6/22

しかし株価とは、儘ならぬものです。理解を超える動きを良く見せます。到底、自分の価値観ではないと思うのです。カタルは良く「主体と客観」評価の話しをします。人間は基本的に自己中心的に物事を考えます。しかし世の中は、なかなか…自分の思うような展開になりません。特に株価はそうです。

こればかりは、どんなに自分が努力をしても…自分が思うように株価をコントロールできません。とっても…安いと思うのです。名村造船なんか…。いくら赤字でも、この株価水準をどう説明をするのでしょう。

一方、昨日、述べたアンジェスの馬鹿高値は、幾らワクチン開発で儲かったとしても、ワクチンは一回限りの利用で…利益は単発です。だから、たとえ一株利益が200円であっても株価の2000円台は容認できません。開発費などは政府が支援するにしても…これほど期待値が高まるのは、どうか…と考えます。

昨日はバブル期の「Qレシオ」ならぬ…「PSR」(Price Sales Ratio)と言う指標で株価水準を観ましたが、どうして…この株価で株を買えるのか? PSRは高成長が続く前提で開発された…新興企業を測る指標なのでしょう。

現実的な話として…今、MBOが進行しているニチイ学館のケースは、一般的なケースでしょう。今の株価は38円高の1665円ですが…発行済み株式総数は7301万なので時価総額は1215億円です。一方、売り上げは2979億円ですから、PSRは0.408倍です。通常は…こんなものです。だいたい30%~50%程度が一般的な基準でしょう。この尺度は…利益率により変わります。

それも…一時的な利益のワクチンなんか、人気が冷めた時に、誰が、高値になった株を買うのでしょう。カタルにはサッパリです。

でもロコンドは、確かに2倍になっており高いのですが…仮に、今の状態があと2年続くと…このPSRは1倍になります。つまり売上高営業利益率が10%なら、10年で投下資金が回収できます。この手の「中抜き」をした産業の利益率は、設備投資などが一巡すれば…かなり高いと思われます。だから…やはり論理的に見て、株価の正当性は明らかです。故に本日も、カタルは1750円を買いました。

本日は、この株価で寄り前に…攻防がありました。カタルは此処から、一気に、新高値(2170円)更新…と述べています。理由は過去の取引実績です。

ロコンドの週足と価格帯出来高推移

価格帯別出来高のグラフを見ると、この水準から上にシコリ感はありません。最も重いラインは1600円前後なのでしょう。板状況を観てもその様子が分かります。場に出ている売り物は僅かです。だから…やり方次第で、どうにでも株価をコントロールできるオモチャのような株価の会社です。

でもアンジェスと違うのは、論理的な裏付けがあり、未来に対する希望があります。

日本の小売業の形態を大きく変える可能性のある「オムニチャンネル販売」を手掛けています。百貨店などに出店するメーカー、都心では家賃は髙く、店で豊富な品ぞろえは不可能です。だから…このオムニチャンネル販売は、急速に一般化するでしょう。故に、カタルは早くから「1万円相場」のレッテルを貼っています。

カタルの価値観では、未来の株価は1万円なのです。だから読者の皆さんに早くから100株で良いから…無理をしない程度で、相場に参加しようと述べています。そうして一緒に相場を楽しみましょう。

みんなが10万株も買ったら、たった先着100名で発行済み株式総数がなくなります。こんなオモチャに、多額の金額は投じられません。

でも…株屋は難しいのです。先日、薦めたDXのT君なんか…。

もう良いでしょう。銘柄を公開しましょう。銘柄名は「テクノスジャパン」(3666)です。ただし…カタルは売っています。打診買いの域を出ておらず、僅か3000株の参加ですから、本日の700円の売りで、既に1500株を利食いしました。買い値は600円前後ですが…。この手の株なら…いくらでもご用意できると述べています。

でもロコンド・クラスは、なかなかお目に掛かれません。I君ことIIJ(3774)も可能性を秘めています。時期が来れば…市場人気を独占する器でしょう。

カタルはロコンドの素質を、早くに見つけていますが…途中で利食いをしてIIJを買ったりしています。速度計算が、なかなか出来ない為です。この速度計算は難しいのです。

だって市場人気を、「事前に読め」と言うの…不可能な話です。一般大衆の人気が何処に向かうか? そんな事が、事前に分かるのは、神様だけでしょう。

それでもテクノスジャパンのように銘柄を当てれば、良いと言うものではありません。自分達が株を買う時間もない内に、株価だけが騰がるのでは…意味がありません。だって「絵に描いた餅」は食べられません。折角、株が上がっても、利益に結びつきません。

