整合性と仕掛け人

台湾では民進党の蔡英文氏が817万票を獲得し、国民党の韓国瑜氏は552万票でした。香港情勢の影響を受けたのでしょう。同じく…オランダのASMLは、中国への露光装置(ステッパー)の輸出許可が、オランダ政府から米国の圧力でおりないと言います。この二つのニュースは、一見すると繋がりが見えませんが、ベトナムの外貨準備高の増大なども合わせ、米中貿易戦争の影響を受けています。

これらの問題は、カタルは昨日ゴーン事件を採り上げましたが…全て繋がっています。東京地検の幹部は、社会現象を見て…世界の流れを知らないと駄目ですね。カタルには全て、同じ背景に見えます。この背景を理解できる人は「市場の整合性」の概念を理解しているのでしょう。

株価の動きもそうですよ。野村証券の相場の強さを、度々強調しているのは意味があります。三菱UFJが上昇し…金曜日はアイフルが300円台に入りました。220円で買ったアイフルが300円を超えた訳で、マズマズでしょう。加えて…カタルは、オリコの株価の反転を伝えています。そうして…Jトラストは、間違いなく上がるだろうと述べています。

三菱UFJの日足推移

分かりますか?「市場の整合性」の話です。自分が考えている世の中の流れが正しければ…全ての現象が、その方向性に流れます。でもここに来て、三菱UFJの株価はもたついています。当たり前です。これほどの大型株ですから条件が揃い…しかもCTA(商品投資顧問業者)などの巨額の資金を動かすファンドが、大きく動かないと株価は上がりません。

皆さんは、単純に…企業業績が良ければ、株価が上がると思ったら大間違いです。色んな条件が揃わないと、なかなか相場にならないのです。

日経新聞の2面に製造業より、非製造業の会社に個人投資家が動いていると記事が掲載されています。その中でイオンの株主優待制度が書いてありますね。カタルはこの記事を見てGDPの構成比を直ぐに連想し、株式市場は何故、製造業ばかり注目するのだろうと…その方向性を普段から疑っています。

だから先日、経団連の会長の話をしました。過去は東芝やIHIなど…新日鉄に日立と、どの企業も製造業です。でもGDPの構成比などは既に逆転しています。先日、米国で発表されたISM指数も製造業に比べ、非製造業の数字は良いのです。これは国内消費が、確りしている現象です。

日本のメディアの報道の仕方に、いつも疑問を覚えているカタル君、なぜ「流動性の罠」が6年にも及び…内部留保が463兆円も、積み増されるのか? 

野村証券株の日足推移

でも昨年あたりから…「コーポレートガバナンス」の問題が背景にあり…ROE経営やM&Aの話題が増えています。この背景は、ようやく日本の経営者も…長かった「失われた時代」から、一歩、踏み出したことを意味しています。あのトヨタがスマート都市建設です。このような流れと…冒頭の野村証券株の相場の強さが、見えないようでは、「市場の整合性」を理解できてないでしょう。

Jトラストの日足推移

株価が上がるためには、仕掛け人の関与が不可欠です。しかし折角、仕掛けても…市場の支持を得られない事も良くあります。昨年、カタル達はJトラストを350円前後から500円台まで買いましたが…この500円台を維持できずに、株価は調整に入りました。でも市場の支持が得られるなら株価は下がらずに…480円から500円台で高値圏のボックス相場になった事でしょう。何故、市場の支持が得られなかったのか?

仕掛け人達の力量問題もありますし…企業業績の進展度合いの問題もあります。でもここに来て全ての現象が、Jトラストの株価上昇を暗示しています。此処では、ようやく…三菱UFJがバンクダナモン減損処理をした事も関連します。先日、ソフトバンクの孫さんはインドネシアへの投資を加速させると述べています。

その理由の一つは、法人減税であり…首都移転です。この辺りの繋がりが、カタルには直ぐに見えます。だからレポートで、Jトラストにも朗報があると述べて…インドネシアの法人減税25%→20%の話しをしました。

全ての事象は「Jトラスト」の株高を暗示しています。需給面でも信用の買い残が大きく減っています。でも市場の整合性を理解できない人は、三菱UFJの減損処理とJトラストの繋がりは見えません。僕らはJトラストの企業業績の要が、インドネシアの出来不出来にかかわっていることを…事前に知っています。だから直ぐに連想が出来ます。

本当は…昨年の段階で、株式を集める人が、もっと居ても良いと思うのです。でも株価は500円処か…、400円も割れる始末でした。多くの人には、この会社の成長性が見えないようです。でも強力な仕掛け筋が介入しているなら、株価は下がらずに…時間調整の整理を続けたはずです。

ここではJトラスト株を題材にして、仕掛け人達の動向や、相場の成り立ちをJトラストの株価で説明をしているのです。かたるに力があるなら…このラインで1000万株近くを買うでしょう。でも残念ながら…100万株も、買うお金がありません。たかが5億円のお金もないようでは…自らが仕掛け人になり、自分の主義主張を、市場で問うことは出来ません。だからコバンザメに徹するしかありません。

自分で相場を仕掛けるには、最低でも100億から200億程度のお金を自在に動かせないと駄目でしょう。でも大金持ちは…下値でジックリと株を集めます。千代化なども…良い事例になるでしょう。たぶん下値を集めているのでしょう。まだ上を買う段階ではないのです。

アイフルの日足推移

株価が上がったから、言う訳ではありませんが…アイフルは昨年5月20日に資本金を減少させ、繰越利益余剰金の欠損を埋めています。この辺りを見て、カタルは会員レポートでアイフルを紹介しており、自ら220円で2000株を買ったのです。

本当は…Jトラストもアイフルと同じように、高値圏で玉を集めるべきだったのでしょう。

アイフルはたぶん残存玉もあるのでしょう。だから年が変わり、仕掛け筋は値幅を狙い始めました。かたるはそのタイミングを、大納会で…事前に伝えています。でもカタル自身、他の株を手掛けており、アイフルは買っていません。ですが…なるほどなぁ~と思います。

仕掛け人達も市場の賛同を得られるか…分からないと思います。でもやり方は見事です。

本日は仕掛け人達の関与や、市場の整合性の話をしています。難しいのです。自分が相場を創れるとしても…強引にやっては駄目です。だから10万株の売り物の壁があって…自分で全部、買える力量があっても…絶対に買っては駄目です。買うなら5000株単位で、数回程度でしょう。市場の支持が得られるなら…残りは他の市場参加者が買います。

今日は仕掛け人の存在や、相場の成り立ちを解説しています。条件が揃わないと…不発に終わるケースもあります。そんな時は、山手線と同じで…もう一回りするまで、時間を待つしかありません。のんびりやれば…良いのでしょう。下値を丹念に買い、上値になったら僕らは段階的に売り上がれば、良いのでしょう。

何も一緒になって、株の高値を馬鹿になって買う必要性はサラサラありません。当面は力を付ける作業を、繰り返せばいいのでしょう。

本日は「市場の整合性」の話や「仕掛け人」の話などを題材に原稿を綴りました。昨晩は普通に寝たのですが…なかなか寝付けずに朝方に眠ったようで、起きたのは11時を過ぎており、そこから1時間ほどニュースを見て原稿を書きました。だから少し遅くなりましたね。ゴメン。



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