1985年10月のプラザ合意から、今は2020年ですから35年間が経過し日本は対処療法(場当たり的な)の道を歩んできました。このプラザ合意は、東西冷戦に守られ日本が今の中国のように、安い労働賃金で世界の製造業の役割を担い称賛されましたが、壁にあたって構造転換を迫られた年です。この時期に世界はファブレス時代に移行し、グローバル化が加速します。この時代変革について行けず、失われた時代を味わってきた日本です。此処では此方のレポートが参考になるかも知れません。
今回の厚労省の失態を見ると、嘗て、「Japan as Number One」と…優秀な通商産業省や大蔵省主導の経済への強烈な関与が日本の競争力を高めていると語られた本の発行が嘘のようです。
大坂の吉村知事は非常事態宣言緩和のための「独自基準」を発表して国の対応を揶揄している様な有様です。様々な情報が交錯する中、どれを採用し、どう行動すべきか? 難しいですね。
日経新聞の私の履歴には、岸恵子が連載を始めていますが、彼女は兵隊に防空壕に連れ込まれますが、防空壕に留めようとする大人を振り切り…自分はお母さんとの約束を守り公園の松に行ったので、助かったと言います。その時に防空壕に居た人は、ほとんど死んで…大人の言う事を聞かずに公園の松に行った自分が助かり、もう「大人の言う事は聞かない、今日で子供をやめよう」と思ったそうです。
情報も同じです。自分の心に響くものを大切にすればいいのでしょう。未来の形は誰も分からないのです。
カタルは余りコロナについて語っていません。部外者で素人です。でも読者から頂いた情報メールの「BCGのワクチン」説やスウェーデンのやり方は、皆さんに紹介をしました。まぁ、人口や社会形態にもよるのでしょうが…スェーデンの続報が紹介されています。此方です。カタルはこの程度のやり方で、日本の場合は良いのだろうと思っています。
更に…ドイツの致死率が低いのは、医療設備が整っていたためです。ですが…効率化社会においては、この制度は批判されていました。此方を読むと分かりやすいでしょう。この話はROE経営の話を連想させます。アップルは自社株買いなどの資金手当ての為に記載をすると言います。此方です。此処では、更に此方も同列の話です。何が同列か分かりますよね。ROE経営は自社株買いやM&Aを加速させるのです。資金の効率化の話です。
しかし日本は必要もない内部留保を463兆円も積み上げました。それでも日経新聞は今回のコロナ禍を利用して、ROE経営を否定して、保身の村論理を正当化しようとします。
コロナ禍でROE経営の効率化やシェアビジネスなどの在り方が問われていますが、カタルは衰退するとは考えていません。むしろ、論理的な危機を乗り越え、より一層洗練される制度になるんじゃないかとも考えています。故にアップルの行動は見ものです。少し難しいですか? カタルの頭の中の解釈が出来なくても、サラッと流して読んでください。でも何度も読み返すと、カタルの真意は理解できると思っています。
兎も角…日本のメディアは、ワイワイガヤガヤ…間違った方向性に誘導をして、混乱に拍車をかけている様に見えます。この話と株式市場の情報の選択の話は似ています。
基本は株価位置ですね。読者から富士フィルムはどうか? とのメールを頂きました。カタルはレポートでソフトバンクを買って、フィルムを「空売り」するアイディアをレポートしています。事実、その後の動きは、その通りになったようです。
今でも…アビガンが認可になってフィルムの株価が上昇しても、「空売り」候補の銘柄だろうと考えています。理由は「一時的な利益」と考えている為です。カタルは何度も皆さんに利益の質の話をしていますが、未だに理解されてないようです。
継続的な利益で、しかも積み上げの利益の価値が一番、高いのです。いくら利益が在っても一時的な利益で株価が上昇したものは「空売り」の対象です。こんな事は、誰でも分かり理屈です。
何故、ロコンドが1万円候補なのか? この話の方がワクワクします。過去3年間の平均増収率が44.68%ですよ。この数字が如何にすごいか?
