市場の総意

今日もスタートが遅いですね。深夜に「スーツ」だったかな? 弁護士のドラマを見ていました。もう7シリーズ目になるそうです。なかなか面白く観ていました。NHKが、日曜日の夜遅くにスタートさせた弁護士のドラマは、なかなか面白いですね。あのバージョンです。今朝がた5時半まで、再放送を観ていたために起きていたからです。でも…原稿は手を抜きませんよ。カタルはいつも精一杯の努力をします。

そのつもりですが…毎日書いていると、自分でも出来、不出来が分かるようになります。今日は、どの程度の仕上がりになるでしょう。

株も一緒です。新しい銘柄を仕掛けるときは、いつも考えます。カタルが選択する株はどれも可能性があります。でもその可能性がモノになるか…。ならないかは市場が決めることです。千代化やJトラストは、時間の概念が少し早かったのかもしれません。故に延長戦になったわけです。

そうだ…ケネディクスが良いかな? カタルが銘柄選別をするのは時代性を加味します。故に好環境は続き、よほどのアホをしない限り…企業は確実に良くなっています。事実、ケネディクスはそうです。自社株買いを実施し増配を決めました。AUM(受託資産)の内容はドンドンよくなっています。でも株価はどうでしょう。

ケネディクスの週足推移

なかなか2013年4月に付けた849円を抜けません。どちらかと言えば、「横ばい」の部類でしょう。でも確実に2013年当時より、企業の財務内容は良くなっています。それでは何故、株価は、なかなか上がらないのでしょう。

一つは「流動性の罠」と言う状況に、日本経済が陥っています。ケネディクスも同じですよ。内部留保を蓄積しています。AUMの資産の中に、含み利益が溢れている物件がたくさんあります。カタルは新日本建物の利益は、「自転車操業」の利益と表現しました。でもケネディクスは、この6年間で…ずいぶん利益を内部に蓄積しました。

だから経営者は自社株買いを実施したり、増配をしたり…株主の要求に応えられるのです。新日本建物は、必死に毎年利益を作っているが、ケネディクスは片手間で、無理をせずに利益が溢れているのです。この違いが分かりますかね。

もう一つ、需給面で信用の買い残が多くケネディクスに残っていました。未だに900万株ほどあります。ようやく1000万株を割ったとはいえ…依然、財務内容などが良いから、なかなか仮需が減りません。この需給面の要因もあるのでしょう。

でも一番は、宮島さんのモチベーションの問題でしょう。ある程度のラインは合格なのでしょうが…この程度の業績なら、馬鹿でも作れます。これはケネディクスに限らずに、日本企業全体に言えます。経営者が一所懸命に…必死になって、経営をしていません。カタルがケネディクスの社長なら、今の2倍程度の利益は恒常的にあげられます。更に…夢を株主に与える経営が出来るでしょう。

まぁ、今日はケネディクスの話ではなく、仕掛け人の話の続きです。折角…仕掛け人が関与し株価を上に持ち上げても、市場から支持が得られるかどうか? つまり…市場の支持とは、追随者が多く、相場に参加するかどうかの話です。この仕掛け人と市場の支持が存在して相場になります。アイフルに仕掛け筋が入って、相場になりかけていますが…ここから大きく育つかどうかは…市場が判断をします。

仕掛け人たちも、余程の剛腕でないとTOBを視野に入れた仕掛けはしません。せいぜい5%程度が、一つの基準です。ここで浮動株率の話などが浮上します。相場が上がるパターンは複数のファンドが入り乱れて…参加するケースです。

村田製作の日足推移

昨年の夏に、カタルが打ち出した「村田製作」は、既に多くのファンドが新規に組み入れています。一般的な会社だからです。しかも前回はメトロサークの量産化に、珍しく…失敗した為に、相場がなかったので、他の株のように、多くのファンドが村田製作を組み入れていませんでした。その需要があります。今回は誰の目にも…明らかに改善が見込めるから、複数のファンドが村田を組み入れたために、株価は大きく上がったのです。

