アーカイブ:2020年5月

難しい選択

正直に言って…非常に難しいラインに差し掛かりました。カタル自身、サッパリ分かりません。どっちに転んでも不思議ではないタイミングです。昨晩のNY市場は、香港への国家安全法への制裁懸念が前日より燻っていました。最悪は通商合意が取り消されて混乱する可能性があったのですが、トランプ大統領の演説には、予想される範囲の中ではもっとも軽い制裁に留まり、株価は戻っています。特筆は原油相場です。4.78%もの上昇です。

アップル株の日足推移

今の戻り相場はコロナ感染と米中対立の狭間で大幅に株価が戻って来ました。ここではカタルが指標銘柄としていた「アップル」株の様子を見ましょう。まもなく高値の327.85ドルを抜ける所まで来ました。既にアマゾンは高値を更新しています。マイクロソフトやグーグルはアップルと同じような経過を辿っています。カタルが考える次世代のMAGA相場の主役たちです。1兆ドルと言う時価総額を誇る企業群です。

その意味で…今回のSNS規制は面白いのです。ツイッターがトランプ氏への投稿に懐疑を提示した出来事は、歴史的な転回点かも知れません。同時に中国は統制を強め香港へ国家安全法の適用です。時代のパーツが揃っています。「物事の流れ」の話をしています。

人間が犯罪に走る時も、些細な事が引き金、つまり切っ掛けになり犯罪行動を誘発します。でもその動機は些細なものです。日頃の鬱憤が蓄積されてマグマが溜まっているのです。ある日、何かが切っ掛けになり、そのマグマが噴き上がる訳です。これが人間の行動心理です。時代は様々な事を暗示をします。そのパーツ一つ、一つを繋ぎ合わせると、一つの完成系が見えてきます。カタルは、これを「市場の整合性」と呼んでいます。

たぶん他でこの解説を見ないから、これはカタル独自の考え方です。株価がどのタイミングが大きく上昇をするか? 先ずは潜在的な条件が揃わないとなりません。企業業績などは当たり前の話。でも企業業績が良ければ、必ず、株価が上がるかと言えば、そうでもありません。時代が求めないと株価は上がりません。

カタルはブイキューブやPSSを事前に買ったことがあるのです。でも待っている途中で嫌になり、売りました。素質はあったけれど…株価が動くタイミングを読めなかったのです。別に企業業績が、ここで、とっても良くなったわけではありません。時代が株高を要請したのです。

今、カタルが以前書いた本を読んでいました。その中で「天の声、地の声、人の声」で銘柄を選別すると書かれていました。お持ちの方は142ページです。意外にこの本は売れたのです。たしか…3刷りか、4刷りでした。7000部が出版社の最低の採算ラインです。実は出版社の友達が、「自分がブログから抜粋して原稿を書くから本を出さないか?」と誘われました。

でもカタルは面倒くさく、本なんか…と思っていたのです。でも小井沼君は乗り気で、困ったものでした。仕方なく応じ…もし売れなかったから、カタルが全部、買い取るよ。と言って出した本です。当然、印税も折半です。

でも悪いから…その時に、少し加筆しました。そうして普段は引き受けない講演も、二つぐらい受けました。宣伝のためです。一つは2時間ほどの講義で10万円をもらったのです。でもそのお金は一緒に参加した女性達と、共に…すし屋に行き消えました。また…いい女が居たのです。カタルの性格だから、つい鼻の下を伸ばし…いつもの如くです。パッパラ・パーの人生ですからね。幸い増刷になり、出版社も良かったわけです。

余談になっちゃった。でもこの本は1000円程度(1400円でした)の価値はありますよね。だって良いことを書いています。この部分と信用取引の鞘抜きの場面はなかなかです。

現物株投資だけだと…2倍だけれど、信用取引を利用すると5倍になり、上手く短期売買が出来れば…なんと25倍になると書いています。107ページです。この原理を利用して実践を続けているのが、カタルの短期口座です。実際に倍増ペースで伸びたのですが…この所、成績は低迷しています。どうなりますか…。

