02/13

かたるカタルが「さくらリポート」(日銀)を見てインバンウンド消費に注目し、ラオックスに関心を抱いたのは昨年10月の話で、株価は200円を割れていました。ただカタルはそんなに強気になれず、300円を超えたところで卒業宣言をしました。HISに関心を抱いたのも同様の理由によるものです。しかし所詮はカタル銘柄になりえない「しろもの」です。夢が感じられません…からね。好業績の背景は分かりますが、伸びた後の成長が全く見えませんからね。潜在成長率と言う期待インフレ率のような考え方の夢が見えないのです。株は、未来の「夢」を買うものです。昨日の原稿の様に、今は、まだはっきりしませんが、ケネディクスの評価を下げているのは、経営が保守的だからですね。「コンセッション」に絡めば、日本の方向性であり時代の流れがあります。今の不動産リートの成長だけでは、せいぜいPERでの評価は高くても30~50止まりです。

今期の会社予想は明らかに低めで下駄をはいています。潜在的な稼げる不動産の上昇率は年率20%程度ですからね。前期は利益を隠しての数字、既に1Qは今回の商業リートのインセンティブが高額設定の為に、利益の大幅増が確定しています。会計士の方は瞬時に分かりますね。昨日、久しぶりに成功している友達から電話を貰い、ケネディクスの事を話したら、彼は電話の最中に調べたらしく、直ぐにその事に気付いたようです。僕は彼の話を聞いて、この原稿を書いているので自分で調べていませんが、彼は1.2%はリートでは高額の部類と判断していたようです。彼は、もともと不動産や再生に絡んではプロ中のプロです。当然、公認会計士資格も持っています。

ただ株は、所詮、仕掛け人が存在しなくては、いくら素質があると言っても株価は上昇しません。眉唾材料でも仕掛け人が居れば、株価は上がります。ただ天井は低いですけれど…。せいぜい、ラオックス程度のクラスです。株価が2倍以上、上昇しないと、証券マンの感覚から言って、お客様は儲かりません。何故なら、証券マンとお客様の間には、心理的なギャップがあります。大概、人間心理は、株価が上昇しないと買わないものです。あれほど、カタルは邦銀株を主軸に、「デフレ脱却」のシナリオを語っていましたが、多くの人は疑心暗鬼ですからね。200円を割れるみずほ株はおかしい…と述べていましたね。三菱UFJが4ケタ以下なのは論理的におかしいのです。

本日の日経新聞によれば、ROEが8%水準ならPBRの1倍以下はなくなると…青山商事のケースで説明していましたが、三菱UFJのBPSは900円台もあり、ROEは8%ですね。間もなくBPS1000円に乗りますね。どうして株価が700円を割れるのでしょう。中越パルプのROEは低くPBR1倍を割れていましたが、先ごろ人気化し、2日間連続でストップ高しました。この株は偽物の材料でしょうが、BPSは437円もあり配当をしていますね。故に、初押しであり、相場になっても不思議ではありませんね。300円以下なら、どこを買っても大丈夫でしょう。ただし、高値を追っては駄目です。

機関投資家のスチュワートシップコードの採用は、社外取締役の法令化を含め、企業の株式持ち合いの村論理を打ち砕くものですね。つまり株式を公開している以上、私物化は出来ない訳です。新日鉄の三村さん、フジテレビの日枝さんのような論理は否定されます。その内、決算報告書によく載る安定配当を実施するためと言う「言い訳発言」が消えますね。ファナックの株主にサードポイントが登場し、自社株買いを求めていると言います。カタルは前からファナックが大好きです。ゲンコツロボットの映像を、以前、紹介したことがあります。優等生のファナックも資本論理にさらされる訳ですね。その点、120%のフル回転をしているソフトバンクの孫さんは、此方がハラハラするほど、効率経営をめざし経営に取り組んでいます。少々、眉唾の法螺を語りますが、好きですね。今、スプリントは大変ですね。でもラジオジャックの利用など…やはり発想は素晴らしいね。