100万円が7年で1327万円になり、13年で1億2170万円になり、そうして19年で11億1625万円になるのです。カタルが上京して31年になりますが、この期間だと938億9954万円です。まぁ、たった3年間の実績だから…この成長が続く訳がありませんが、それにしても凄いですね。だから魅了されている訳です。
しかも通販は、コロナ禍でも売り上げは落ちないでしょう。カタルの場合「引っ越し」もあり、毎日のようにアマゾンが配達に来ています。この場合は売上数字ですが、売り上げが伸びれば、利益は増えるのが道理です。ここでは損益分岐点の図を思い浮かべると分かりやすいですね。やはり有望なのです。
富士フィルムの株価の位置と…ユビキタスの株価の位置は、どうでしょう。ユビキタスが主眼とするIoT時代は、5G時代を迎え本格化します。だから村田製作の株価が強いのですよ。村田は早くからコネクティッドカー時代を見据え研究開発をしています。その為の投資を続けてきました。MLCCの滋賀工場かな? あの工場は車関連のMLCC需要を想定して設備投資をしています。
村田は他の会社と違い、過去に「メトロサーク」と呼ばれる「樹脂多層基板」の量産化で失敗をしました。その為に…以前、他の銘柄が新高値を更新している最中で、株価が低迷しています。つまり高値圏において相場に「シコリ」がないのです。だから昨年の夏、カタルは村田製作を採り上げて…同社株を推奨しています。
この村田と共同でユビキタスは、様々な商品を開発しています。今回のラブロックの資本参加は、その研究過程で生まれた成果なのでしょう。ユビキタスには色んな切り口が存在します。例えば此方等も…有望でしょう。
「Edge Trust」と呼ばれるセキュリティー管理の商品はコネクティドカー時代において重要な役割を担います。だからルネサスエレクのマイコン対応しているのでしょう。ここにはトヨタも関与している経緯があります。
車の場合、開発から製品になるまで5年程度の時間が掛かります。大変なんですよ。でも株価位置が低いと…このような材料は、なかなか表面化と言うか、一般化しません。だからユビキタスはゆっくりした上昇波動を描くのでしょう。全体相場の体温との関連もあります。
「株価位置」は重要ですよ。
一方、株価位置が高いI君も、間もなく短期調整が終了をします。この短期調整で飛び出すか…もう少し我慢をするか、難しい所ですが、このI君の持つ時代背景は5G時代を迎え一気に開花します。この辺りの未来の利益の増加スピードを、イメージできるようになると相場が、より一層、面白くなります。
目先にピークアウトする利益、これから爆発的に生まれる利益、利益にも、色んな利益があります。継続的な利益と一時的な利益、しかもその利益が積み重ねの利益かどうか…。何故、ネットフリックス株価が新高値を更新したのか?この環境下で…
それは利益が「積み重ね式」だからです。製品を売ったら、それで「お終い」の利益ではなく継続的に利益が続くのです。NHKの視聴料のようなものです。
NHKが良い番組を創れるのは、当たり前です。だって日本国民、みんなが加入しているのです。製作費に余裕があります。このコンテンツの価値は、すごい価値ですよ。過去の特集番組が、ネットで簡単に視聴できる時代です。だからI君の1万円は、単なる通過点に過ぎないのです。もの凄い事なのです。なにしろ…このNHKが資本参加を決めたのです。
昨日までは金融政策や財政出動が、景気を浮上させるか…コロナ禍が勝るか?の対比で相場の焦点があると述べました。基本は、株価がその度合いの判断をします。
カタルだって未来図は分かりませんが、市場経済において、正しい政策が実施されるなら株価は常に右肩上がりで上昇を続けます。ところが、日本のように1989年に38915円の高値を付けて2020年現在でその高値を抜けないのは、如何に…間違った方向性を歩んでいるか? 分かると言うものです。
情けない社会を創っているのは、馬鹿メディアの責任ですよ。常に、間違った方向性に国民を誘導しています。
何故、使わないお金を463兆円も積み上げるの?
村論理の保身も、いい加減にしろ!と言いたいですね。これじゃ、電通の高橋さんの死が無駄になります。同じ母子家庭で苦労をした北海道の鈴木直道知事の出番でしょう。大阪維新の会の吉村さんなど…面白くなってきました。早く早く…もう時間がないのです。だから早くスピード感が溢れる変革を望む次第です。ようやく…明日から相場がスタートします。
本日は、岸恵子の話をしましたが…情報は発信側ではなく、受信側の処理の仕方の問題です。自分がどんな選択をしようが、自由なのです。自分の心が揺れる情報なら、その情報に価値があるのでしょう。カタルはそう考えています。
なるほどなぁ~と思わせる考え方が、提示されるかどうか。本日も、いくつかのリンクを張りました。あとは自分自身が、どう考えて…どう行動をするかの話しでしょう。それでは…また明日。