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かたる:相場の観察処は「先導株」の出来に掛かります。相場の主役的なポジションに位置しているのは、この下げでも終始、相場が強かった「ソニー」株でしょう。ようやく高値ボックス圏を離脱した所です。およそ半年間の揉み合いを…この貿易摩擦の環境下で、高値を取って来たわけです。相当数の株式が誰かの手に収められたのでしょう。この手の株は年金資産の対象になり、GPIFなど世界最大規模の年金が株式を吸い上げたのでしょう。

カタルは一度やり始めたら、継続して…ある程度は手掛けますから、本日も5950円の指値で100株を追加で買いました。今の所は5900円の買い指値は無理のようです。7月2日に5750円があり…6月12日は5610円ですから…最大限の下値の目安は、その辺りと推測されます。このボックス離れの形は完全に抜けてから、一度、押し目を形成する場合と、そのまま行く場合があります。どちらかは…定かではありません。ソニー株の昔は、常に1万円台の値嵩株でした。復活するかどうか…。

JPモルガンの株価推移

 

カタルが述べる進化論では、米国景気は、この後も強く…当面、減速しません。金利もドンドン上がるでしょう。昨晩のNY市場は金融株が買われたそうです。JPモルガンなどは世界金融の勝ち組ですが…その株価推移を良く見て下さい。

リーマンショックを乗り越え…見事な回復ぶりです。米国の金融株の中でも抜けています。シティーバンクなどは負け組で…未だにリーマンショック前の株価を回復していません。あまりにひどく株式併合をしたのです。JPMの今回の下げは2割未満(119.3→102.2)ですが、債券のフラット化(貿易摩擦)の影響を受けています。でも三菱UFJ(894→608)と比較すると、強さが違いが分かります。

先ほど…SUMCOは2410円までありました。カタルが壁と述べた2363円(6/21)を抜いたので上昇波動入りをしているのでしょう。つまり今度は押し目買いが優勢になるのでしょう。昨日、壁の一つ1047円を抜き1069円まであった東邦チタンの同じことですし…この三菱UFJも同じことです。

つまり…今の相場はソニーを中心とした相場の流れが存在します。先頃、材料を出したエーザイですが…、カタルはそんなに良いとは思っていませんが、材料が出た引け値が9206円で、翌日の寄り値が10710円のストップ高です。もし翌日、下値から始まっていれば…参考になりましたが高寄りしているので…相場としての質は悪いのですが、それでも本日は高値を更新し11435円まであります。こんな株でも、株価が維持されます。

これならソフトバンクの方が、素質は良いと感じます。まぁどうでも良いのですが、要するに、ここで言いたいのは、先導株の行方が相場全般に影響を与えると言う相場論を語っています。だから決算を受け、最安値を更新した安川電機の出来も、相場を観る上で欠かせません。本日は95円高の3790円です。この株のポイントは、決算を受け買われた高値の4200円が重要なポイントになります。この壁を超えれば…チャート上は、横這い入りしたのかもしれません。

今はチャート上のポイントの話をしています。人間心理と言うのは不思議なもので…特に、日本人は集団行動を好みます。「赤信号、みんなで渡れば恐くない」と言う群集心理です。でも株式市場は違いますからね。常に少数派の論理でしか勝者になれません。「人の行く裏に道あり…花の山」なのです。自分の気持ちが売りたければ…買い、買いたければ売るのが筋です。

相場論的にはソニー株が、昨日付けた高値の6100円を抜く日が注目されます。証券マンなら、この6000円割れを丹念に顧客に推奨する場面でしょう。

SUMCOとジャムコの株価は、2400円で並びましたが…どちらに分があるかと言えば…ジャムコでしょう。何も小型だから…と述べている訳ではありません。相場のサイクルの話をしています。ジャムコの高値は2015年10月です。つまり3年近く相場が休みを入れています。逆にSUMCOは今年の1月が高値です。つまりSUMCOは高値を更新するまで売り物が控えており…余程、好業績を打ち出し…更に未来の見通しが改善しないと高値を取れません。

逆にジャムコは一度企業業績が沈み…復活の途上にあり、新規事業のシートでの赤字が足を引っ張ったのでしょう。航空機市場は…昨日、ボーイングは「向こう20年間の民間機需要見通しを4万2730機に上方修正した。金額にすると6兆3000億ドル(約710兆円)。航空旅客数の増加や、航空機の交換需要の高まりを理由に挙げた。 民間機整備サービスの市場規模は20年間で8兆8000億ドルに上るとみている。年間では4.2%の伸びを想定し、民間機に関する市場規模は全体で15兆ドルに達すると予想している。」と発表しており、この数字はこれまでの見込みを4.1%上回るものだそうです。

