サマ-ラリー? 2

カタルレポートの継続には、狙いがあります。背景は株式市場が栄えて、資本市場から元気になり、全体の産業も世界競争が出来るレベルに押し上げることです。その為には、市場を理解する事です。その手助けになれば幸いです。

日本が一丸になり、人口が多いアジア圏をリードして、やがて地球連邦を模索する流れを実現させたいと思っています。その為には、先ずは日本人の資産価値を上昇させて…無駄でも良いから、色んな挑戦が簡単に出来る社会の実現です。

今の日本は、やる前から…諦めている風潮があります。他人批判に溢れる報道姿勢、成功者を称えるより、批判の方が多いのです。本当に…情けない限りです。周りの人間の足をひっぱる事しか…考えてない連中ばかりです。

ゴーンが20億円をもらったら、トヨタの章男社長は30億円をもらえばいいのです。何故、減らすのでしょう。ソフトバンクもそうです。何か…村論理の基準が、下に向くように誘導されています。でもお金のタガが、基準ではありません。

東京23区の空室率と賃料の関係(三幸エステート調べ)

今回の報道もコロナ禍でテレワークが増大してオフィス需要が減り…賃貸料が下がると言う論理が、一般化しています。確かに…時間が長く経過して、この傾向が拡大するならそうかもしれません。でもグラフを見れば分かりますが…空室率の上昇で、直ぐに賃料は下がりません。多少、空室率が上昇しても賃料が直ぐに下がるかどうか…。

あまりに、データを知らな過ぎる発想です。実際の空室率と賃料の関係は、かなりのタイムラグがあります。此方の資料を観て貰うと分かります。三幸エステート調べの東京23区の動向です。

カタルは長期的には、むしろインフレ需要が高まり賃料は上昇すると言う考え方です。既に金価格は、ずっと右肩上がりです。この陰でMMT理論が生まれました。今回のコロナ騒動で国民すべてに10万円が現金給付され、米国でも一人1200ドルかな?子供は半額だったかどうか…失業保険も、週に600ドルとか言いましたかね。働くより手厚い配慮です。ベーシックインカムの実験のようにも見えます。

今の市場の焦点は、此処にあると思っています。米国は財政赤字で貿易赤字、EUも200兆円規模も共同債とか…報道されています。日本も財政規律は緩んでいます。

そうしてテレワークのおかげと言うか…。その背景で新規に株式投資を始める層が増えたと言います。この現象は日本だけでなく…米国もそのようです。「ロビンフッター」と言う新勢力が勢いを増し、株価が乱高下しているようです。この現象は、新しい動きです。手数料が無料のスマフォ専用のロビンフット証券会社で、会員が激増しているのです。日本のイナゴ族の様な存在なのでしょう。

日経22銘柄の変動率(寄り値よ引け値の比率)の推移

事実、コロナ禍以後の株価の変動率が、激しいのがデータで分かります。大きく上下して動きます。コロナの影響で…市場の見方が二分されている影響もあるのでしょう。時代を見ると…なかなか進まなかった進化が早まりました。オンライン診療などは代表的な事例でしょう。本日の日経新聞にはオンライン学習の話が掲載されています。

昨晩のNY市場は、新規失業保険申請数の増加とアップルの不正行為の話が話題になっていたようです。でも…総体的評価は、株価上昇過程を歩んでいる様に見えます。ただ…あまりのスピード違反の為、かい離調整が必要になっています。でも選挙の日程を考えると、米国株が大きく下押す展開は考え辛いです。

カタルが、たびたび指摘している「名目時代」入りの相場です。

本来は過剰流動性相場でお金が余っている訳で、大型株の上昇が正しい選択のように考えていますが、金融は不良債権の増大懸念があります。でも日本の場合、多くの企業は内部蓄積をしていますから、なかなか倒産はしないでしょう。何しろ…463兆円ですよ。でも心理的な圧迫はあります。

その為か…銀行などより、野村証券の方がチャートは強いのです。株価位置が高いと言う事は…リスクはありますが、上昇を開始する時間が近いと言うか…。結果が分かるのが、早いと言うか…。

良い相場になるためには、様々な条件がマッチしないと…大きな相場になりません。そうして…尚且つ、外部環境に影響を受けます。NY市場の動向とか…中国の軍事行動など…の未来の事象に、個別株も影響を受けます。

なかなか大きな相場に発展する条件と言うのは、非常に狭いのです。様々な関門もあります。株価が10倍化するのは…難しいのですよ。ただ、企業業績が良いから、株価が上がると言う単純なものではありません。

だから、カタルは可能性のあるシナリオを様々に準備しています。MAGA相場論もその一つです。この路線が続くなら、ソフトバンクなどが一段高していくシナリオになります。逆に…世界経済の回復で。「底上げ相場」を、今は考えています。その為に、これ以上、下がらない株…名村造船を始め、車の部品会社など…どうみても安過ぎる銘柄を買っています。全体の底上げがあるかどうか…。

