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かたる:日本の場合は米国と違い、投資層が薄く「市場経済の仕組み」がなかなか浸透しません。債券金利を見ると…良く分かります。リスクの認識度合いが全く違うように感じます。

リーマンショック後の金融危機当時、大手金融機関は資金難に陥りました。でも危ない筈の野村証券は低い金利で資金を集めていましたし…ソフトバンクも同様でした。日本人は「ジャンク債」の意味を理解してないようです。国際的な評価と比較して、低い金利で資金集めに成功していました。

今こそ、「トルコ債投資」が盛んになっても良いように感じます。運用難の地銀の中には、リスクを取って投資するところがあっても良いように思います。やる所はあるのでしょうか? カタルが担当者なら絶対にやります。 でも…このような状況になると…誰も募集もしなくなりますね。今こそ、トルコ債投資に妙味があるように感じているのに…。アルゼンチンよりトルコかな…? そんな認識です。ドル債務危機に揺れる今は、債券投資も面白いですよ。お金持ちは、検討に値するのでしょう。

「カタルの短気」から…反省をしたはずなのですが、やはり「カタルの株屋根性」が勝り、同じ過ちを繰り返しています。何故か? 一つは、なかなか自分の考え方を変えない為でしょう。 「債券のフラット化」を見て…今年は難しい相場になりそうだとは思っていましたが、「空売り」をする事はありませんでした。でも結果はVテクの3万円が、今では2万円割れです。やはり一方通行のやり方では、通用しないのかもしれません。

でもその後、生まれた進化論では、古河電工は、もう一度高値を奪回するシナリオになります。でも所詮は成功しても…その程度なのでしょう。成長株のような株価妙味は存在しません。やはり新興株なのでしょう。

たいがいの新規公開株は上場後に多くの株は下落します。2年後を見ると分かります。今度、誰かが調べてデータを見せると良いです。たぶん8割程度の確率かな? そんな印象です。逆に上場後、休んでから上がるケースもあります。メルカリは可能性があるのかどうか。今こそ…再検討すべきなのでしょう。

カタルは…あれはミクシィだったかな? 確か「モンスターストライク」を売り出すために、増資をして広告宣伝に充てました。あの増資は意外でした。カタルの理解を超えるものです。増資は、ある意味で借金以上に使いたくない選択肢の筈です。その貴重な資金を広告と言う消えるお金に使うのです。 通常は設備投資に使います。

設備投資は資産だから、ある程度は失敗しても、未来に再利用できる価値があります。でも広告費は一瞬で消えますからね。あの時、カタルはミクシィの行動が理解できませんでした。でもこの選択は当たり、ミクシィは見事に復活しました。

カタルの見方も、間違っているケースが多いですね。正解でも…時間が大きくずれることも多いのです。この時間を埋めようと努力はしているのですが、なかなかタイミングが正確に分かりません。自分に仕掛ける力があれば…と思う事が、しばしばあります。はやく力が欲しいものです。

今日も5G投資の記事やIPS細胞の記事が、日経の紙面に踊っています。J・TECは赤字継続のようですが、魅力があると思っています。もともと…この会社は膝関節軟骨治療のジャックに期待したものです。でも認可適用がごく限られたもので…町の整形外科などが利用する範囲ではありません。大学病院でも限られたところで、ようやく全国規模で出来るかどうか…なのです。もっと一般化しても良いと思っています。まぁ、その頃は、株価は数十倍から、数百倍になる可能性があります。まさに成長株期待です。でも古河電工は駄目ですよ。

この期待度の違いを認識してない人が多いですね。自分の頭で未来を考えないのでしょう。古河電工は5G投資が本格化を迎えると…必ず、光ファイバーが必要になります。アンリツの計測器より、ずっと利益の計上が期待できます。アンリツの場合、NECなど…の大手が居ますし、利益の爆発的な伸びは期待できないのでしょう。せいぜい良くて2倍から3倍程度かな? 過去最高は139億円です。此処を上回る程度なのでしょう。

古河電工の方が、面白そうに感じています。このようなケースは良くあることです。期待値通りの業績に到達できず、一時的に緩むパターンです。そうして1期程度で復活するのです。場合によると2期程度の時間が必要な場合があります。その落ち込み度の確認が、何処で終わるか…これは難しいのです。だからトランプ氏がSECかな?…に検討を指示した半期ごとの決算と言うのは、良く分かります。

