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昨日のニュースを見ていたら…NHKでこんなニュースが流れていました。此方です。カタルがメディア批判をしている理由の一つです。

メディアが1993年に起きたパイオニアの指名解雇事件を、あの時に…批判しなければ「失われた時代」の様相は、避けられないまでも大きく変わっていたのでしょう。しかしあの時のメディアは弱者視点で…物事を見て終身雇用の維持を叫んでいました。あの様子を見て、企業経営者はリストラクチャリング(事業の再構築)に躊躇し、その為に、失われた時代は長引きました。

経済白書より

わが国の雇用制度である「終身雇用」と「年功序列」は、間違った考え方の古い日本村論理です。その為に日本は国際価格と違う二重価格制度を導入することになり、国際価格競争で負け組に成りました。此処では代表事例として…コメの価格を考えると良いですね。競争に敗れた…半導体や家電製品もその事例の一つです。

でも時代の流れで…消費者である国民は、ユニクロやニトリを支持し…デフレ環境が加速して行きます。ようやく経済白書で雇用問題が指摘され…ニュースでも見直しの動きになっています。 白書は此方です。 1993年にやるべきことを、今の2019年にやっているのです。この間の時間的な空白は27年間です。カタルが株屋として、苦しんだ時代の要因の一つでもあります。

27年かけ…ようやく正しい方向性に舵を切ります。もっとドラスティックに改革を実行して、目先の痛みを覚悟していれば…こんな時間の空白はなかったのです。失われた時代は、間違った方向性を示し、メディアが国民を誘導したために生じた空白とも言えます。

同情論などで…問題の本質を歪める報道は、今の吉本興業の問題でも同じように感じています。もっと原点を見た報道姿勢が在っても良いと思います。株屋はいつも…他人と違う視点で物事を考えます。「人の行く裏に道あり花の山」

偽物国家の日本は、いつになったら真の価値を高める方向性を加速するのでしょう。芸能人のギャラの話が話題になっているようですが、カタルは組織を外れ、食えなくなった大手証券マンの姿をたくさん見てきました。一流域と思っている野村証券の人間でも、組織を外れれば…投資信託の1億円の販売がどんなに壁が高いか…実感できます。

カタルは現役時代、「野村さんはたくさんの公募株やCBなどを持ってくるのに…お前の所は、たった100万円? 野村さんは1000万円単位で、場合によれば、1億や2億でも、おまけを付けてくれるよ。」…と散々言われました。バックヤードのあるなしでは仕事量が大幅に違うのです。

たぶん吉本興業などの芸能界の世界も同じでしょう。テレビ局などのコネがなくなると…仕事は激減するでしょう。最初の1年や2年なら…付き合いで仕事が継続するでしょうが…3年、5年となれば、真の実力が問われます。こんな事は常識なのです。

東京海上の週足推移

でも昨日の東京海上の新高値更新を見て…やはり名目時代の足音が市場に響き渡ります。その週足のチャートをご覧ください。この意味が直ぐにピンと響かないと…株屋とは言えませんよ。東京海上はGPIFや日本生命のように日本株をたくさん保有しています。つまり…日経平均株価の新高値路線は、確実に訪れると言う事でしょう。カタルが述べる日経平均株価10万円時代の到来です。

つまり名目時代が、まもなく…確立されます。

馬鹿は幾らヒントを並べても…その意味が理解できませんが、金持ちは頭がいいだけあって…カタルが述べる前から、既に自ら考えて行動をしています。だからマリーン「東京海上」(8766)の株価が新高値になっています。馬鹿と金持ちの差は歴然としています。カタルはこのギャップを埋める為に日々努力を続けています。