このケースを見ると分かります。ソニーなどはCMOSイメージセンサーが絶対に不可欠ですから、新たに組み入れるファンドの増加はあっても、外すには、利益をどうしてもあげる必要性がある特殊事情でしょう。つまり浮動株比率はどんどん低下しますから、株価の上昇の角度は上がります。こんなことは常識ですよ。

日経225に組み入れられるファンドは、他にETFの需要もあります。近年はファンドマネージャーが銘柄を選択して、組み入れを考えるアクティブ型ファンドの運用成績が指数連動型より劣るケースが多く、パッシブファンドが主流になり、ETFなどの組み入れが盛んになっています。特に…日本の場合は、日銀さんが確実に下値を買うから日経225は小型株に比較して高くなる傾向があります。実は、米国でも同様の事が起きています。SP500を始め、NYダウ、ナスダックなどは新高値ですが…なかなか小型株を集めた指数のラッセル2000は高値を取れません。

つまり仕掛け筋の「力の度合い」も、銘柄選別以上に重要で…しかも皆が参加しやすい株が好まれます。逆に玄人好みの「大化け株」要素を秘めたハイリスク株は、市場参加者の素人化もあり…なかなか育たないようです。これは日本株相場に参加する資産家が高齢化しており、株式投資に参加しなくなりつつあるからでしょう。

以前、カタルは安川電機と横河ブリッヂを、比較したのかな? 高橋カーテンオールや川岸工業の時も思いました。その反面、ゲーム株や医薬品などは、素人と言うか…目先筋のマネーゲーム派の投資家は、食いつきが良いですね。市場参加者が変化しているために、その事も銘柄選別に考慮しなくてはなりません。

GPIFなどの素人ファンドマネージャーが騙されるような銘柄が、安川電機でしょう。この株なら、失敗しても「言い訳」が出来ますが、千代化やJトラストでは、上司に説明が出来ません。成功しても、割に合わない銘柄です。だから全体市況の体温が問題になります。全体の体温が低い時に、一般化しない銘柄と取り上げても…何れ、良くなるのは分かっていますが、実際に利益が大きく増えないと…なかなか相場にならないのです。

だからカタルは時間軸を考えて、少し後ずれさせた方が…ピッタリする可能性があると思っています。でも安値圏で仕掛けるには、不確定要素が存在するときに…株を集めないと安値では株が手に入りません。

どちらかと言えば…カタルは、プロ好みの銘柄を選別する帰来があります。リオンなどは株価が上がることは分かっていても…あの上昇角度だと、証券マンの商売の対象にはなりません。証券マンが利益を抜きながら手数料が上がる銘柄は、最低5割程度の株価の上昇がないと…しかも、一気に上がる株でないと…手数料をあげ続ける事は不可能です。

アイフルの日足推移

顧客が儲けることも大切ですが…それ以上に、手数料がバカバカ抜けるような派手な相場でないとダメなのです。だからアイフルの選択になります。220円のアイフルを買っては駄目なのです。年末250円台のアイフルを買わないと、証券マンは失格です。5月に買い…6か月以上も時間をかけるのは、プロの証券マンとしては失格です。1000万円以上の株式手数料をあげ続ける証券マンは、常に速度計算をします。

でも儲けるという観点では、リオンだけをやっていれば、株価は2倍ですから信用を利用すると…5倍から6倍程度に資産は膨らむでしょう。それが正解になります。その代わり…相場としては面白くありませんよ。ワクワク感なんかありません。

良い顧客は、冷や冷やしながら、儲かる株を好みます。上下の変動が激しい株です。一流域の証券マンは、顧客の儲けと楽しみ…更に手数料を天秤にかけながら、営業をするものです。

