本日の東京は涼しいのです。カタルは江東区に住んでいますが、先ほど、猛烈な雨が降りました。涼しい風もあり…夏が消えてしまったようです。寒さはなんとか我慢できますが、暑さは駄目です。この夏は買い物に行くにも滞り気味でした。一歩も外に出ない日が何日あったのでしょう。娘が住んでいるロンドンも暑かったようです。彼女のマンションにはクーラーがないとか…。ロンドンは比較的、気温が低いのでしょう。でも30度を超える日もあり大変だったようです。
これからバレエの公演を見に行くのですが…出かける時間帯だけ、雨が降らないと良いなぁ~。せめて小雨なら…と人間ですから「勝手な願望」を考えます。
この勝手な願望ですが、株式投資では厄介な問題です。株価は市場参加者の総意で動きますから、自分の願望が株価になって現れる訳ではありません。この「心の整理」がつかないから、売り時に売らなかったり、買い時で買わなかったり…するわけです。
でも「力量」さえあれば、この力量とは、「資金力」と「精神力」の二つの意味を持っています。
株式投資ほど、自分自身の力量が、試される場はありません。如何に、自分が小心者か…いつも思い知らされます。そのくせ、儲かり始めると、直ぐに有頂天になります。馬鹿は気持ちが大きく揺れるのです。まるで「躁うつ病」のようなものなのでしょう。
先人の教えの諺は、抽象的な表現が多いのですが、なかなか優れています。「売りは早かれ、買いは遅かれ」…でも株価が上がり出すと妄想がどんどん膨らみます。しかしここでは自分の力量配分が、問われる訳です。これを克服する投資術が「ブツブツ投資」です。
分散して…売り買いをするのです。誰も株価の天井や底は分かりません。故に何度も何度も繰り返す事が出来るほど細分化投資をします。でも最初は100株と…僅かな金額でも、論理的に倍増ペースで買うと…あっという間に、巨額な投資になります。
この配分が、また難しいのです。1→2→4→8→16→32→64→128と僅か8回で100株が1万2800株の投資になります。500円の株を10円刻みで買い下がったら430円まで買ったら資金は尽きます。
古河電工のケースだと5500円として100円刻みで買い下がると…5400で200株、5300円で400株、5200円で800株…今、エクセルで計算したら3400円まで買えた計算ですから、3400円の時は、なんと…209715200株ですから現実的ではありません。2億株を超えるのです。数字のマジックですが…。発行済み株式は、僅か7066万株しかないのです。
確実に儲かるブツブツ投資を現実的な実践方法に変えないとなりません。そこで株数を増やさず、同じ株数で買うとどうなるでしょう。5500円から3400円までで、合計の買い付け株数は2200株です。これなら…現実的な対応です。ただ、買い値の平均値は4450円ですから、まだ損をしています
そこで…500円下がったら、買う株数を100株ではなく500株にすると…3400円までで合計の株式は3800株です。 投下資本は全部で1659万で平均買値は4365.79円です。まだ駄目ですね。
そこで…500円刻みで倍増させるのはどうでしょう。5000円で200株、4500円で400株、4000円で800株と言う具合です。この方法だと合計で4800株を買う事になり合計は1969万ですから、そんなに先ほどの買い方より膨らんでいません。 しかし平均買値は…4102円です。
まだ駄目ですね。もっと工夫が必要です。時間を置く方法もあります。3回程度のポイントで、株を買っても…さらに株価が下がり続けるなら、一度、時間を置くことなのでしょう。このポイントと言うのは…ゴールデンクロスなどの変化日や、移動平均線のラインで買う事です。きっと…そうすれば、精度も、もっと上がるのでしょう。
さて本日の本論は、違うのです。昨日、任天堂のスウィッチを買って、今はゼルダの伝説に嵌っていると…昨日レポートで書きました。今朝のニュースを観ていたら…ソニーの此方の記事が目に留まりました。「Fate/Grand Order」は400億円も営業利益を叩き出すそうです。すごいですね。
実は任天堂は、カタルのお気に入りの銘柄で、昔、サラリーマン時代に1万円に乗る前の任天堂で、公募増資に絡み馬鹿になって市場から株を買っていたら…幹事証券の野村証券から、株価安定要請が来て、公募価格、決定前に市場から株を買うのを自粛して欲しいとの依頼があったのです。その代り、公募株を余分にくれると言うのです。
