02/03

かたるしかし…市場と言うのは、理解がしにくい存在ですね。眉唾と思われる銘柄が上がったり、本筋だと思っている株が下がったりしますね。昨日、上昇したJVCKWですが、何処かのグループが手掛けているのでしょうが、今回の増額修正は、主に繰り延べ税金資産の戻し入れと言う話です。米国工場の減損会計を損金として計上していたものが、稼働率が上がり正常資産になったので、損金計上分を戻しいれたというもので、実際の活動が大幅に良くなったという評価が正しいかどうか…。もともとカタルが、以前、注目したのは、一つは仕手性があるという面と、財務内容の良いビクターを入れた為に、その評価が不足していたというものです。

パナソニックのやり方を見ていると、お坊ちゃん企業ですね。自分は手を汚さずに、汚いリストラなどの作業は、他にやらせるのでしょう。その為に支度金を付けて売却したのです。三洋電機と言い、パナソニックは立ち直ったとは言え、あまり褒められたものではありません。故にJVCKWが普通の経営をしていれば、車の生産回復で躍進できると思っていました。しかし中国などへ生産移転してもカツカツ、今度はその投資分がお荷物になり始めている印象です。IVIへの期待はありますが、開発はどうなのでしょう。所詮、ファンドの餌食になっている印象が拭えませんね。だから株価は大きく育たないのでしょう。カタルは昔から見ているので、素質はあったと思っていましたが、ものにならない部類なのかもしれません。まぁ、確かに200円割れから、株価は見れば上がっているが…。トホホの部類でしょう。

ケネディクスの昨日の動きは、組織的でしたね。いよいよか…とも思わせる内容ですが、本当に仕掛けるのかどうか、ケネディクス本体の素質は高いのですが、経営者は前回の失敗に懲りてノンリコースを多用している様に、本格上昇期なのに、共同開発が多く単独部分が少ないですね。経営が消極的に見えます。でも最近はユトリがあるようで海外展開など新規分野へ、手を広げています。急騰型を想定していましたが、やる筋が存在するのかどうか…。本来なら早めに仕掛けるのが筋ですね。利益が出ないうちに仕掛けるから、株は面白いのです。昨日の動きはいろんな推測が成り立ちますが、貧乏人には関係ありません。株価が下げれば整理を強行しなくてはなりませんからね。最近は暫く様子を見て、新高値を取ってから仕掛けようかとも考えています。いい加減に、期待して買っては投げている自分がアホらしく思えます。この時間による淘汰と言うのは…人間にとって、もっとも弱いですからね。

2日間ストップ高した中越パルプ、今日は274円ですね。昨日は、なんと268円。高値の376円から100円以上も下なのですね。眉唾材料では上がることが出来ないのか? セオリーでは初押しは買いです。カタルが証券マンなら、間違いなく買っています。自分でもユトリがあれば、遊びで買うかもしれません。でも今は追証との戦いです。

インバウンド消費に絡む銘柄は堅調ですが、カシオやシチズンもその範疇ですよ。でもね。こんなものは劇的な株価変化を期待できませんからね。みんなソコソコなのです。ラオックスが良い事例ですね。HISもそうでしょう。この関連と言うか、KNTCTと言うも良さそうかな…と、考えたことがありましたが…、みんな、なかなか触手が動かないのが実情ですね。

そうそう流石、一流新聞社の記者です。段舎利とは面白い表現でしたね。この記事とあれは「スクランブル」かな? 邦銀の株式持ち合いの話を合わせると、ROEの意味が理解されますね。日経225のROEは現在は8%台でしょうが、この水準が10%台に向かいます。だから邦銀株は変化率が高いのですね。保ち合いなど止め、自社株買いを合わせ、ROEを高めればいいわけです。最近、三菱UFJの動向が、積極的になり始めていますね。積極的に株式運用も手掛けているようです。

別に企業経営者の意識変化を株高の主要因にしているのは、カタルだけではないようです。GSのアナリストかな? キャッシー松井さんと言うのは…。彼女も、かたると同じようなことを指摘している記事を、今日、読みましたね。だから38915円の奪還も眉唾とは、一概に言えませんね。時間はかかりますが…。毎年2%以上、3%ずつ効率を上げれば、やがて世界トップ水準に変化しますね。国債金利をみると、この「凄い評価」の意味が分かると思います。所詮、お金は裁定の流れで動いているのです。ものを安く買って高く転売することもそうですね。原料を買い、製品を作り高く売ることもそうです。全ての経済活動が裁定行為なのです。邦銀株の株価水準は異常値なのですよ。流動性の罠のバロメーター的な存在ですね。

世界の投資ファンドは、日本の経営者の意識変化に気付いているのでしょうか? 何も日銀やGPIFの買いだけで、日本株が上がるなんて言っていませんね。それは無理です。確りした背景がないと認められないのです。昨日大きく上がった富士通も、目先の値幅は狙えません。サイバーエージェントも…そう考えます。みんなソコソコ止まりの銘柄ばかりで…なかなか異次元状態のサプライズ銘柄が新規に誕生しません。日本株の二段上げは「デフレ脱却」が主眼の筈ですが…カタルの思うような展開にはなっていませんからね。指数だけが強い相場は、そろそろ転換すると可能性が高いと述べていましたが、スター株が生まれないと…なかなか個人投資家が潤う環境になりません。

今日もボヤキが出そうですね。ケネディクスが下がると、いつもぼやきです。トホホ…。立春とは言うものの…心の中は、冬将軍。また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

IRNET

本サイトは、「今日の市況」(月~金)、「株式教室」(土)、「コラム」(日、祝)をほぼ毎日発信しています。

2024年12月
« 11月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

過去のIRNET

広告

株式投資関連の本



連絡先

kataru at irnet.co.jp
(at をアットマークに変えて送ってください。)