アーカイブ:2018年10月3日

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かたる:指数の上昇が、個別の株価の上昇へ繋がっているかどうか…微妙な情勢です。パターンが少しずれているようにも感じています。此処に来て…大きく下がった銘柄は1月の高値からの調整相場の終焉を思わせるような戻りを始めましたが、依然、弱いのです。

ファストリの日足

ファストリ(ユニクロ=9983)などのチャートを見ると、相場は5月の戻りでその後3か月以上、高値圏(売り物ゾーン)で弱い相場の時期も、株価を保っていました。完全に不動玉が吸い上がっている動きになっています。そこに今回の外人の買戻しが発生し、株価を押し上げました。これが今回の急激な連騰相場(指数の上昇相場)に繋がっています。

チャートを分析すると…aの高値は、前の二つの高値を抜く完璧な形なのに、一気にボックス圏の下限まで、三度も押し戻されるのです。通常は決してbの安値は、cの46900円を下回りません。それなのに現実は46450円です。かなり変わっているイレギュラーな形からの今回の上昇です。

ファストリの週足

でもこの上昇を支えたのは、週足を見ると分かりますが…2015年7月からの1年程度の調整過程があった為でしょう。どんな上昇相場も、必ず…乖離調整を経ているのです。このチャートの形は、これからの古河電工やSUMCOなどの調整からの回復の参考になりますから、良く覚えておくと良いのでしょう。

でも必ず…同じではないですからね。一つの参考事例に過ぎません。いろんなパターンがあります。

第4次安倍内閣の顔ぶれが決まり、これからの日本を創るメンバーが、この中から育つのでしょう。株価を見ると…まだ完全復活ではないように感じています。どちらかと言えば「片肺飛行」に近いイメージです。何とか成長路線に乗れるかどうか…。まだまだ先は険しそうです。でも22750円のデフレの関門より上で株価が位置していれば時間の問題です。

現時点だけ見ると、もう大丈夫のように感じているかもしれませんが、まだ分かりません。正直に言えば…この9月SQからの上昇は、最も早いシナリオの一つでした。

カタルは11月に入らないと駄目なのだろうと思っていました。この辺りの時間が…僕らの強気を支える展開になるのでしょう。今回の上昇が、直ぐに…このまま個別株の上昇には繋がらないと思っています。もう一度ぐらい、揺れると思っています。

まぁカタルの細かい読みまで当たるなら、お金など必要ないぐらいに、いくらでも市場から調達できます。しかし現実はケネディクスの株価を見ても分かるように、指数は上昇しているのに、カタルは追証水準から抜け出せません。今日は、仕方なく…売りたくない銘柄も、儲かるから売った次第です。貧乏人は、いつも追証と隣り合わせなのです。

でも短期運用はガラガラの状態です。 此処に来て、しぶとく買っていた古河電工やSUMCOは僅かですが上昇しました。何と言っても…東邦チタンの戻りが大きかったかな?

期日近くになって儲かる経験など、非常に稀な現象です。通常は必ず、安値圏を叩きざる得ないのです。それが経験則です。期日が来るケネディクスは、そんなイメージです。700円台を売らず、この水準で売らされるのです。まぁ、いつもの事です。

どちらかと言えば…個人好みの株式は、まだ戻っていません。大きく叩いた国際優良と言うか…指数絡みの銘柄だけの戻りのようにも感じています。でも昨日は、なんと…百貨店の高島屋が陽線率で第一位です。百貨店が一位を飾るのは、記憶にありません。確かに日本橋店の隣を、新規オープンさせましたが…。それにしても一位です。名目時代の到来を思わせる事象です。

昨日4000円の関門を抜けた古河電工は、これで前の二つの山を抜いたことになりますから大丈夫でしょう。でもまだ完ぺきには見えません。やはり8月1日の4145円を抜いて欲しいものです。そうして一度は、200日線から頭を出さないと…戻り相場は遠いのです。この200日線は4792円に位置しています。まぁ安全を見て、8月の高値を抜いてから押し目を買うのが筋なのでしょう。カタルの進化論は、異質なのです。

だいたい小野薬を仕上げてから、直ぐに伝える言葉ではなかったですね。でもこんな時間感覚でファンドマネージャーは、時代を先読みして準備をします。カタルは既に来年の春の相場を視野に入れて、相場を考え始めています。

その判断材料になるのが…新聞報道と違う「株価の動き」などの事象になります。そうだな…例えば本日の日経新聞の市況面に、DRAMのスポット価格動向が載っており…東芝の減産調整が書かれています。この報道を受け、株価がどんな反応をするか…ここを観察します。

市場には「効率的市場仮説」と言う学説があります。つまり株価は全てを知っているという事なのですが…具体的な説明をすると、日経新聞の報道は、既に株価に織り込まれているかどうかを…観察するわけです。もしこの報道を受けて株価が上がるようなら、株価は既にそれ以上の悪材料を織り込んで下げているか…あるいは、日経新聞の報道の現実が変化するか、どちらかなのです。「株価は常に正しい」とする考え方です。

何故、トランプが勝てるのか? ニューヨークタイムズにトランプの脱税疑惑が載っていますが、メディアはこの手の報道を、中間選挙を控え…流すでしょう。しかし…それでも株価が高いなら、トランプ政権は安泰だという考え方です。株価は全てを知って事前に動いているという考え方が「効率的市場仮説」です。

昨日は小野薬品の上昇を受け、カタルは事前に株価が上がることを予期して、敢えて古河電工やSUMCOの先行事例として、小野薬品を前から取り上げていました。これはチャート論からの推察ですが…様々な事象の流れを追うのです。

「市場の整合性」は、乖離調整と同じで…絶対なのです。この株が上がるなら、必ず、この株も上がる筈、だから経済は雁行型で「トリクルダウン理論」なのです。これは絶対なのです。石破氏が述べた地方からの再生など…あり得ません。先ず、地価は東京から上昇し波及します。確かにニセコなどは早かったけれど…やはり商業価値が優先されます。

カタルのような馬鹿は、幾らあがいてもトップにはなり得ません。資質があるなら、もっと前に金持ちに成っています。まだ追証などを懸念する貧乏人なんかの意見は、どこか間違っていると疑うべきなのでしょう。これが常識です。

そんな事で、読者はカタルのレポートを冷めた目で見ましょう。その辺に転がっている証券マンより上でしょうが…完璧ではありません。傷だらけの天使になりえない悪魔かも知れません。各自が判断して下さい。それでは…また明日。



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