名目時代の確立

ケネディクスの決算が7117-2650-2378-3286-14.0(営業収益、営業利益、経常利益、当期純利益、一株当たりの利益)の1Qから、49228-10200-9931-9361-40.2と発表され2Qは好調な成績になりました。不動産の売却利益でしょう。当たり前の話ですが…今までのケネディクスと違うのは通期も増額したことでしょう。会社側の通期見通しは62400-14000-13200-11500-49.7です。しかしこの数字も非常に控え目です。だって潜在的なランニング利益を加えただけでも40円+10円~14円*2=60~68円です。決算は此方から

業態は絶好調で…外部販売の収益不動産は、幾らでも売れる環境です。AUMの1兆4286億円の価値(外部と合わせ2兆円超え…)は、非常に大きなものなのです。更に一番大きな背景は、日本が人手不足から海外人材の受け入れを積極化しています。これに加え構造改革です。長い「失われた時代」が終わり、新しい時代に向けたステップアップの為に、ようやく日本企業は重い腰を上げ動き出したのでしょう。(名目時代の確立)

6月の名目賃金は3.6%増で実質値は2.8%なのです。この意味を理解できない人は大勢いるかもしれませんが…日本は確実に変化を遂げています。だからGDPの消費の数字が改善してきました。

1989年以来、日本は村論理の改善に取り組んできました。株式持ち合いなどが、一番良い事例でしょうか? そうして電通事件からヤマト運輸、さらに東芝は、古い体質が壊れ、新しい時代に移行するために起きている現象です。村論理からの転換です。ロドリックの「世界経済のトリレンマ」の話は重要なのです。背景を理解できる自分自身の下地がないと…なかなか今の現象の理解が進みません。だから昨日も紹介しているレポートは大切なのです。

一般的には日米の貿易摩擦が懸念され、トヨタの300万台生産体制が揺らぐ懸念が存在しています。20%課税は大変だ…と馬鹿は騒ぎます。でもカタルはスマートコミュニティーに向かい、良い刺激になるかもしれないと言う認識です。ものづくり国家のトヨタ体制は古いと考えています。SFの世界を想像すると分かります。

貿易戦争と言うか、貿易紛争と言うか…。このような現象はステップアップの為の課題と捉えるのが正しい認識ではないかと思っています。中国は自国産業を育てる為に、厳しい資本規制をかけ、外国からの技術導入を謀って来ました。日本の物まねより、えげつない対応に見えます。そうして…何かあると制裁です。国家権力を翳し企業を恫喝します。

中国自動車販売の前年同月比推移

米国の狙いは、このような仕組みの改善です。中国の7月の自動車販売は2か月連続でマイナスに転換しています。その様子が此方です。明らかに中国は弱って来ました。賃金が上昇したために、ベトナムなどへの生産移転も加わっています。固定資本形成に、過度に依存したツケが溜まっているのかもしれません。その自動車販売の推移を示したグラフを掲げておきます。

混沌としていますが…カタルの読者は、賢い投資家を目指しましょう。カタルは期待したように株価は上がらないし…不安を懸念するほど株は下がらないと述べています。トルコリラの急落から、イタリア大手のウニクレディト銀行への不安再熱など…懸念材料が増えていますが、これはいつもの常套手段です。

今までの日本株は、必ず崩れていました。でも先ほどの名目賃金と実質賃金の差が広がっています。明らかに名目経済が加速し出しています。重い石を動かす時は…、石が動くまでが大変なのです。でも一度動き出せば…後は簡単に移動します。

「流動性の罠」に陥り4年から5年が経過し、ようやくケネディクスも溢れる利益を、隠せない所に来ました。宮島さんは保守的ですよ。このラインが、おそらく…日本人の一般的な意識水準でしょう。22750円を挟むボックス相場からの離脱のカウントダウンが開始されているように感じています。

日経平均株価の最高値38915円を抜くのは、もう直ぐなのです。このような時代の流れは、全て一連の動きなのです。株式投資は常に様々な角度から検証しないと…正しい認識に行きつけません。総合的な判断が出来るようなレベルに早く到達したいものです。

さてこの程度で…本日はお終いです。

本日は書き出しが遅れ…これから有料会員向けの原稿を書きますから、かなり遅くなります。今は眠く、昼寝をこれからする予定です。だから会員の方は、明日以降に読んでください。アップは、夜中過ぎになると思われます。ゴメンね。



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