昨日のレポートのヨットの話は本当です。個別株要因より市場全体の要因の方がウェートは遙かに高いのです。どんなに個別で優れていても、全体が沈めば、必ず、やられます。

千代化の日足推移

千代化の事例で、昨日は説明をしています。カタルは2月から言い続けていますが…未だに下値圏のボックス圏を抜け出せていません。

ここで訂正です。カタルは一番高い買いが365円だと思っていましたが…実は間違いで、4月17日に375円で200株を買っていました。この当時は流石に、株価はまた下がると思っていたのでしょう。故に375円から5円刻みで200株ずつ買い下がりをしていたようです。以前書いた365円が一番、高い買い値を訂正させてください。375円でした。

しかし本日もハイテクに市場動向は流れています。SUMCOは買い気配のスタートです。つまり…この様相をみると、千代化より田中化研の方が面白いかな? でもカタルはSUMCOなどを…売りに行っています。理由は当初の予測に反し…時間が経過している為です。相場観ではありません。株価は上がると思っています。

ハイ、今、売れました。1450円と1455円の売り指値です。更に上昇していますから…1480円の指値で更に売りに行きます。ハイ1481円で売れました。あとは、しばらく様子を見ます。逆に千代化が安いから…345円で2000株だけ買いに行きます。ハイ…お買い上げです。上がって良し、下がって良し…のブツブツ投資です。ここで…しばらく中断して席を離れます。

カタルはお婆ちゃんと一緒に暮らしており、お婆ちゃんの朝食を準備して帰って来ました。おっ、田中化研が安いので…買いに行きます。この株は変動率が激しいので950円と940円に500株ずつ、買いを入れて置きましょう。

昨日は山本五十六の言葉通り…「やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」ですから…カタルは962円で田中化研を買っています。でも「人は育たず」の方が、ピッタリするような気がします。

此処は公募株の打ち返しが出てきますから…急ぐ必要がありません。この4ケタ割れを丁寧に拾っておけば、大きな成果が生まれます。年内の3000円相場は分かりませんが…かなり良い成果が期待できると思っています。

のんびりやりましょう。無理をする事はありません。安川が高いですね。利食いを入れようかな? ハイ、3810円で売りました。まぁ、どうでも良い玉です。カタルの相場観を鍛えるための「観測気球」のようなものですからね。村田製作は、事前に4900円の売り指値が入っています。

この様子を見て何か感じませんか? SUMCOや安川と、村田の違いが理解できるかな? 前者の2銘柄は、同じ進化論銘柄のグループでも、仕手性がありますから値動きが激しく動きます。このように…各銘柄の株価にはそれぞれの癖があります。同じ方向性で動くのですが、変動率は違います。

いちいち素人に説明するのは大変ですが…自分なりに株価トレンドなどを研究すると良いですね。こんな遊びはどうでも良いのです。自分の力量の範囲で株の売り買いを楽しんでください。このように簡単に利食いが出来ると言う事は相場の体温が暖まって来ているのでしょう。

でも昨日の千代化は沈んでいます。ピン引けになっていませんから、まだ体温は低いのかな?

逆にこれだけ仕手系の進化論銘柄が動くのだから、田中化研は4ケタの大台に、一度は乗っても良い様にも感じます。果たして…後場からどうなるのでしょう。それとも進化論は沈み、千代化が浮上するのか? この辺りも見所です。

マリーンが新高値ですから、三菱UFJも上昇しても良い筈です。同じグループですよ。此方は進化論ではなく金融相場のセクターの銘柄群で、米国の利下げなどに反応しているのでしょう。金利が下がり利鞘が縮小するから、株価は下げる筈? そんな理屈より、もっと大きなスケールで、株価は下値圏だから動きます。

まぁ、市場には色んな論理があり、自分が信じる道を歩めばいいのでしょう。ただ言えることは、無理をしない…自分の力量と相談をして…行動をしましょう。相場は上がるように見え…下がる事もあります。逆に下がるように見えても…上がることがあります。自分の意志と反対の行動が、正しい事も多いのが市場論理です。まぁ、無理をせず…互いに頑張りましょうね。

それでは…また明日。



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