調なのです。記憶によれば…、竹内製作は建設機械のベンツとも呼ばれる会社ですが、欧州が好調なために増産をしているとの報道を、何処かで…観ました。
ただメルケルの支持は失われており、これをどう評価するか…。通常、これだけ好調な独り勝ちを収めているドイツですから、本来は不満など、ない筈です。フランスは分かりますが…人間と言うのは、贅沢な動物です。
逆に、日本は非常に順調です。でも「失われた時間」が与えた影響は大きく…なかなか経営者は、態度を変えません。でも設備投資は、徐々にですが…増え続けています。人手不足は蔓延化しており、来年には「移民政策」を問われることになるでしょう。しかしアジア圏の優秀な人材は、面倒な規制がない台湾などに流れており、日本が必要な人材を確保できるかどうか…。日本は、既に「失われた時代」の中で、魅力的な国ではなくなっています。所得の格差は消えていますからね。ファーウエイの初任給は40万だそうですからね。貧乏になったものです。日本人は…。
何故、日本の政策当局は、ガチガチの清貧思想を貫き、売れない土地を創るのか? サッパリポンの政策です。地方の土地など…売れないし、寄付すると言っても…市町村は受け取りません。そうして所有者不明の土地が、溢れる事態です。財産の価値がないから…こういうことになります。
実質経済などと言う…眉唾論理を押し付け、自分達の失敗を隠すからドンドン劣化するのです。東芝の混乱と同じ…官僚の政策実施です。リート価格の損失確定のリスクが日経新聞に報じられていました。金融庁は猛省をせねばなりませんが…サッパリポンのようです。まるで政策の意味を、理解していません。
だから日銀が、超緩和政策を実施しても…なかなか実体経済に浸透しない訳です。簡単な話しなのです。土地本位制を復活させ…銀行は土地が担保なら、使用目的を問わずに、いくらでも路線価を基準に、融資を実行すればいいのです。そうすれば…日本の地価は、生き返り、一気に高騰を始めます。路線価と時価の差が急速に埋まり…日本中の土地が全て売れます。所有者不明の土地などは消えますよ。多少の不良債権の増加より、ずっと景気上昇の圧力が強く…円滑に経済が活性化します。
馬鹿が上に居るから、平民は苦労します。馬鹿論理を清貧思想で押し付けるわけです。挙句の果てに、中国の後塵を拝する有様です。スマートコミュニティーの進展も、どんどん遅れます。無駄があるから良いのです。バブルで踊る奴が居るから、経済は活性化するのです。
雪山をラッセルする馬鹿を、多く育てねばなりません。その為には、成功者を多く輩出する事です。馬鹿をやる奴が、儲かる世界を創れば、それに続く馬鹿が躍り…やがて社会は、活性化します。カタルが、小手川君を追うようなものです。銀座で…ドンペリのピンクでも、バンバン入れる豪遊をして、一晩で100万、200万と使うようになれば…世の中、少しは景気が改善します。馬鹿をやる奴が、居ないのは寂しいのです。
さて馬鹿株の話でもしましょうか…。カタルの好きなユビキタスは、久しぶりの復活ですからね。既に取り組みが長く…2010年からですから、7年も前の話です。故に記憶も曖昧なので…間違っていたらゴメンね。
カタルが惚れたQBは画期的な技術で、全ての家電製品に搭載されるとカタルは考えました。今では全ての家電にマイコンが搭載されています。テレビもエアコンも冷蔵庫も洗濯機も簡単なマイコンが組み込まれています。カタルは当初、パソコンの立ち上がりが遅い事が不満でした。電源を入れても、直ぐに使えないのです。スタートアップと言うプログラムの立ち上がりに時間がかかるためだと思われますが…テレビも常に通電されていますね。スマートフォンもスリープ状態です。
QBが全ての端末や家電に搭載されれば…画期的な節電になり、ユビキタスは超高収益会社に変貌すると考えていました。ところが…QBの開発はなかなか実用化しません。諦めかけていたのです。眉唾の技術かいなぁ…と、そんな時に、カーナビに採用されますね。なる程…車はバッテリーですから、いつも通電状態にしていれば、電力が消耗します。カタルはコピー機やキャッシュディスペンサーなどにも搭載されると考えていましたが…ユビキタスの営業が弱いのか…。開発チームの人材が不足しているのか分かりませんが…なかなか売り上げに貢献できませんでした。
次に相場が立ち上がったのは…村田との資本提携でした。ユビキタスは自社株買いの持ち株を、安値で損をして村田に分けました。村田は、「WiFiモジュール」を武器に、量産を始めます。もともとユビキタスの通信技術は、任天堂に採用されたほど、軽くて優秀だったのです。この技術の量産化ですから、かなりの収入がユビキタスに落ちると思っていましたが、期待は裏切られ…僅かな利益しか寄与しませんでした。
ユビキタスには、いつも騙され続けていますが、それでも魅力的な会社なのです。切り口は豊富ですよ。ルネサスと共同で車載関連を手掛けてトヨタとも繋がりがあります。トヨタの口利きで…経産省のプロジェクト参加も、決まったほどです。車はネットで繋がり…その技術やQBを組み込んだ車載関連が、いよいよ実用化を迎える筈です。
ただルネサスは…東北大震災で開発が遅れており、今ではエヌビディアの後塵です。昔は世界でトップだったのです。しかしトヨタの村論理を押し付けられ、適正利益を計上しませんでした。この辺りが日本の企業ですね。痛み分けの利害調整をする為に、一人だけ高い利益を得ることができないのです。本来、世界一なら…もっと利益を得ても良い筈です。だからROE経営の浸透が、日本に必要なのですね。日本は総資産経営です。しかも村論理を強要します。薄板鋼板の価格設定などもそうです。
