カタルは様々な売買手法を実践して試していますが、どれが良いのか分かりません。一番良いのは成長株の買い増しスタイルでしょう。でも成長株の見極めは非常に難しいものです。尚且つ、長く一つの株を持ち続ける精神力は余程のことがないと…まず、あり得ません。カタルは長く証券マンを続けてきましたが、多くの人が一時的に成長企業の株主になりますが、みんな途中で売っています。
ソニーなんか、町工場時代を知る人は皆無でしょう。トヨタもそうです。トヨタは倒産すると言われていたのですが、三井銀行が助けたのです。でも今の基準では、金融庁は絶対に、あの当時のトヨタへの融資を認めません。あの時代だからこそ、不良債権への博打の融資が認められました。
日本の銀行は、米国債への投資をしますが、テスラ社債への投資をしないでしょう。テスラの社債は5%を超えており、尚且つ額面割れ状態です。此方のレポートは面白いですよ。日本人の馬鹿ぶりが書かれています。前半部分は、貿易戦争の意味がよく分かりますから少し長く退屈しますが、自分の知識として読んでおくことを勧めます。竹中教授のレポートは此方です。
さて…昨夜、会員向けのレポートを書いていて思ったのですが、「変化日」と言うものがありますが…読者の人は、この意味をお判りでしょうか? カタル自身も理解しているかどうか…怪しいのですが、カタルは次のようなものだと解釈しています。
チャートには様々なものがあり、いろんな見方が存在します。一般的なローソク足や一目均衡表など…様々です。最近ではRSIなどをカタルは利用しています。でもこんなものは、後講釈に使われるデータだろうと考えています。
一番は「時代考察」です。その時代の変化を見極めるために、自分自身が様々な勉強をしないとなりません。金儲けも面倒な話です。訳の分からない講釈を自分なりに理解するのも、かなりの労力が必要になります。証券マンなら、それが仕事ですから仕方ないでしょうが…一般の人にそれを求めるのは酷な話です。ニュースサイトも多く存在し、自分に必要なものを誰かが選んでくれると非常に助かります。
カタルは、ほぼ一日中、様々なサイトを見て、調べながら毎日レポートを書くことを日課にしており、既に20年以上が経過します。サラリーマンの現役時代もそれなりに勉強をしてきました。アナリスト試験も受けました。でもこの程度なのです。カタルは試行錯誤して、今の立ち位置に居ますが、皆さんは毎日のレポートを読むことで、カタルが無駄に過ごした試行錯誤をしなくてエキスが抽出できます。だから戯言だと思いながら、読む価値はあると考えています。
今日は昨日の会員向けレポートの続きとして、変化日の考え方を簡単に述べ、これからのレポートでも随時取り上げようと思っています。
例えば…最近カタルが採り上げたソニー株で解説しますね。僕らの精神構造では、大概は日々の株価変化に揺れ動きます。1年間も気持ちを維持するのはなかなか大変です。金曜日にUSEN―NEXT(9418)を取り上げましたが、あの場合は1年半の辛抱でした。このソニーの場合は、7か月程度でしょうか? でも7か月も待つのは大変なものですよ。通常の人は嫌になります。
そこで変化日を利用すると良いですね。乖離が開けば、必ず株は休みます。そこで、再度参入の機会を狙うわけですが…
ソニーの場合は25日線が75日線を下から上に抜く場面(ゴールデンクロス=GC)を見て参加することも可能でした。保ち合い相場を離れる直前を綺麗に捉えています。移動平均線は緩やかに上昇、下降をしていますから、事前に何日ごろに変化日になるか予想がしやすいのです。この場合はGCが変化日になりました。
必ず、そうなるわけではなく、カタルはソニーのケースを使って解説しているだけの話です。一旦、GCを形成しても株価が再度下がることもよくあるのです。だから鵜呑みにしては駄目です。常に株式投資はケース・バイ・ケースなのです。金曜日に紹介したUSEN-NEXTも結果論ですが、このやり方が利用できました。
実はこの理屈は、原理を考えれば当たり前なのですが…、タイミングを見て投資をすれば時間が節約できる道理になります。そのタイミングを見分ける方法の一つして、25日線が下から上に75日線を抜くタイミングは利用できるわけです。これは平均移動線を使ったものですが、一目均衡表なら雲を抜けたところとか…。いろんな変化日が存在します。
闇雲に株価だけを見て判断するより、せっかく、チャートと言う先人が開発した知恵を利用しない手はありません。僕らは賢い投資家を目指し、先ほどの紹介したレポートにあるような…バカな行動はとらず、米国人の上前を撥ねなくてはなりません。馬鹿な日本人から賢い日本人へ…一緒に頑張りましょう。それでは…また明日。
有料会員の皆さんへ…。昨晩、遅くに原稿をアップしてあるので…ご覧ください。