元に戻しますね。つまり…「天の声」と言うのは、時代性の事を言います。今ならコロナです。たとえ…一時的な利益で価値がなくても、博打と割り切れば…それなりに楽しめます。

でも歩合セールスと言うのは、社員とは違い転勤がありませんから、顧客と一生の付き合いです。その顧客が博打を承知すれば参加をしますが、通常は一時的な利益の博打株を手掛けません。どんなに上がっても…です。社員セールスは転勤がありますから、平気で顧客を騙します。中には自分の成績だけしか考えない奴がいます。そんな奴の後に後任になると後始末が大変です。場合によれば、訴訟に巻き込まれることもあります。色んな奴がいますからね。

だから歩合セールスは常に顧客の利益を優先して、自分の手数料も犠牲にする事があります。よっちゃんなんか、他社に注文を出せ!と言っているのです。まぁ、彼の場合は戦略ですが…演出も上手かったですね。自分では大きな手で買いを入れ、同時に他社から持ち株を外す作業をするのです。仕手筋なんか…みんなそうですね。自転車操業のようなものです。

今日は与太ばかりですね。こんな話は面白いかな? 

でも今回のブイキューブもPSSも中身がない水準まで株価が上昇をしています。まぁ、アンジェス程ではありませんが…でも素人は値動きに魅了されますからね。過去には「そうせい」や「サンバイオ」など…色んな銘柄があります。

自分がどれを選択しようが自由ですが、分かって選択をしているかどうか…の問題です。昨日の一番人気のテラ(2191)などは…まるっきり博打です。TICK回数が54545回ですよ。ソフトバンクが24546回で4位です。まぁそれだけ…みんなが儲かって来たと言う事です。このような全体の動きに、銘柄選抜も左右されます。

さて今日は与太ばかりで、本題を少し書かないと…カタルは「過剰流動性相場」も視野に入れ行動をしています。この理由は世界の中央銀行がジャブジャブの資金を投入しています。日本もそうですよ。財政ファイナンスとMMT理論を、よく吟味しないとなりません。相場の焦点はコロナではなく…此処にあります。

三菱UFJの日足推移

だから三菱UFJの株価が450円を超えて来たのです。この意味は何を語るか?

通常、チャート論からすれば…一旦下値のボックスを抜き、押した場面ですから、この押しが絶好の買い場になります。先日、カタルはロコンドで実践しています。同じチャートを実践し、その模様を語っています。チャートは同じことです。これがチャート論です。そうして…この後は更に急伸をします。でも果たして実現をするかどうか…。でもカタルはいつも実践派です。有言実行ですから、その通りに動きます。しかも強気に動きます。

でも逆説的に言うなら…最終ランナーが直線に入ったようなものだから…もう後がなく、相場は目先、ひと段落するタイミングとも言えます。この辺りが迷うところです。カタル自身、分かりません。だから馬鹿な事を聞かないでくださいね。相場はかなり暖まっています。読者から全快なんてもんじゃなく…ウハウハ状態と言うメールをくれる人も居ます。でも当然、まだまだと言う人が大半です。

要するに…この差は、どうして生じるか? カタルはいつも述べています。どんな選択をしようが…それは読者の自由です。カタルがケネディクスを買っていると言っても、反面教師で空売りをしても良いのです。読者はカタルレポートをどう利用しようが自由なのです。でも失敗したからと言って、自分の責任を転嫁しないでください。あくまでも投資は自分の自己判断です。カタルが強要している訳ではありません。

でも面白いですね。カタルの3つの口座をみると…追証を入れた口座は既に全快をしているのに…損切りをした短期口座は、未だに入院状態です。あの時にロコンドをあのまま持っていたら、全快だったのです。なにしろ…600円台で買っているのです。ところが今、カタルはその600円台の株を1360円で買い直しているのです。馬鹿な事をやっています。でもやはり…今は一番良く見えるから、不思議です。株って、面白いものですね。それでは…また明日。

この後、本日は会員レポートを書きますから、今日は忙しく…アップは深夜になると思いますから、会員の方は明日にでも読んでください。たぶん午前3時ごろにはアップできると思います。



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