アーカイブ:2018年10月26日

10/26

かたる:この3週間は激動でした。前から決めていたこの時期のバカンスは、間もなく終わりを迎えます。もともとカタルは「債券のフラット化」以降、今年は難しい相場だと思ってきました。でも根が株屋ですから、空売りなどは性に合わず、銘柄もVテクを掲げた程度でした。

まぁ、その時点で、今日の姿は約束されていたのかもしれませんが…カタルは「失われ時代」下でも年収120万円の極貧生活に甘んじ…決して「空売り」はしませんでした。嫌いなのです。「武士は食わねど高楊枝」の口です。でもブツブツは違います。

ケネディクスを掲げ、これほど長い「流動性の罠」に陥るとは思っていなかったし…今回の調整波動もこんな形になるとは、考えてもいませんでした。

やられましたね。この3週間、まさにヘトヘト…です。まぁ、どんなに事態にも対処できるような戦略をとってきたつもりですが、ご多分に漏れず、皆様同様に「追証の苦しみ」で…買っては投げ、買って「はなげ」の繰り返しで「鼻毛」では洒落にもなりません。

これじゃ、これから訪れる中間反騰の年末年始の戻り相場か、本格的な進化論の新波動入りかは分かりませんが、株は上がると思っているのに、相場の軍資金がありません。まさにトホホの失敗人生です。もともと春には、ハローウィン頃まで相場はお休みをすべき…と考えていたわけです。

伸びない相場は、まさに今の現象を先取りしていたのでしょう。小野薬品しかり、NPCしかり…その後、いくつかの銘柄を取り上げましたが、なかなか成功まで行きませんでした。逆流を泳ぐには、やはり難しいのです。その反面、不祥事銘柄は続出し、空売り天国でした。

カタルは進化論を採用し、あえて5G投資の古河電工やSUMCOのスーパーサイクル論を取り上げました。安川レベルを想定していましたが、それ以上の「仕掛け売り」でした。この辺りのバランス評価は難しい。「トランプ憎し」は、よく分かります。故にこの時期に「仕掛け売り」が入るもの分かります。今から思えば…あの9月のSQ前後からの「仕掛け買い」は、売る為の「撒き餌」なのでしょうか?

まさに「天国と地獄」とは、この事です。幸運の女神に微笑みかけられ…そのチャンスをものに出来るか、どうかは紙一重。僅かな違いなのに、いつもカスリです。まぁ、ボヤいても愚痴を舐め合う浅ましさ…この辺にしましょう。

でもカタル君、いよいよチャンスが到来したと本当は思っています。でもこのチャンスを活かせず、此処でみんなと一緒に投げているのだから、貧乏の人間は、いつまでも這い上がれない現実の壁を思い知らされています。止まったかに見えた相場も売り場かな?

昨日の日本市場は、広範囲に「投げもの」が、さく裂していました。ここからが面白いのです。でも10月の16日のNY市場の547ドル高を見て、24899ドルが下値と思ったのです。その後揺り戻しは、想定内でしたが…まさか24899.77ドルを割れるとは思いませんでした。でも若干、下回ることは良くあるので…23日は仕方ないかと思っていたら、真坂、魔坂、まさかの24日の下げです。

へなへなへな…。本日のNY市場は戻っているようですが、やはり中間選挙の開封までは気が抜けません。でも買いたいなぁ~。やはり、根は株屋です。だって3Qで黒字化した程度なのに…テスラの300ドル乗せの逆襲劇は、相場が生きている証拠でしょう。まさに名目時代の米国市場です。

あと1週間ですからね。下院議員435議席と上院議員33議席の投票は、実質的にトランプ政権への信任投票です。金融界とIT界は「トランプ憎し」ですから、この時期のネガティブ報道は当たり前の構図です。でも名目時代確立に至ってない日本市場は、相も変わらずの…失われた時代が染みついた弱気心理です。日銀は連日、ETFを買い続けています。10月はこれで11回です。今週は毎日買っています。

三菱UFJの株価推移

ここでは三菱UFJに注目しています。何故なら、この株価が下値を割らなければ大丈夫だと思っています。6月につけた608円が下値です。あの時に720円前後で止まると思っていた考えが、如何に甘かったか? でも一度は741円まであり、ホッとしたのですが…。ご多分に漏れず…昨日は640円まで押されています。