良く分からないのですが…カタルが以前、ジャムコの株価が500円前後の時から…何故、株価が上がらないのだろう…と、不思議な期間が2年程ありました。そうして300円台を付けてから、アベノミクスで円安になり業績が急改善して、大きく株価が上がりました。だから…今回のレパトリ減税からのドル高相場で…ジャムコの企業業績は急改善すると踏んでいます。たぶん赤字を垂れ流していたシート部門は、会社の見込みのように改善するのでしょう。

実はよくあるのです。あの村田製作さえ、メトロサーク(液晶ポリマー)の立ち上げにまごつき…収益の低迷が続いていました。今は大丈夫ですよ。関心のある方は此方の記事をどうぞ…。少し昔の記事になりますが、村田の動向が分かります。だから今回のMLCCとの合わせ技で、新高値更新が実現する可能性があります。今の見込みはスマフォの需要低迷ですが…こんな見込みはコロコロ変わります。

分かるかな? 株が上がるかどうか…は、現在進行形だから、未来の条件はコロコロ変化します。だからその度に自分の相場観を修正せねばなりません。何故、カタルが関心を持っている株は、常に参加するか? 実践でなければ…相場の感覚は掴めません。今、SUMCOの利食いが出来ました。利食い出来ると言う事は…相場は、まだまだ高いと言う事です。

逆に引っ掛かって、こんな筈は、ないのになぁ~と安値水準の買いが、次々に買えると言う事は…相場は下がるのです。実践での感覚は、常に大切ですよ。自分の相場観は常に正しいと…勝手読みをしないことです。市場の動きがいつも正しいのです。

でも「この株価は間違っている」と…とカタルは良く述べます。ケネディクスは安いと、いつも思っています。もう5年も…そう感じています。その為にこの体たらくの人生です。邦銀株もそうですね。これはもっと長いのです。疑問は疑問として封じて置き…相場に臨んでいます。

息子がマンションを売り、彼の行動は間違っていると思っていますが、世代交代は否めません。だからこそ大きな心理的に…潜在するギャップが、非常に大きいと思っています。ようやく…名目時代に入るのです。5年も待ったのです。いや上京してからだから…30年ですね。トホホ…。

名目時代は、常に今日の高値は、明日の安値なのです。だから人より先んじて、ラッセルをする人間が勝つのです。他人に先陣を譲り、他人の行動を後ろから批判しる実質時代は、終わりを迎えています。だから日経平均株価は22750円を上回り始めています。「実質時代よ、さようなら…名目時代よ、こんにちは」…なのです。

今年は危ういですが…毎年、2倍増を達成すれば…8年で100万円が1億28百万円です。カタルは200万円からこの実験をスタートさせており、短期運用を始めました。もしこの目標を達成できれば…皆さんも真似をして下さい。今年は先頃の「カタルの短気」で、250万円も飛ばしました。トホホ…。売らずに良かったのです。SUMCOなどは大成功だったのに…。呆れて物が言えません。

本日はソニー株を始め、東邦チタンも1040円を、また1000株だけ買いました。本当は1035円でしたね。ジャムコの2390円は無理でした。買えなければ…上を買うしかないけれど…まだ市場は、疑心暗鬼なのでしょう。でも三菱UFJの700円台回復になれば…かなりマインドは変わるのでしょう。ケネディクスも630円を買ったのですよ。まぁ、これは期日が近く、実施的にはクロスなのですが…。カタルの場合、毎月、期日があるのです。

7月初めの…あの観測は正しかったですね。ソロソロのタイミングの筈と、打診買いを入れていたのが…でも古河電工の話を持ち出すまでもなく…やはり「買いは遅かれ…」なんだね。なかなか、この「諺の会得」が出来ていません。

株式市場には、先人の失敗が詰まった格言がたくさんあります。その言葉を上手く咀嚼できるなら、今頃は億万長者なのですが…トホホのカタルを繰り返しているようじゃ…なかなか成長できないものです。この年になっても駄目なら、棺桶まで…こうして馬鹿を、繰り返すのかな~。早く、名目時代の確立を…。

それではまた明日。そうだ…最後の面白い記事を紹介しておきます。此方です。これぞ…株式投資の真髄なのでしょう。



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