悪夢とは言うものの…

本日は二つのサイトを紹介します。少しレポートの内容には難がありますが…これが日本の実態だという現象を表したレポートが、こちらです。

何故、カタルがメディア批判を繰り返すか? 基本的に日本人は間違ったメディアの方向性により、洗脳され続けている実態があるからです。昔は官僚が優秀で日本の成長を後押ししていましたが…1980年代に入り、間違った方向性で誘導したために日本は足踏みを続けています。その結果、一人当たりのGDPは、先進国に大差を付けられました。実質時代に拘った政策を実行したためです。

ダ・ヴィンチなどの良識ある不動産会社を抹殺し、我々は何を得たのでしょう。その反面、官民ファンドは、必要もないJDIに、国民の税金をぶち込み…焦げ付かせています。あの時はシャープが手を上げていたはずです。カネボウのケースと一緒です。

でも日本でも…東急不動産は早くに名目時代に舵を切っており、今では渋谷の再構築に邁進しています。付加価値を高めているのです。リスクを取った経営をしています。行政も、ようやく活動的な展開を打ち出すケースが増えています。

でもまだまだ…みんな真剣に頑張っていません。戦後からの復興の努力と比較すると1/10にも及ばないのでしょう。日本を、いかに豊かにするか? もっと真剣に議論をする必要があります。

基本は「名目時代の確立」です。資産価格の上昇を定着させ、その上昇率の角度を高めれば…あっという間に、米国にも追いつくのでしょう。

昨日、見ましたね。米国のGDPは、およそ6万ドルです。それに引き換え日本人は3万8440ドルに過ぎません。ドイツは4万4550ドルですよ。日本人の劣化の原因は、メディアの国民に対する教育方針が間違っているのです。日経新聞の記者さん、頑張ってくださいね。世論を誘導するのはあなた方なのです。ROE経営の推進を…。

さて本日の論点は、この話ではなく…カタルは昨日、滅多に読まないのですが武者さんのレポート「真夏の夜の悪夢」を読んでいたら、強気だった方にしては、珍しく弱気に見える部分を露呈させており、その元となる日経ヴェリタス8/11の中前忠氏のレポートを読むために…このレポートを書く前に、近くの図書館に足を運び、中身を今、読んできました。

東京では日経ヴェリタスや日経産業新聞などを用意しているのは、江東区だけです。他に日比谷図書館や国会図書館は別ですが…カタルが株屋を辞めて、引っ越しを江東区に定めたのは、家賃が安いこともあるのですが…その辺りが充実していた為です。日経は中身があまり変わらないのに、たくさんの出版物を出しており、時々読みたい記事を読むために購読料を払うのは大変です。現役の頃は、かなりの新聞や雑誌を購読していました。でも今はスマフォで…十分ですね。

でも一つの記事を読むために…(カタルも嘘を書くわけに行かないし…)それなりに努力をして情報を集めているわけです。図書館に、この…くそ暑いのに、たった一つの記事を読むためにわざわざ出向き、このレポートを綴っている努力をかってください。

さてその内容は…言い古されたものでした。だから気にする必要はありません。中前さんの中身は、一つはドイツの話です。この話は昨日のレポートで輸出依存度の話をしています。

自動車は兎に角、すそ野が広い製造業です。車の部品の数を考えれば分かります。1台200万から300万円程度とすれば…GDPに与える影響度も大きいですね。家の次が、高価な買い物の「車」と言う耐久消費財です。しかもドイツは、日本よりはるかに輸出依存度が高いのです。日本の14.3%の対し、ドイツは39.3%ですよ。GDPがマイナス成長に陥るのも頷けます。

もう一つが、本日の日経新聞にも載っている通貨「元」の話です。中国の成長力が落ち、過剰設備を抱え…借金返済が滞る可能性を指摘しています。

基本的に中国は、成長を加速させるために過度の競争を強いてきました。そうしてその中で勝ち残った会社を保護しています。ファーウェイを見ると分かります。その為に無駄が多いのです。故に、ドル不足になる懸念があります。元安は更に大変ですよ。

トルコやアルゼンチンのような事例がありますが、中国の場合は大きいですからね。成長率が落ちると…借金の前提である売り上げが落ちますから、どんどん経済が逆回転していき、一気にクラッシュする懸念を述べていました。この話は昔から存在し…対策も練られています。