その点、本日も買った介護のツクイ(2398)のように…「買う時間」がある方が、大きな利益になる可能性があります。何しろ、ニチイ学館の経営者の寺田さんが、この時期にMBOを選択するのです。

一番、自分が…その業界の状況を知っている筈です。その人が一度、上場した会社を買い戻し、非公開にするのです。有望でなければ…リスクを犯して資金を投下しません。ユニゾHDのような買収劇になるか、どうかは分かりませんが、統計学的に見て…これから75歳以上の介護要員は続々誕生します。

だれもが…介護される側になるのです。しかも日本は世界に先駆け…高齢化社会を迎えます。だから…日本では限られた成長産業です。しかもこの仕組みを中国などで応用できます。この路線の進行は、既に決まっています。だから株価は、必ず…4ケタ以上になります。

個人投資家は、人気になるとワイワイガヤガヤ…騒ぎます。でもどうでしょう。そうだ…テクノスジャパンも、カタルは持ち株が少なく売りましたが、此処から買っても大丈夫だと思っています。理由は「オービック」(4684)です。この繋がりが読者に人に見えますか? 

少し前に日経新聞にオービックが掲載されていました。勝ち組企業の独歩高している株として、日経新聞に載っていました。

ヒントは、至る所に溢れていますが…皆さんは、その繋がりを、普段から考えてないから…隠れた目に「見えない糸」を感じることが出来ないのです。でも普段から株との関連性を考えながら、毎日のニュースに接していると、必ず、その見えない糸が繋がります。これが「市場の整合性」と言うものです。時代が株価を創るのです。

アンジェスは薦められませんが、非常に分かり易い事例です。馬鹿でもわかるから、大人気になったのでしょう。でもロコンドなんか…単なる靴のネット販売? …程度しか、見えない人には田中君の素晴らしさが分かりません。

彼は一橋からカルフォニア大学のバークレイ校です。優秀ですよ。カタルのような馬鹿ではありません。この行動力はすごいのです。ソフトバンクの孫さんも、昔はそうでした。彼は今も走っています。

でも人間は、なかなか髙いモチベーションを維持できないものです。本当に…年内は無理でも、来年にはロコンドは、前に棒が一本付く可能性があります。

年末になると、ワイワイガヤガヤ…世界のヘッジファンドが高値を買い、アナリストレポートが市場に溢れるでしょう。

僕らは、今の段階で株を買うのです。ただ今は、まだ分かりません。だからカタルは、この水準から上の株価は「博打の領域」だと述べています。でも田中君の…その後を観ていると合格点のように感じています。だから応援しています。カタルは貧乏人だから、10万株も買えませんが、せめて1/10ぐらい…なら応援が出来ます。頑張れよ。

失敗した…Jトラストも、何故か魅力的に見えて来たから…不思議です。なかなか株価が下がらないのです。この株も4桁候補です。カタル銘柄は、一度、失敗しても…根気よく、下値を集めて下さい。何れも素質があるから、カタルの推奨になっています。

失敗した銘柄も沢山ありますが…上手く時流に乗れば、カタルレポートを丹念に読むだけで億万長者です。だから毎日読んでください。戯言も多いですが…カタルはいつも真剣に本物を目指して、日々努力をしています。偽物なんか…大っ嫌いです。

村論理は能力のない奴が食える社会です。だからみんなで叩くのです。ゴーンは日産を瀕死の状態から救った立役者です。どうして、裏切ることが出来るのでしょう。カタルの倫理観ではありません。恩を受けた人間を裏切るなんて…。彼が間違っているなら、正面から正々堂々と…戦うのが筋です。それに加担した地検は組織が腐っています。

引退した爺が、しゃしゃり出て…ご意見番? 呆れる村論理です。やはりどうしても許せない基準です。ホリエモンの時もリクルートの江副さんの時も、同じ違和感を抱いています。陰でコソコソ…やり方が卑劣です。同じ倫理基準なら…公平に適用すべきです。公明で公正なルールを適応するなら、分かります。ものさしが…相手によって変わるルールなんか…いくら村社会でも、容認できません。最低限の基準が、ある筈です。

日本は良い面も沢山ありますが…村論理の悪い面ばかりが目立ちます。そろそろ規制の壁を撤廃して、いい加減にみんなで切磋琢磨して、グローバル競争を始めましょう。このままでは…どんどん疲弊します。まるで「名村造船」を観ているようです。函館ドックに佐世保重工です。弱者救済の末路は、どうなるのでしょう。それでは…また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2017.06.28

    6/28
  2. 2015.07.27

    07/27
  3. 2016.08.22

    8/22
  4. 2018.01.17

    1/17
  5. 2022.12.20

    12/20
  6. 2017.02.09

    2/9
2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
株式投資関連の本