アーカイブ:2020年7月

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多くの投資家が目先の株価に「心を奪われ」…、買ったら売る短期売買を主眼にしている様に思います。だから人気になると、ワイワイ言いながら買うのに…少し株価が下がると途端に「腰が引けて」売りに回ります。このような素人集団と言うか…。腰が入ってない相場を見て、心が動揺する人が多く居るように感じます。

株価と言うのは、大きく上下した時は…その株価が市場から容認されるまでに時間が必要です。だから高値を慌てて買う必要もないし、逆に下げて来たからと言って、アタフタする事はありません。この意味が…なかなか理解されてないようです。

基本的に日本株は「長い失われた時代」下で…名目時代の投資家が消えました。何しろ30年間と言う時間です。昔の相場を知っている人は、皆無と言っても良いのでしょう。

本日の日経新聞もオフィス需要が減り、地価が下がると言う単純な発想で…一面が形成されている様に感じます。(まだ読んでないのですが…)株と言うのは、「売り物があるから上がる」と言う発想が、ないようです。「自分の懐」を基準に物事を考えては駄目です。

自分が100億円、1000億円持っていたら…何を買うか?

そうしたら…自ずと銘柄は絞られます。ロコンドやユビキタスなんか…自分の売り買いで株価が動く為に、投資の対象から外されます。本当に…日本人は駄目になりました。全てメディアの間違った報道が、政治を歪め、日本は国策を誤ったのでしょう。

企業業績では、説明がつかない安川電機の株価、しかし…これが、昔は一般的な名目時代の基準だったのです。でも今の株価は純資産以下で、内部留保が時価総額を上回るのに…自社株買いもしない経営者など…ゴロゴロしています。

みんなTOBをされ…経営者が変わるべきでしょう。珍しく…日経新聞はROEの記事を掲げていました。日産化学が信越化学を上回るとか…。

大戸屋のような敵対的なTOBが連発すれば、市場に緊張感が生まれ、一所懸命に経営をするのでしょう。だからM&Aは良い事だと思っています。 駄目経営者は淘汰されるべきです。

さて先ほどの話に戻りますが…何故、安川電機の株価は、高値で維持されているのでしょう。この株と自動車関連株を比較すると「月とスッポン」です。


上は安川電機、下はユニプレスの四季報数字

一例を掲げます。上が安川電機(6506)の四季報数字です。純資産が873円で一株利益は55円です。でも配当は52円になっています。これだけ見ると安川電機の株価が3920円もするのか理解できません。でも利益余剰金が1940億円もあるのですね。借り入れは714億円。故に時価総額が1045億になっており、一株利益の大半を配当に回したのでしょう。

一方、下は自動車関連株で日産系のユニプレス(5949=日本製鉄系)です。純資産価値は、なんと3043円もありますが、赤字ですが前期は27.5円の配当でした。ユニプレスもなかなか良い財務内容です。利益余剰金は1350億円もあります。でも時価総額は、株価は935円として448億円しかありません。まぁ…借り入れが466億円ありますが…それでも内部留保を大幅に下回る株価です。でも赤字の為に減配です。1350億円も利益余剰金があるのに…。

安川電機は産業用のロボットの会社で、ユニプレスは車の車体を作る鋼板をプレスする会社ですね。カタルはこのような自動車関連株が、今は買い場だと思っています。でもユニプレスは日産系です。日産系は当面、駄目でしょう。なにしろ、数量目標を諦めた会社です。競争から脱落しました。凋落の一途です。同じ自動車関連でも未来において差が付くでしょう。

安川の様な株価が維持されるのは、多くのファンドが主力に株を持っており、浮動株が吸い上がっている為でしょう。内部留保が少なければ…妥当株価は1000円以下でしょう。

でもやはり、いくら日産系でもユニプレスの株価は安過ぎます。でもこれが実態です。買収の対象になるような企業がゴロゴロしています。経営者が変わるだけで、企業業績は大きく変わります。

日経新聞に紹介されていた日産化学など…昔は、駄目企業でした。万年低位株でした。少し…真剣に経営をして欲しいものです。多くの日本企業は、能力がない人間が上に居ます。部下は堪ったものではありません。