すかいらーくはMBOを実施した後に、再上場を果たしました。その理由は構造改革をスムーズにするためです。仮に上場した形だと、一時的に赤字になった時に株価が安くなり、買収(TOB)の危険に晒されます。毎四半期、増額させるのは難しいのです。

古河電工のケースは一時的な落ち込みと判断しています。上手く行けば…もう一度、新高値を更新するのでしょう。この時間間隔をよく見て置くと良いですね。このケースは非常に良いケース・スタディーでしょう。ただカタルは早かったのです。明らかに失敗の感覚です。

ケネディクスもそうでしょうし…J・TECもそうです。タイミングをぴったり一致させるのは非常に難しいものです。企業業績の出し方もそうです。ケネディクスのように作為的にいくらでも操作できる会社もあり、経営者の心の中まで読めません。

古河電工の小林さんは、既に次の時代を見て投資している訳です。この読みが当たるなら、間もなく、成果が生まれてきてステージアップできます。

例えば…今回の半導体に対する考え方もそうです。エヌビディアは仮想通貨とゲームで爆発的な利益を上げてきました。でも仮想通貨は下火になり、ゲームはマズマズですが、やはり業績は落ち込みますからね。しかしIoT時代到来を考えれば…間違いなく半導体の沈み方は小さいはずです。市況がどの程度、下振れするか…の読み次第でしょう。カタルはそんなに落ちないと思っています。来年には…復活するような感覚で見ています。これが進化論です。

レパトリ減税から、米国に資金が還流して溢れています。この資金をどう使うか? ここで昨日の原稿のROEがあります。米国はおよそ17%です。アップルは全く株価が落ちません。200ドルを上回り、この高値水準で自社株買いを実施しているのです。信じられません。効率経営を何処まで成し遂げられるか? つまり今の時代は20%基準でないと投資に値しない時代が来るという事なのでしょう。

トヨタは製造業の割に頑張っていますが…このまま製造業の形では未来がありません。DeNAを買収するか…資本参加して、全国各地に無人バスかタクシーを整備すべきです。それなのに…トヨタは開発費に的を絞らず、全方面の開発をしています。水素ガスからEVなど…分散されています。

クラウドの感覚が全く欠けています。車は買う時代から使う時代でしょう。使う時代になった情報を如何に利用して利益を上げるか…なのです。情報の価値観を理解していませんね。ホンダの方が、まだマシです。ホンダは既に交通網の改善に、警察と協力して情報を生かし始めています。この感覚の違いが問題です。でも中国に力を入れているのは評価できますよ。

ある意味で「カタルの短気」は、やはり正解だったのでしょう。時間感覚の認識の違いです。今は8月20日、あの時は7月5日でした。微妙に山谷がずれています。今度は、間もなく9月になりますからね。そろそろ新しい動きが芽生える筈です。でも9月に入って直ぐに強くなるわけではなく、実際に強くなったと感じるのは、やはり10月入りを待たないと駄目なのでしょう。あと1か月以上…あります。

進化論の評価は、やはり年末年始の相場を待つことになります。今日は反省を込め、カタルの行動を見直しました。この程度の下げを克服できないとは…まだまだ3流域なのでしょう。

自分で必ず、四季報や決算数字を確認すべきです。企業のIR情報を活用して理解度を深めるべきです。カタルは前期の古河電工の銅箔事業の効率化を見て、小林さんが好きになりました。日本企業は兎に角、無駄に溢れています。

まだ総裁選に石破氏のような考え方があるのですね。憲法改正論議を永遠と繰り返すのでしょか?もういい加減に…グローバル感覚の時間推移をみなくてはなりません。決められない政治など、失敗を恐れ保身に走る企業経営者と同じです。

呆れる感覚が、未だに…日本に存在するのです。もっと早く早く…こんなスピードでは増え続ける社会保障費を賄えません。株式市場も、はやくROE論理が定着する事を望む次第です。日経新聞の記者は、もっと書かねばなりません。あなた方、メディアの人達が、企業経営者を教育するのです。

それでは…また明日。



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