ハイリスク・ハイリターンを謳っているカタル君なのに…最近は日経225採用銘柄のような流動性の高い株しか、提供できていません。そのソニーも、とうとう6000円を割れました。ここで入れ替え作業をしましょう。カタルが、もしあのままソニーを主体にしているなら、此処で「大やられ」している進化論銘柄に入れ替えるのでしょう。

この局面では、相変わらず…東芝、東邦チタンか、古河電工、SUMCOなどの進化論の選択肢かな? もちろん名目時代の確立であるケネディクスや邦銀株もあるのでしょう。

カタルの考えは、下地に基本論理があるので…その実現の為のシナリオは、あまり変化しません。問題は自分自身の力量度合いの把握です。

今は、着実に名目時代が軌道に乗りつつあるので…日本株は10万円のステップの過程で、22750円を挟んだボックス相場が続くと思ってきました。でも結構、振幅は大きかったのです。進化論を打ち出すぐらいなので…10万円相場に向け、この年末年始からスタートして、来年の夏は少し弱く…でも消費税の引き上げ後、日本株は爆発高に突入すると…考えています。

今でも…このシナリオを前提に行動しています。米中貿易戦争から冷戦状態に突入しても、カタルは「漁夫の利」を得るのだろう…と考えています。

先日、中国へのODAの打ち切り報道がありました。総額で3兆6500億円とか…。でも中国人の多くはこの事実を知りません。外務省の汚点です。まぁ、戦争責任の対する戦後補償の意味があるのでしょう。しかしドイツと違い、村論理の日本では、日本人でも分からない処理の仕方が多くあります。だから韓国は、何度も、何度も慰安婦問題を蒸し返すのでしょう。

その話は兎も角、北朝鮮への戦後補償は、これから始まります。このお金はひも付き貿易となりますから、日本の企業に多大な恩恵が生まれます。丁度、オリンピック景気も終わり北朝鮮の復興計画が始まるわけです。

多くの人は、これから景気が悪くなると危惧しますが…根底を見れば良いのです。基本的に世界の基軸通貨であるドル資金が引き上げられているため、世界は流動性不足に陥ります。だからトルコなどが騒ぐわけです。今回のサウジ問題も…裏工作ではサウジからの援助を期待しているとの報道もあります。

景気と言うのは…お金の流れるスピードとその量なのです。今の日本は内部留保が膨大に膨らんでいます。それは政治が混乱しており、官僚機構が機能してないのです。金融庁批判をカタルはよくレポートしました。こんなガチガチの清貧思想では、お金は動きません。

トヨタ自身が地銀の預金量以上の数千億円ものお金を独自調達できるのに…それをトヨタのような優良企業に、「貸し付けをしろ」と言う行政指導は狂っています。スルガ銀行のような事例は、当然なのでしょう。スルガが独自基準で、貸し付けを行っているのを認めるべきなのです。ガチガチの検査姿勢が、架空の預金口座の不正行為を生んでいるのです。

それをメディアは…馬鹿ばかり。だから永遠と「失われた時代」が続きます。彼らは日銀の政策の反対の行動をして、国家政策に逆行して…清貧思想の増幅に加担しています。

やるならバブル期に、厳格に行動すべきです。それを今のような「流動性の罠」に陥っているときに間違った規律の重視を持ち出すなんて…。昔の村論理は、もっと「あそび」がありました。長い失われた時代で、世の中には、寛容性が失われましたね。

成功者が何人生まれるか…。ZOZOの前澤さんのような人間がたくさん誕生すれば…もっと明るい未来になるのでしょう。妬みなどは捨て、我も我もと…続けば、良いのです。

まだNY市場は終わっていませんが、朝より続伸しています。今度こそ、期待を込めて底打ちを願っています。通常、このように広範囲の追証が一旦発生すると、正常化へのステップは最低2週間かかります。だから11月半ばには、安心して相場が張れるようになるのでしょう。

何度も、同じことを繰り返すのは…株屋の特性です。ご容赦ください。なにぶん、貧乏人のカタル故、この程度が限界なのでしょう。それでは、また明日。と書きたいのですが…明日は朝早く、飛行機に乗るので時間がありません。時間があれば、午後からでもレポートするかもしれませんが…どうなりますか。

読者、みなさんのご健闘を祈願しています。



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