アーカイブ:2016年11月26日

海外投資家動向

本当に日本人と言うのは…付和雷同と言うか…主体性がない国民性です。実は小池東京都知事に対し、就任当初は期待感を抱いていましたが、今の所は過去の政策の「あらさがし」との印象です。自分が何をしたいのか…サッパリポンです。過去の反省は確かに大切です。故に、襟を糺さねばなりませんが…費用対効果の問題でしょう。選択肢が限られる中で、どう選択するか…。更に小池知事として、これから何を残すのか?

今の所は、建設的な意見は余りなく、過去の清算に終始しています。一方、国政の方ですが、最初は蓮舫さんに期待していましたが、現在までの所、昔の社会党と同じで、何でも反対の牛歩戦術…と五十歩百歩の印象です。批判ではなく、対案を提示し、自分達はどう変えるのか? 提案をすべきです。

例えば、TPP法案ですが、何故、米国の動向に振り回されなければ…ならないのでしょう。日本が賛成なら、先ずは可決して米国に行動改善を迫るべきです。米国抜きのTPPは意味がないから、可決しても無駄だと言う論理は理解できません。駄目でも挑戦する。駄目なら可能になるように、努力するのが当たり前だと思います。

米国抜きでも…RCEP(東アジア地域包括経済提携)がある訳で、TPP並みの条件でやればいいのです。基本構想は、グローバル化の推進です。リカードの比較優位説は絶対でしょう。効率化社会を作るのが正しい道だと思います。そうして切磋琢磨して技術革新を支持して進化をするわけです。場合によれば…米国に代わり、日本が主導して中国を迎え入れれば良い訳です。まぁ、安全保障問題が絡み難しい判断ですが…。

兎も角、民進党の現在の姿には、ガッカリです。所詮、3流政治家のイメージですね。何とか改善して、良い方向性を出して欲しいものです。一方、農協改革とも揶揄される小泉氏は苦労していますね。初戦は敗退ですが…監視を付けたことで言い訳が出来なくなり、先送りではなく、時限猶予のイメージですが…道半ばですね。これからですね。未来に向け村論理の牙城の一角を崩して欲しいものです。

こんな事で…グズグズしている時間はないですね。先日、NHKで遺伝子解析を用いたプレシジョン・メディシン(精密医療)=スクラムジャパンの取り組みが紹介されていました。電子カルテを用い遺伝子情報を公開する事により、膨大なデータが集まり、Aiを活用し医療費を削減する事が出来ます。その為には個人情報保護法の改正が必要不可欠になります。何故、政治家は急がないのでしょう。電子カルテの整備などの統一基準が必要だと思うのですが…厚生労働省の役人は馬鹿たれです。もっと予算を付けないとなりません。それこそ米国と一緒に国家プロジェクトとして共同作業をすべきです。政治家のスケールが問われます。

株屋は、せいぜい可能性のある会社の株価を買って応援する程度しか…力は発揮できませんからね。実際に行動するのは、企業家であり、官僚や政治家です。いよいよ経済の「金融力」が動き出します。時代の進化は、お金を掛ける量により決まります。10年掛かる仕事を2年や3年に縮めることが、金融力で可能になります。失われた時代下で…日本は世界に大きく後れを取りました。この遅れを挽回せねばなりませんね。その為には、先ず、金融が潤わないと…他人に施しが出来ません。ユトリがないとリスクを取れないのです。「ゆとり」ある社会は、リスクを取る事が可能になり、博打のような無駄な行為にも資金が回り世界が楽しくなります。清貧思想なんか…うんざりです。反吐が出ます。一体、バブル崩壊以降…清貧思想を貫いて、得たものがあるのでしょうか? 確かに、人間の精神状態は鍛えられました。追証ぐらい屁とも思いません。些細なことに動じなくなりました。でも…やっても、やっても、なかなか崩せない牙城があり…デフレ社会では前に進むことは困難なのです。

世界遺産など観れば分かりますが、大概は…人類のバブル期に起ります。丹下さんが創った東京都庁の建設などもそうです。TPP法案のように流される考え方ではなく、自分達は何をめざし、どう努力するのか? 相場観も同じですね。この相場観の流れの予測には未来の姿を思い描く事から、先ず、相場のシナリオが始まります。自分達は何を目指すか?自動運転を支持し促進させたいなら…今度、上場されるZMPの株価を買う事が行動を共にすることになります。

目先、儲かりそうだから…とかの不純な気持ちではなく、自分が社会をどう考え…その会社の行動を支持するかどうか…。まぁ、カタルは自動運転を支持しますが…あまりにバカ高い株価では論理的に合いませんからね。目先、JVCKWなどが賑わうと言う事は…駄目なのでしょう。LINEのアドウェイズのような印象です。LINE自体の評価もカタルは低かったのです。前評判の高いZMPは、どれほどのモノなのでしょう。

買うなら…上場人気が冷めた2年程後でしょう。多くの新規上場株は無理をして数字を作って上場します。それは事前に資金を入れている奴らが、逃げるためです。本当なら、逆に上場後にも買い増しをすべきです。でも多くの未上場の投資家は、上場時の鞘を狙います。哀しい事です。人間だからしょうがありませんが…なるべく理想社会をめざし投資をして自分も儲けながら、社会貢献が出来るのが理想的な株式投資です。海外投資家の買い越しが話題になっており此方のグラフを作成しました。苦労しました。このグラフの作成に…。なんと1時間以上も時間を要したのです。やはりキャリアは必要なのです。一度経験すれば…今度は僅かな時間で、また作れます。経験と言うのは大切ですね。本は読むことは…他人の人生を経験する事にも繋がります。

さて本日は有料レポートを書く日ですね。今日は遅れるかもしれませんから…明日、読まれると良いと思います。何しろ…相撲があります。遠藤が勝ち越せるかどうか…。昨日、稀勢の里が、栃ノ心に敗れ…日本人力士の優勝はなくなったようです。でも好調な玉鷲はモンゴルだけれど…正代は熊本ですからね。石浦は小さいから駄目かもしれないが…それなりに楽しみは残っています。やはり日本人だから…どうしてもこんな見方になります。しょうがないね。

相場は、まだ本格的に海外投資家が日本市場に参入しているかどうか…。全体としては確認できませんが…海外投資の日本株の見方にも、変化が生まれています。円安で自動車株に物色が向かっていますが…NAFTAの見直しも考えられ警戒感を持っています。金曜日は月末の為か…利食いが重なったように見えました。兎に角、今年は一貫して海外投資家は株を売っていました。(詳しい数字資料は此方を参照) これが年末にかけ変化するかどうかが重要なポイントの一つです。昨年からの売りの主体要因は、金融規制の強化(総資産の圧縮)なのです。

それでは…また明日。

日経平均株価と海外投資家動向の推移

日経平均株価と海外投資家動向の推移



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