何の話だっけ…仕掛け人の話ですね。ここに「市場の整合性」が、噛み合わないとなりません。今の相場のトレンドを観るのです。半導体株はレーザーテックを始め、HOYAもそうかな? 微細化加工のグループです。サムソンもTSMCなどの一流企業は微細化に取り組んでおり、しかもウェハーは300ミリなのです。近年は200ミリから300ミリ対応に、どんどんステップアップしています。いろんな半導体が300ミリになっています。

ドイツのパワー半導体メーカーのインフィニオンなんかも300ミリ対応の工場ばかりを新設しています。でも良質な製品は、なかな生産が難しく…信越とSUMCOだけと言うのは僕ら証券マンの認識です。

DXI指数の推移

だから…ようやくDXI指数が、昨年の韓国の騒動の高値を抜いてきたので…2番手のSUMCOの株価は、急速に…「信越レベル」まで、株価が押し上げられると言う読みがあります。

SUMCOの週足推移

ここに来てDXI指数の上昇に合わせ、SUMCOの出来高は膨らんできました。一気に2400円台~3000円に株価が急伸するチャンスでしょう。だからカタルは、年初から新たに参加しているのです。この仕掛けが「市場の支持」を得られるかどうか…。その可能性は高いでしょう。

皆さんは単純に儲ければ良いと言いますが…証券マンの思惑、投資家の思惑、ファンドマネージャーの思惑など…市場参加者の立場は色々です。それら…参加者の総意が相場の流れになり、全体市況が創られます。

カタルは、それに「好み」があります。リオンは確かに良く上がりました。約1年かな? それも…この環境下で2倍です。しかし結果はレーザーテックやHOYAの方が良かったですね。でも半導体の市況は崩れており、「時代投資」のカタルには、いくら微細化加工が重要だと説かれても、本来の市況が改善しないのに、関連企業の株は、なかなか薦めにくかったのでしょう。

不況にも拘わらず、投資を続けたサムソンやTSMCなどの存在は、5G需要が膨大にあるということを示しています。つまり今回の半導体の相場は、これから相当なスケールの相場がやってくるのでしょう。

5Gになると…IoTなども一気に進展をします。VR関連などの新規分野も生まれます。車の自動化を考えると分かります。間違いなく物流のトラックなどは、高速道路と拠点倉庫を結ぶのですから、一般車の市街地を走る車より、先行して投資が始まるでしょう。

長距離トラックの運転手の失業は、数年後に起こります。何故、日本が一気にスマート化が進み…日経平均株価が10万円になるか? 

先ずは…日本の少子高齢化を背景にした省力化投資が起こり、それをモデルにしてアジア圏に広がります。少子高齢化と言う弱点が、利点に変化するのです。しかも463兆円ものお金が眠っています。東レは高水準の設備投資を続けると発表しています。

分かるかな? 市場の整合性が…。だからSUMCOの株価が新高値に躍り出ないことは絶対にありえません。問題はいつか? その時間のタイミングだけです。

カタルは半導体の相場が上昇し始めており、メーカーは今のところ、生産にユトリがありますが、将来は製品確保を確実にしなくてはなりません。価格交渉は、相場(市況)に先行して始まります。それを見越し…株価は先行して動きます。だから株式投資は簡単です。

これからSUMCOだけを、1年間、売り買いの対象に選択しても構いません。

市場の整合性と、仕掛け人の成り立ちを、この連休で綴りました。少しは勉強になりましたか? カタルは読者の皆さん、全員が賢い投資になる為に「草の根運動」を展開しています。僕らは自分の力量を把握できる賢い投資家になり、2000万円の老後資金などと言わずに…桁を変えて2億円の老後資金を株式投資で貯めましょう。

カタル自身が本物の投資家に変身できるなら、もうこのレポートは止めますから、「いつまでも続くと思うな…カタルレポート」です。早く、読者の皆さんも、カタルレベルの投資家に変身してください。それでは…また明日。



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