もともと、アップルやグーグルの利益の源泉は、ソフト技術ですね。でも本来は携帯電話会社が享受すべき利益ですね。ここで007などの組立ソフトの評価が輝くのですね。日本では、このようなソフト開発者の評価は低いですが…本来は高付加価値銘柄です。カタルは、QBが画期的と…思い、惚れこみ、既に5年が経ちます。なかなか開発に見合うフィーが得られませんが、IVIが主流になれば、その価値が増すのでしょう。小さな会社だから、いろんな開発を同時進行できませんからね。その意味で、僕らは今回の10億円程度の資金を供給しなければなりませんが…市場の反応は鈍いようです。カタルは歩合セールスになる切っ掛けの一つになったホトニクスは、ようやく光技術が徐々に評価され株価も高株価になって来ましたが…トヨタが出資してから、何年、経ったことか…たしか1800円での資金提供でしたね。折角、独自カラーの強い魅力ある会社があるので、何とか、市場も目先論理ばかりではなく、評価して欲しいと願っています。

前回述べましたが、日経採用銘柄のPERが18倍から14倍に低減したのですね。その理由は期末が近付き、下駄をはくことを修正して増額修正したことと、自社株買いの評価を変えたことにあるようです。最近、ROEに対する企業経営者の行動が、先ほど話したような理由により、前向きに変化してきました。だから日本は長らく総資産経営と言う売り上げ至上主義で行動してきましたが、今度は、儲かってなんぼ…と言う考え方に変化しますね。債務超過から「NTTぷらら」が変身したとするレポートを最近読みましたが、これがROE経営ですね。その記事は此方です。分かりますか? 日本企業は村論理だったために無駄が多いのです。その為に、どの大企業にも社内失業者がいます。働かない中高年を食わしている訳です。

今回こそは…本物相場の可能性が高いのです。日経平均株価が1989年に付けた38915円を奪回するプログラムのスタートを切ったのでしょう。その原動力が国際基準の受け入れのROE経営ですね。まさに「デフレ脱却」のシナリオがスタートしました。それが邦銀株の上昇であり、ケネディクスの相場になりますね。カタルはやや評価を下げていますが、依然、ケネディクスは、デフレ脱却のスター株に違いありません。経営能力が100%でなくても、時代の流れは1兆5000億円のAUMを押し上げますね。故に先ほども言ったように高額のフィーが実現できるのです。

新規に参入するあおぞら銀行のようなものは、蓄積がないから駄目ですね。ファンドの組成が出来る訳がありません。競争に勝てませんね。金融庁の過酷な査定と言う壁を乗り越えたものだけが有する資格なのですね。3流故、大手不動産に比べ遅れていますが、そのギャップは開くばかりです。この言葉の意味が解る読者が何人いるか…。分からなくても良いですよ。毎日読んでいれば、難しい考え方もやがてわかるようになります。毎日原稿を書くおかげで、馬鹿のカタル君もある程度まで成長できました。まだ成功者には程遠いですが…その内、継続すれば、何れ、限定1%グループの仲間入り…と思って努力しています。まぁ、ゴールより、棺桶が近いかもしれませんが…。それでも人間はあきらめないのです。

今の流れは、本物相場の邦銀を中心とするデフレ脱却相場、勿論、本命はケネディクスです。そうして眉唾のソニーやJVCKWのような仕掛け人が存在する仕掛け銘柄、春節と言う目先のインバウンド消費を含めた材料株ですね。同じ材料株でも中越パルプはPBR1倍割れと言う背景があります。ワンタッチですが…。でも世界の中央銀行の量的緩和の流れの意味は…スマートコニュティーへの入り口なのですね。この意味をしっかり理解してないと…相場に見極めに、迷うことに成りますよ。007やJ・TECは価値の高いカタル銘柄です。それでは…また明日。



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