でも中国は市場原理で競争を始めてきたのです。その為に鉄鉱石の価格が急騰し…日本の経営スタイルは世界競争に負け続けています。天然ガスでも…みんなそうですね。グローバル基準を受け入れないのです。安定供給とか…観点が違う位置にあります。世界は市場原理で動いているのです。利益の蓄積がないから…ルネサスは不慮の事故(東北大震災)に巻き込まれると…開発費が、おろそかになります。故にエヌビディアなどとの競争に負け始めています。
全てが、そうなのです。アドバンもそうですね。東エレは、何とか世界基準に留まっていますが、本当はアプライド・マテリアルズと合併すべきでした。小さな世界でお山の大将を気取っている場合ではないのです。東芝の劣化も…みんな村論理の弊害が大きですね。ルールを確立して、公平なルールの中で正当な競争をすべきです。
やはり…フジテレビはあの時に、買収されるべきだったのでしょう。カタルはそう考えています。ブルドックも…日本空港も、皆、そうですね。「ハゲタカファンド」などと言う…負の面を強調したドラマを作成したNHKは、猛省をすべきです。
経営方法を巡り…意見対立が起るのは当たり前なのです。それを満場一致で不満を押し込めるやり方は、何処かに…矛盾が、どんどん溜まります。みんなが平等に…誰か、間違いを犯した奴の罰を、関係もないのに連帯責任で平等に受けるのです。奉加帳と言うのは、そんな考え方ですね。
地検は自分達が法律だと…ホリエモンを投獄したけれど…それなら、何故、お仲間の経団連の役員だった連中は助かるの? サッパリポンですよ。恣意的な運用をする法律なんか…何処か、おかしいよね。後出しジャンケンばかりで、ないですか…。これで経済が円滑なら文句など言いません。その結果が「失われた時代」です。アホ草…。一所懸命に努力した結果が、サービス残業で、ブラック企業です。いい加減に、政策転換を図るべきです。
カタルが、何故、何年もIRNETを続けているか? その本当の狙いは、株式市場の投資を通じて…日本経済の矛盾を理解して欲しいのです。おかしな事ばかり、あります。株式投資をしていれば…社会の矛盾を感じます。どうして、僕は損をするのだろう? こんなバカな動きは、何処かが…おかしいと、やがて気付きます。カタルは、昔は単純な人間でした。今でもそうですが…何処か歪みましたね。一所懸命に努力をして…頑張っても、頑張っても。下がり続ける株を観ていれば…気が狂いますよ。
ようやく…安倍政権になり、まともな政策が実行されています。しかし、この遅々として進まない「流動性の罠」を観れば…合格点かどうか、疑わしいものです。しかしそれでもようやく出口が見えて来ました。だからケネディクスは400円台から600円台になって来たのです。来年になれば…849円を抜け、本格的な名目時代に突入して…「1300兆円の逆襲」が始まり、上場来高値を更新して、株価は4000円を超えます。
時代が株価を創るのです。ユビキタスの目先の材料は、量子コンピュタだそうですが…この仕掛け筋は…相当の力量ですね。故に2010年の…あの動きを、連想している程なのです。カタルは9/25の出来高を観て…26日に945円で1500株、940円で1500株、そうして935円でも1000株買ったところで、ビビりました。故に翌日の950円の過程に於いて、パン代程度で…リスクを犯し、折角チャレンジしたのに…500株だけ残し、逃げました。
しかし…その翌日、28日の買い物を観て仕掛け筋の力量を感じた次第です。通常、消えています。それにも拘らず…危ない所に、買い物を入れたのです。28日の動きは、かなりの仕掛け筋が、存在しているものと推察されます。故に2010年の相場を連想しました。チャート分析をすれば…この出来高は、特筆です。既に前の二つの壁である1530円と、1795円をクリアするのでしょう。53カ月の休養は伊達ではありません。故に3940円の挑戦権は既に獲得している可能性が高いと思われます。
暫く…カタルは、追随するつもりです。量子コンピュタなど…眉唾でしょうが、来年は様々な期待する技術の開花を迎えるからです。実態はM&Aなのですが…売り上げ増加に、黒字転換は…「仕手株の条件」を満たすものです。故に、人気は続くのでしょう。
もう少し…詳しくユビキタスを書くつもりでしたが…何故か、政策論議に飛び…怒りが爆発しました。東芝を、観ているせいかな? 夢テクも、必ず育つと考えています。日本は兎に角、人手不足が深刻化して行きます。カタルのかみさんは、介護の世界で…馬鹿亭主を補助していますが、彼女の現場の話を聞けば、如何に…人が、居ないか分かります。みんなクズばかりしか…集まらないのです。それならフィリピンでも、言葉など喋れなくても…資格なんかなくても、優秀な人間を雇った方が、実践的です。
日本は、やはり歪んでいます。日産自動車は悪いけれど…そんなに資格が、大切なのかどうか…。もっと本質を観た政策実行が、必要です。ユビキタスの出来高推移は、素晴らしい形を維持しています。カタルだって…イナゴ族に変身が、出来るんじゃい。ヘンシン!(ここまで書く以上…カタルも、リスクを犯し、月曜日の寄り付きに、500株の買い増しじゃい。雪山のラッセルは続きます。)果たして神様は微笑むかどうか…。