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かたる:8月末は7連騰となり…23032円を付けたことで、本年前半の弱気局面は終わりを迎えたように感じています。考えてみると…今年は年初こそ強かったのですが、安川、ファナックの設備投資株が期待感を持って買われたところが天井で、その後は一貫して下げ局面に転じています。

カタルは弱いと思っていたので、一般的に保守的と言われるディフェンシブ・ストックの中から、調整を終えていた「小野薬品」を選択しましたが…シコリ感と言うより誤解だと思うのですが、メルクの「キイトルーダ」が「オプジーボ」より優れているという認識で相場が伸びませんでした。

こんな事は基本だろうと思っています。メルクの時価総額は、およそ20兆円ほどなのに…小野薬品は1兆5700億円ほどの規模なのです。つまり何もかも…1/10以下なのです。故に臨床に対する資金手当ても儘ならず…開発も遅れるのが当たり前です。

それなのに…市場ではオプジーボの効き目が、キイトルーダに比較して劣っているとの評価で株価が叩かれるのは納得できないものでした。でもこれが市場原理の与えた評価ですから納得するしかありません。

この壁により、たぶん時間推移だと思いますが…小野薬品は、またしても調整を強いられました。相場と言うのは、なかなか難しいものです。

でも今年は結構、頑張りました。この小野薬のおかげで、調整局面の第一波を避けることが出来ました。この後に、掲げた「NPC」ですが…此方も途中での腰折れ相場です。なかなか良い選択だと思ったのですが、まだ早かったのか…。あるいはNPC側の努力が足りないのか…此方も腰折れでした。国の政策は一貫性が欠如しています。理想論に燃えるのではなく、妥協の産物ですからね。

小野薬、NPCと上手く育たず、カタルは難しい相場だと実感し…半分諦めつつ、それでも立ち向かいました。 厳寒と言うより…冬の印象です。その寒さに震えています。

古河電工が、良い事例でしょう。誤解があると困るから述べておきますが、一度、相場を形成しておりシコリ感のある株ですから、カタル好みの…本来の銘柄ではありません。それに38915円の奪回には、このような銘柄の新高値更新が必要になります。その観点もあります。

進化論は非常に特異な発想なのです。でもこの可能性を、カタルは「時代の流れ」から観て…先読みしています。チャートを見れば分かりますが…たぶん早いのです。

皆さんは、簡単に儲かる銘柄がないか?…と問われますが、今年は難しいのです。ここでは神主さんが良い事例です。だから今までのように銘柄が大きく育ちません。過去のカタル銘柄なら、2倍、3倍は当たり前ですが…小野薬やNPCの出来を見れば分かります。

ましてや…日本人は根性のある人間が皆無なのです。長引く「失われた時代」で、本来なら、昔の秀和や桃源社のような新興成金と言うか…。そんな連中が活躍するのです。今ならネット族ですかね。でも昔に比べると…小粒です。ホリエモンのようなケースもあり、みんなビビっています。

面白くないですね。世界相手に果敢に挑戦するのはソフトバンクの孫さんにユニクロの柳井さんぐらいのものかな? でも大河ドラマの西郷隆盛のスケールは、なかなか感じられません。日本を変えてやると言う体制転換を企む根性のある若者は見えません。みんな小さく纏まっている印象です。ZOZOの前澤さんも面白いやつですが…これからどう変化するか。

グリーの田中君を一時は買っていましたが、なかなか一皮むけず…やはり何かが、日本には欠けているのでしょう。世の中、どうせ、みんな死を迎えます。それなら馬鹿をやって楽しめば良いです。

そのような時代背景は、「名目時代」でしか生まれません。清貧思想の実質時代は、共産国家のようなチクリの社会です。他人批判などをして、いったい何が面白いのか? やはり…カタルにはサッパリポンの世界です。今の体操界の問題も同じ土壌です。

スルガ銀行問題もルールを逸脱しているから、経営者の退陣は当たり前なのでしょうが、そのルールの基準が正しいのか…見直すべきなのでしょう。何故、銀行独自の判断で、融資が出来ないのでしょう。この背景には厳格化した金融検査体制があるから、不適切な行為に及ぶのでしょう。箸の上げ下げまで指導する、行き過ぎた検査の結果、生まれた現象のように感じています。

ATMでの現金引き出しも50万円までの規制かな? 過剰な制約です。日本らしく…なんでもかんでも人間の行動範囲を、お上が勝手なルールを決めて、制限を加えます。ルールの基本が消費者本位ではなく、産業育成の一握りの権力者優位に傾いています。

自動車産業など…保護する必要があるのかどうか。東京に車が必要なのでしょうか? それなのに…道路は広く取り、利用者が多い歩道は狭いのです。今の時代だから、自動化すれば…もっと面白い未来社会が築けるのでしょう。

お金で大きなのは不動産です。この資産価格を上げて…余剰資金を生み出せばいいのです。米国の力の源泉は資産価格の上昇により産み出されています。アマゾンの成長力をみれば分かります。長年、赤字を垂れ流しても…メルカリのように叩きません。テスラなど…どう見てもあり得ない基準で、産業を育てようとしています。

冒頭のメルクと小野薬品の力の差は何処で生まれるか? よく考えると良いのです。

パッパラパーを育てる名目時代の確立が望まれる次第です。今回こそ…株価を保ち、育てられるかどうか…。ケネディクスのオーバーの売り物は、たった51万株です。何処まで行くと…200万、300万と言う数字が見られるのか…。自社株買い効果とヘッジファンドの再度の出番は、いつになるのでしょう。

誰が、猫の首に鈴を付けるか? ネズミは盛んに協議をするばかり…。

9月入りしたばかりの戻り相場は、まだ腰は弱く…何度も緩むのでしょうが、物事には道理があります。更に叩けるものなら、叩いてみればいいのです。カタル君、この程度の上昇相場で、既に、手がかなり空きました。

次に選択する銘柄は…何にすべきか? 東芝は確実ですが…速度計算が上手く出来るかどうか。3700円を付けそうな古河電工の持ち株を増やすべきか…。この買い方の研究をもう少し続けてみたいですね。

反騰相場は、どのポイントで生まれるか? 実は小野薬品は失敗作なのです。何度も、何度もチャレンジして…的確なポイントで大きな勝負が出来ませんでした。あれは…たまたま当たったタイミングです。貧乏人は、金持ちの上前を撥ねる為に、努力しなければなりません。

そうしないと…「成功」の二文字の前に「棺桶」の二文字がやって来る。時間がありません。これから少し時間をかけて、勉強をしてみるか…。何れ、皆さんにも、その結果を伝えることができるでしょう。今、3700円の古河電工が買えました。今度は3650円です。

昨日は、お出かけ時には雨が上がりラッキーでした。バレエも面白いですね。なんと言っても…美しい。

実は、娘が敬老の日に、お婆ちゃんへのプレゼントのチケットでした。そのお相伴にあずかった次第です。帰りに上の展望レストラン…あれは椿山荘かな? …で食事をして帰って来ました。

折角、東京に住んでいるのだから、文化に触れる機会は多いのに、それを活かしているかどうか…。東京の地価が高いのは、そんな文化価値もあるのでしょう。博物館などもありますからね。本物は…やはり面白いのです。それでは…また明日。



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