その二つが骨子でした。むしろカタルは日経新聞の8/14日のラナ・フォルーハーのレポートの方が新鮮でした。でもこの話も、前から述べられている景気循環論の終わりに対する漠然とした恐怖に思えます。在庫循環による世界景気の収縮は既に始まっています。世界の自動車産業は、その標的です。半導体もその一つです。

そうだ、中前さんのレポートの中で、米国の商業不動産の話が登場し、今の価格を支えているのは、新興IT企業がソフトバンクなどの支援を受け、赤字なのに業務を拡大しており、そのバブルで支えられた価格は、いずれ…崩れるという主張もありました。

事例として思い浮かぶのは…ウーバーなどの存在でしょう。売り上げの成長力が鈍ると…借金が課題になります。このケースが露呈したのが最近のテスラです。テスラは借金を元に成長を加速させていますが…それを支えているのが、(ソフトバンクは違うかな?)でも新興企業を応援する資金です。世界の中央銀行が量的緩和で生じさせた資金を利用して…「シンギュラリティー」に結びつけようとする時間の話ですよ。

基本的に…今の低インフレ、低金利の時間的な空間は、何故、生まれたのか? 

リーマンショックは神が与えたチャンスにも思えます。その結果、世界の金融機関は過剰な自己資本比率の達成を強いられました。法律が、彼らの手足を縛ったのです。でもその不足分を、今度は世界の中央銀行が、もっと大きな資金を供給することで…アマゾンやアリババが誕生し、GAFAが誕生し…今はAI革命に邁進しています。

この時代革新を支えたのは…豊富なマネーなのです。仮に中前氏の論理が正しいのであれば、それら企業に出資しているソフトバンクGの株式を「空売り」すべきです。世界で一番危ない会社です。野村証券がソフトバンクGの社債を販売していますが、あんなものは紙くずですよ。

自分の論理に、賭けて投資をしてみれば良いのです。日本の評論家は偽物ばかりです。本物なら、みんな、大金持ちです。雑誌や新聞に自身のコメントを載せることなどしませんね。ましてやカタルのように毎日、レポートなどを作成しません。だからカタルは3流なのです。所詮は貧乏人の戯言です。

来年のどこかの時点で、カタルは、米国金利が反転する可能性も見ています。この中前さんやラナ・フォルーハーのような論理が、打ち砕かれるコンドラチェフの本格的な景気循環が起こるかどうか…。

だから半導体株のエヌビディアの業績推移は、追い風報道なのです。非常に価値が高いのですよ。あの前期比で16%増の売り上げの意味は一企業の話ではないのです。

まぁ古河電工が、この株価では…まだまだ時代の波は訪れません。この武者さんのレポートを、自分自身で消化できる投資家レベルに、カタルの読者は、早く到達して欲しいのです。

ここで重要なのがMMT理論やシムズ理論などの話です。だからドイツの財政出動の話が市場に出てきたら、直ぐにNY市場が反発したのです。この後、日本は消費税を引き上げ、やはり影響を受けるでしょう。その時に日本は財政出動をするのかどうか…。米国だって同じです。トランプは、株価が下がれば…的確な財政出動などをしますね。彼は株式本位主義人間です。

幸い…日本はまだオリンピック特需がありますが、これが一気に落ち込みますから、その時に代わりとなる需要が必要です。水道管の老朽化や電線の地中化など…いくらでも需要はあるのですが、道筋を上手くつけられるか? 先日、日本の信号機を開放して、5G投資を促進させるアイディアが登場しました。一気に巻き返しが出来るタイミングなのです。

なんと言っても…企業の内部留保が、歴史的な水準に積みあがっています。そのお金を、どう回転させるか? だから日経新聞による経営者の洗脳作業が、必要になります。日経新聞は日本の岐路を誘導しているのです。その自覚をもって、明るい未来に焦点を当て…冒険をする勇気を経営者に与えることが、出来るかどうか…が重要になります。

清貧思想など、糞くらえ!なのです。

カタルが述べている名目時代が確立されると…大変なお金が残せます。100万円が1億、2億に化けます。いまから、楽しみにしていてくださいね。日経ヴェリタスは、一般的ではありませんが、せめてラナ・フォルーハーのレポートが、8月14日の日経新聞に載っていますから、この武者さんのレポートと共に…読者の皆さんは、読んで置かれると良いでしょう。

さてこれから、ようやく高校野球の観戦です。昨日の星稜の奥川君は連投してどうなのでしょう。今日の試合は仙台育英です。のんびりやりましょうね。それでは…また明日。 i



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