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カタル:昨日、何処かの証券会社がSUMCOのレーティングを引き下げたと言います。アナリストは自分で空売りをしてみるといいですね。現在のSOX指数は高値ですが、調整を経ての上昇で…しかもITバブル以降の高値追いです。更にDRAMなどの半導体市況はDXI指数に観られるように、劇的な上昇を6月から開始しています。IoT時代が到来すると、一気に新規の需要が増え、加えて車の世界はコンセプトカーが中心に発売され、テレビなどの家電も4K、8Kと機能アップし、スマ―トフォンも、音声機能を標準化したスマフォである、シャープが発売した喋るロボット化が決定しています。

相場は、この時代的な背景を先取る動きの可能性が高く、半導体は価格変動が大きく、設備投資を終えれば…高収益化が約束されています。東芝の株価は、その動きを感じているのでしょう。カタルが注目したSUMCOは、シリコンウェハーの会社で信越化学と世界シェアでは争っている会社です。そもそも市況ものは、素材の利益が、一番、激増するのです。故に、カタルはシリコンウェハーのSUMCOと、微細加工に必要な高誘導電率ゲート絶縁膜(High-k)を提供している「トリケミ」(4369)に注目したわけです。

この発想は、先日の米国のコンピュータ会社が、半導体が足りないと…決算説明会で述べ、俄然、注目されました。実はカタルも、Vテクはファーウェイなどのスマフォ向け液晶の設備投資で活況だったのは分かっていましたが、此方は想定外でした。

SOX指数の推移

SOX指数の推移

半導体のSOX指数は、ITバブル以降の相場なのです。カタルは、あのITバブルと言うのはスマートコミュニティーへの「前兆現象」だと理解しています。ようやく…これから本番を迎えるわけです。この理由は、既に何度も述べている様に…金融規制の為にお金が動かなかったのですが…ここに来て、金融規制克服論の動きが出始めています。本日の日経新聞にも、海運株の話が報じられています。そうして…お金が新興国から引き上げられ…先進国に戻っていましたが、再び新興国に戻り始めています。これは金融規制を克服した現象ですね。インドの新車販売は2ケタ増だと言いますからね。

全ての銘柄の動きは、未来の時代的な意図が働き、株価が動いているのでしょう。時代の流れを先読みできれば…株式投資は、簡単に儲かります。しかし読みが早すぎても駄目だし…遅すぎても駄目です。ケネディクスは、既に3年も待たされ、ユビキタスは2010年から…ですからね。呆れます。

ユビキタスは任天堂との取引を切られ…本当に、良く立ち直りました。流石、鈴木さんです。彼の先見性が発揮され見事に立ち直りました。ZMPに鞍替えした元ユビキタス社長の三原さんは、確かソニーの出身でしたね。彼の種まきが生きている訳です。ユビキタスは、車のマイコンで世界トップのルネサスやトヨタとの共同作業が進行しています。だから自走時代になるセキュリティーの問題が発生するので…この問題解決に向け、邁進していました。本日の日経新聞の一面を参考にして下さいね。残念ながら、ユビキタスには独自技術はないと思われますが…マゼランシステムのように、自社製品に取り込むことは可能だろうと思っています。つまり株は時代の流れを先取りするのです。

SOX指数の話やユビキタスの動意は、全てIoT時代の幕開けにより、生まれている現象ですね。そう考えると…株価の整合性が得られます。この考え方と相場の動きには無理がありません。相場を見ながら、常に時代を考察するのが、相場の面白い所なのです。

本日は伊藤忠とオリックスが神戸空港の民営化が報じられていました。コンセッション時代が到来します。この考え方は、日本国のバランスシートを考えて下さい。貸し方である借金と、借り方である資産は…常に見合っているのです。つまり資産を売却すれば…自ずと借金は減ります。その為に名目世界の確立が必要なのです。お金は唸る程、存在しますが…長く続いた「失われた時代」の為に、誰も動こうとしません。だから日銀がリートやETFを買い入れているのです。やがて…もう直ぐ、デフレに戻ると思っている連中は、来年になると…一気に方向転換を開始します。その重要なアイテムが、例の失業率のグラフですね。3%を切ると、一気に賃金が上昇し始め、物価高を容認する社会構造になります。

長く眠っていただけに…この空白を埋めるエネルギーは絶大です。自然界の物理論理は、全てに…充て嵌るのです。この辺りの一般常識が、確立されてないと…なかなか未来図は見えないのでしょう。株の動きを観て、なるほど…。何故、その動きが生まれたのか? 必ず、株価が動く裏には、時代的な背景があるのですね。それを大切にして下さいね。新聞を読んでいれば、やっぱり…な。思った通りだ。…と思うような機会が増えれば、一人前の領域に到達したのでしょう。このレポートで述べていることを、後で、テレビの解説者が述べたり、日経新聞に書かれたり…こいつらは、カタルレポートを読んでいるのかな?…と思う事が、しばしばあります。

正しい予測は…現実が時間の経過で、後追いをします。だんだん輪が広がっていくのです。湖に大きな石を落して、広がる輪と同じですね。やがて、その輪は市場の共通認識になります。そうなると…既に株価は活況期で、相場は、間もなく終わります。強弱感が対立するから、株価は騰がるのです。冒頭のSUMCOもレーティングの引き下げ…しかし、カタルは、この所下げているので…連日、少しずつ買っていました。どちらが正しいか…何れ、時間が明らかにします。

でもカタル自身、金融規制克服論のイエレン時間と…ダリオ時間は、どちらが正しい認識なのか、未だに迷っています。サマーズ元財務長官も、ダリオ時間を想定しているようですね。まもなく米国景気も、明確な景気後退期に突入するという考え方のようです。

実はカタルも、つい先日まで、ダリオ時間派でした。しかし、このダリオ時間は…次々に破られています。ダリオ時間が正しいなら、NY株は此処まで上昇しなかったはずです。おかしいですね。原油価格は、まだはっきりしませんが、再び47ドル台です。少なくともボックス相場が確認できると良いのですが…。

今は、まだ分かりません。でも馬場レポートの指摘が、カタルの謎を解いてくれたのです。あの説が正しいとすれば…来年はバラ色相場になります。ケネディクスは壮大な相場になるかもしれません。何しろ…失われた時代は、20年以上も続いたのです。このギャップを埋めるための壮大なエネルギーが、水面下に溜まっているのでしょう。「失われた時代」と言うのは、未来の為に時間なのです。それでは…また明日。



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