懐かしい話を想い出しました。その当時は株価が上がり過ぎると…増資を実行出来なくルールがあったのです。名目時代らしいのです。 今なら公募増資と言えば…株価が下がるのが当たり前ですが、昔は、その増資資金が工場の増設に充てられ、更に利益が膨らむと…ポジティブな解釈がされたのが名目時代です。先日、シャープは増資を取りやめましたね。今の時代と増資の考え方も…まるで違います。
この任天堂はゲームを手掛ける前は、カルタを作っている…地味な会社でした。花札ですね。トランプなども作っていました。確か…株価は500円ほどの財務内容はマズマズの地味な会社でした。
ところが…ゲーム&ウォッチと言うカード型の液晶ゲーム(ELかな?)と時計機能が付いたオモチャを売り出し…株価は1000円台に跳ねます。カタルは、自分自身で1600円台かな? 2000株だけ買ったことを覚えています。それから…3年程経過して、ファミコンが発売されました。例のドンキーコングです。最初は、つまらないものだったのですが…スーパーマリオが登場し、隠れたアイテム探しや…色んな攻略方法が出てきて、一大人気になって行きます。
テレビゲームなどが、ない時代の話です。あの2000株を今まで持っていれば…今頃、カタルは大金持ちでしょう。使え切れない数十億円のお金を持っている筈でした。
成長株投資の話をしているのです。あれから、既に40年近い歳月が過ぎるのでしょう。きっと成長株の定義は、社会の生活様式を変える革命を起こす企業に与えられる称号なのでしょう。
マイクロソフトは「ウンドウズ95」で、パソコンを一般化させました。でも当時、技術覇権を争っていたNECは、競争に敗退して凋落する企業になっています。アップルは…やはりスマフォでしょう。スマートフォンが人間の生活様式を大きく変えています。
今はオモチャのような「AIスピーカー」ですが…、やはり2000ドルに乗せるアマゾンの株価を支えているのかもしれません。社会変革こそ…成長株の条件なのです。読者の皆さんも…新しい潮流に気付いたら、カタルに教えて下さいね。
カタルは、数々の成長株に乗れるチャンスがあったのです。アスキーではなくマイクロソフトだったし…。創業当時は…時代も混沌としており、はっきり見えないのです。
でもゲームは時間の無駄で、人間の成長にとって、悪との認識もあるのでしょうが…音楽だって娯楽だし…絵画も同じようなものでしょう。Eスポーツをインドネシアが教育に取り入れる…と報道され、Eスポーツと概念が一般化し始めています。 賞金が付くようになり、やがてプロ野球や、プロサッカーのような展開を始めています。
今回、「ゼルダの伝説」のゲームをやっていて思ったのです。昔は謎が解けず…1週間も2週間も彷徨っていましたが…今はスマフォが教えてくれます。ユーチューブの動画サイトなどに、たくさん投稿されており、こんな攻略もあるのか…と思いました。あの…コントローラーを逆さまして、ボールを投げるやり方でないと…あの場面の攻略は、先ず不可能に近いのでは…ないかな?
コントローラーから振動が伝わり、コントローラーの向きを変えて弓を放ったり…今のゲームは革新的な技術が、ふんだんに使われています。やはり、なんでも実践をしてみないと、本当のことは分かりませんね。
株式投資もそうです。アナリストなどは、所詮、素人集団です。カタルは歩合給の中で、真剣に食うために勉強を続け、「政策」の大切さを学んできました。
戦争などは、食えないから起るのです。大恐慌が引き金になって、戦争に発展します。おそらく…アフガンやシリアなどの紛争も、同じでしょう。みんなが食えるなら、治安は安定します。今のブラジルもやばいですね。犯罪率が高まっています。
市場原理主義は…必要な所に必要な資金を与える仕組みで、効率化の競争です。その世界標準のアイテムは「ROE」です。資本の効率化が問われるのです。
はやく10%以下の企業をなくし…せめて20%以上を達成するような効率社会が望まれます。そうしないと…少子高齢化に勝てないのです。日本は幸いロボット化や効率化が大きく進む…時代に位置しています。
都銀は、ようやく効率化を考え始めています。追い込まれれば…やれるのです。RPAなどを利用すれば…人間が手作業で入力するより、余程、正確でスピーディーでしょう。段々時代の進化のスピードがアップしますからね。カタルも遅れないように…勉強をして、ゲームもAIスピーカーも自分で使って実践をしないと…課題が分かりません。
株価は自分が決めるものではなく、市場参加者の総意で成り立つ事を自覚しなくてはなりません。賢い投資家を目指し…互いに頑張りましょう。それでは…また明日。