今日は少し論点が外れたので…軌道修正をする時間もありません。このままアップしましょう。本当は株価の維持には…「時間が必要」と言う話をしたいと思ったのです。乖離調整の意味など…を絡めた話です。

ユビキタスの日足推移

実はカタルは昨日、ユビキタスを900円から段階的に買っていたら…、熱くなっちゃって…ついにいくらでも買ってやると830円の所で1000株を買ったら、売り物が出るたびに1000株ずつ買っていました。

その理由はこのユビキタスにチャートです。845円をいきなり抜いたチャートは、やはり4ケタに乗せるだろうと思っています。故に、最初は軽いつもりで1000株を買ったのに、どんどん売り物が出て来て、いつの間にか1万株を超えたら…その水準の売り物が切れました。レポートをあげた後の話です。その後、850円でも買い続けました。

チャート論からすると、やはり一気に4ケタの乗り、ひょっとすれば…ひょっとするように見えるのです。それにこの水準の売り物は、たかが知れています。でもカタルにはそんな力がないから、上をガンガンは買えません。今の相場はこの手の株が活躍するチャンスに見えます。だって…三菱UFJは420円を割れ、まともな大型株はなかなか上昇しません。

野村証券株の日足推移

そんな中で注目されるのが、たぶん…野村の営業隊が努力している「野村証券」株です。この株のチャートも、今が買い場に見えます。

ユビキタスと野村証券は、一見すると結びつきませんが…実は、「市場の整合性」の考え方を主体にすると一緒のグループに見えます。

何故、ユビキタスに拘るか? それは…先駆した銘柄で「二段上げの途上」だからです。第一株価波動と同程度の値幅の上昇をすると目標株価は1052円、更に2倍増なら1452円です。綺麗に、この株が立ち上がるなら…他の株も追随できると思っているからです。だって、あの700円台の横這いチャート(ダイヤモンド型)で…他の多くの銘柄は上がった株価を維持できずに、脱落して株価が下を向いたのです。

あの「揉みあい」を耐えて、売り物を消化したユビキタスは、やはり強いのです。誰かが買ってないと100万株の出来高はなかなか出来ません。仕手性もあります。

高値揉みあいを続ける古河電工

もしこの株が綺麗に上に抜けるなら、野村証券も一段高出来るし…古河電工もそうなるでしょう。古河電工も、まだ頑張っています。でも多くは…東邦チタンのように下に行きました。一度、上がった株価を維持して、さらに…一段高、出来る株は限られます。

基本的にチャートの「強いもの」に付くのが道理です。果たして…ユビキタスが、昨日の「大陰線」を跳ねのけ、見事に4ケタ乗せを実現できるかどうか…。今の日経平均株価とダブって見えるのです。野村証券を参考に掲げたものも同じこと。古河電工の株価も、今は試練にあります。ここでお辞儀をするか、どうかは…今後の相場に影響します。

さて…本日のロコンドは、朝方、下げていましたから…カタルは2400円割れの時に、成り行きで…本日は200株だけ買いました。(2387円で200株の買い)少し…この辺りで揉みあった方が良いと思っています。人間は誰でもそうですが…時間調整には勝てません。しかし株価の真価は、時間調整を耐えたものだけが…上を目指せるのです。

何故なら、人気は長続きがしません。時間調整程、貴重な試練はないからです。株価が上がるとワイワイガヤガヤ言う奴は大勢いますが…下値圏で、馬鹿になる奴はなかなか居ません。

カタルが全体株は、まもなく綺麗に「上昇する」と考えているのは、ユビキタス相場の成果にも影響を受けるし…野村証券も、古河電工もそうです。

ユニプレス(5949)の日足推移

なにより…下値圏の先ほど紹介した「ユニプレス」のような株が、更に大きく下落するように見えないからです。反面、エレクトロンやソフトバンクなども、大きく下落するようには見えません。だから結論として…日経平均株価は「不景気の株高」を実現して新高値に躍り出ると言う仮説を設けています。それでは…また明日。



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