ユビキタスは、その為の実験とも言えます。このように…一度、上昇した株が2段上げをして、綺麗な相場が形成されると…これに続く銘柄群が更に物色されます。相場はリーダーが居り、そのリーダーに続き、相場の輪が徐々に拡大をして…全体の出来高が増えて行きます。ロコンドもユビキタスも小型現物株です。こんなオモチャの様な株も綺麗に立ち上がらないとすれば…相場のエネルギーは弱いと言う事になります。

今の株価位置は、難しい位置なのです。ここから日経平均株価は24000円、25000円…更に3万円と大きく駆け上がっても不思議ではないし…逆にもう少し、ここでエネルギーを蓄える必要があるのかも知れません。でもこのような二極化する相場…意見対立が激しい相場が、新しい相場の起爆剤になります。

裁定残と株価の推移

だから、初めての「サマーラリー」の可能性を模索しているのです。本日は他に…裁定残のグラフに…空売り比率なども掲げておきましょう。

東証の空売り比率(月間推移)
東証空売り比率(日々変化)

カタルだって、分からないのです。だから実験を繰り返して模索を続けています。今は残念ながら…まともな株は、エレクトロンやソフトバンク、村田や日本電産など…これらのグループはMAGA相場関連とも言えます。 日本を代表する世界をリードできる会社達です。本当はアップルやアマゾンの様な会社を掲げたいのですが…残念ながら日本にはその実力がありません。

更に…やはり資産効果の銘柄群も魅力的です。しかしこれらグループは、まだ株価が下値調べの段階です。本日、空室率と賃料の関係のグラフを掲げたのは意味があります。中国の北京の空室率は13.6%とか…報道されていましたが、賃料は下落していますが、実際の不動産価格の相場は上がっているようです。

カタルはこの後に、訪れるインフレの対策として…不動産は価値ある資産運用だと思っています。お金など意味がないのです。戦後の混乱期に膨大な財産を形成した金持ちは、全て不動産でした。お金は紙くずになりますが…実物資産は残ります。何しろ…これだけお金をばら撒いたのです。日本人は、必ず「財政ファイナンス」の意味を知ることになります。

まぁこの構想は、時間軸が長いから、直ぐに話ではないかもしれません。

時代変化のGX関連など…様々なIT企業の躍進が考えられます。ロコンドはコロナ相場からの繋ぎとしては…なかなか優れた選択に見えます。あとは田中君の頑張り次第です。要するに…様々な選択肢から…自分が、どれを選択してチャレンジするか?

結果なんか…分かりませんし、直ぐに株が上がるのが正しい訳ではありません。通常は…3か月程度の買う時間が必要です。多くの読者は、自分の「懐」が、基準になっています。自分が100億円を持っているなら、小型株の選択はあり得ないし…買うために半年や1年程度、掛かることは良くあります。 要するに…個人の力量により銘柄の選別も変わります。

ただ、どの銘柄も…カタルには、株価が下がるように見えないのです。財務内容など…駄目企業でも下値に到達している様に思えます。

昨日は、政府が初めて…2018年10月までが景気拡大期と認定をしました。株価は正直です。カタルはその年、小野薬品を採り上げたのです。あの春まで…。そうして…駄目相場を覚悟で、東邦チタンで討死をしました。

そうしてコロナ禍の中で、新しい相場がスタートしても…不思議ではありません。その為の初めての「サマーラリー」のレポートです。どうなるか…楽しみでしょう。

要するに株式投資の基礎知識をあると、ないのでは…相場を見る自分の視点が変わります。カタルレポートを毎日読んでいると…現場の相場解説が分かります。

何しろ…カタルは常に可能性のある会社の株を、自分で実際に買って、実験を繰り返しています。その現場報告ですよ。狙い通り、今回はコロナ相場からロコンドに上手くシフトしています。このシフト先は、アンリツでもエレクトロンでも良かったのです。 要するに…ワクチンの様な儲からない短命の一時的な利益の銘柄を、長く手掛けるべきではないと言う事です。

ここでは…「利益の質」の意味を、学ばねばなりません。何故、バフェットが長くコカコーラの株主か?…を考えると分かります。マックでも同じことです。外食産業は一株辺りの利益に見合わない株価の企業が多く散見されます。今回の大戸屋の買収もそうです。でも日銭を稼ぐ魅力はすごいのです。何故、米国の大きくの外食企業の株主還元率が高いか?

同じ博打でも…大きくなる可能性がある博打をすべきです。ロコンドの相場は、その点、どちらの可能性もあります。短期間に一株利益が100円、200円に膨らむ可能性があります。早い時期に相場を仕掛けると…未来図の時間が長い為に可能性の幅があり、相場に大きな対立感が生まれます。つまり仕手化です。株価が大きくなるためには意見対立が欠かせません。だから面白いのですよ。それでは…本日は結論が出ていませんが様々なデータを掲示しました。また…明日。



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