アーカイブ:2020年8月2日

迷っている自分

カタルの住んでいるマンションは、只今、大規模修繕中で周りに足場が組まれています。

今朝、9時ごろ起きて…新聞を取りに下に行くために玄関のドアを開けたら…なにやら動物らしい姿を見て、びっくりしました。通路から上を見上げると…サルが上に登っている姿でした。えっ、サル? 誰かがサルを飼っているのかなぁ~?…と不思議に思いながら下に降りると、警察官の姿が周りに大勢います。

警察官にサルですか? …と聞くと頷きます。それで…カタルが見た目撃情報を伝えましたが、人間がサルを網で捕まえようとしても…所詮は無理でしょう。やるなら、麻酔銃を持ってきて狙うしかないですね。大変だなぁ~。何処から逃げたサルなのか…。

まぁ、世の中は、本当に何が起こるか分かりませんね。長雨に…コロナ騒動。メディアは騒ぐし…いい加減に感染者数の発表などやめた方が良いんじゃないかとも思います。既に感染者数より、重症者数に論点が移っているようです。

100名にも満たない重症者数です。ガンで生死の境に居る方はかなりの数でしょう。的外れな…報道姿勢が政策を歪めているようにも見えます。株式市場も訳の分からない部分が多いですからね。正当な理由を探すのに苦労します。

多くの個人投資家が好む株式は、既に大きく株価が値下がりをして、3月のコロナ禍水準にあります。3週間前かな? カタルは会員向けレポートで、日証金の回転率が延びている話をして…注意を促しました。

やはり…と言う金曜日の下げでした。

カタルが、もともと「弱気」説を紹介するのは非常に珍しいのです。過去、乖離率の話をして…注意を促す程度です。昨年末に、その話をしており、アップルなどの異常な乖離の話をしています。そうしてコロナ禍です。

もともと残念ながら、カタルの実力では全体が上がるなら、儲けられますが、逆風下では、なかなか利益をあげることが出来ません。場合によると追証に至ります。事実、今回の3月のコロナ禍では…追証の為に用意していた資金では足りず、女房のお金に手を付ける始末です。

あの危機的な状況下から…良く立ち直りました。今では全口座、いや、ケネディクスの専用口座は、マイナスかな? でもあまり大きな損失ではありませんが、ロコンドのお陰でプラス状態を保っています。カタルは常々、投資する銘柄などは一つで充分だ…と述べています。

でも証券マンは、手数料を揚げなくてはなりません。だから銘柄を変えて儲け続けるのが商売ですから…大変です。何をやっても駄目だと分かっていても…常に挑戦を続けなくてはなりません。

カタルは「空売り」をしませんからね。

先日も異常な株価の安川電機を述べています。だいたいこんな株が、何故、4000円にもなるのか不思議でした。普通なら500円前後でしょう。その他、大勢の…株価水準は、そんな株価にすでになっています。

でも浮動株が吸収され…機関投資家のファンドの中核銘柄ともなると、昔の日本株です。カタルの知っている…昔の日本株は全銘柄が安川電機のような株価水準なのです。あの当時は、地価が下がるなんて…誰も考えません。銀行に土地を担保に融資を申し込めば…理由の如何に問わず、必ず融資をしてくれました。あの名目時代が懐かしいのです。

たぶん…今の米国市場の株価水準は、そんな水準なのでしょう。ファーウェイ…の排除が確定し…西側では商売が出来なくなりつつあります。でも世界一の販売水準を誇ったスマフォメーカーです。すごいね。中国は…。

今の中国は、資産高騰に目覚め始めたように感じています。資本市場の錬金術です。紙くずを売り、お金を集めます。日経平均株価は22000円を割れましたが、それでもこの株価水準です。でも一方では、奇妙な現象が進行しています。

利回り配当株になっても、実際の株価は、なかなか…下げが止まりません。3月のコロナ禍で付けた安値を下回る銘柄が、散見され始めています。人間と言うのは、論理的か…と思いますが、そうではないようです。

カタルが何故、ダ・ヴィンチの金子さんが好きか? 彼はこんな環境下で、正論を述べ…銀行から融資を受けながら、利回り採算に合う不動産を「逆風下の中」で買い集めました。世情に流されず…誰もが不動産なんか…と思っている最中に…です。

そうして1兆円規模の不動産を、実際に所有しました。商売なんか簡単です。田舎でタダ同然の不動産(100万から300万)はゴロゴロしています。誰も…田舎の不動産なんか買いません。でも何人かが、その価値を認め…自分で建物の修繕をして、その不動産を稼働資産に変えて…貸し出しています。

たぶん利回りは30%を優に超え…50%程度に回るのでしょう。壁紙など…の修繕は、ある程度の数をこなせば…自分でも出来ます。大工仕事が好きな人は、数千万の所得なら…可能な領域でしょう。億単位になる為には、かなりの時間が必要です。

カタルはPSRと言う指標を、最近は学びました。PSR1倍以下の銘柄はゴロゴロしています。0.5以下の銘柄も多いでしょう。0.2という事は、普通の経営をするなら…絶対にお買い得なのでしょう。

ニチイ学館が買い入れ額を引き上げるそうです。介護は有望な業種です。日本では、数少ない成長企業の条件が揃っている産業です。GXと並んで…注目されると思っています。そのニチイ学館のTOBではないか…。MBOの公開価格は1500円から1670円に引き上げたと言います。面白い時期(コロナ禍)にMBOを発表して、そうして株価が急落すると…途端に買い入れ価格を引き上げました。

この会社の売り上げ水準は3000億円です。つまり1670円の株価は時価総額で換算をすると1219億円ですから…1291/3000=PSRは0.43倍です。43%の評価なのですね。

売上高利益率が5%なら…150億円が毎年、稼げます。約8.6年で投下資本が回収できます。介護の世界は儲ければ…国の補助比率が下げられ、薬価の世界と同じで難しい世界です。高騰化する薬価に対し…世界中で議論が巻き起こっています。今回のコロナワクチンも、法外な価格で政府は契約をしたのでしょう。でも法外と言えるかどうか…の判断は難しいですね。賃料の補償制度も始まり…コロナ予算は膨らんでいます。

今週はPSSの相場が、見どころの一つでしょう。そうしてソフトバンクもMAGA相場論が背景にあります。ARM社の買収に名乗りを上げているエヌビディアは、本日の日経新聞に載っていましたね。あのインテルと時価総額が逆転だそうです。

時価総額主義…、アップルがアラコムの時価総額を抜いたそうです。この対比は非常に面白い現象です。化石燃料の原油がアップルの情報通信に抜かれるのです。インテルとエヌビディアの株価逆転劇と共に注目されます。トヨタとテスラの逆転劇も、同じ背景です。

何故、ヤフー(ZHD)の川邊社長にカタルが興味を抱いているかと言えば…資本力を活用してLINEやZOZOを買収して、時間を買っているからです。コロナ禍で…益々、焦点が絞られ…スピードが要求されるようになっています。

M&Aの活用が、日本でも活発化するのでしょう。ニチイ学館のMBO価格引き上げも、資本論理の話です。村論理派閥の皆さん、皆さんは頭が良いはずです。そうすれば、昨日、紹介した中国の新しい戦略、資産バブルの育成の話が分かるでしょう。

カタルは、非常に重要な出来事を並べました。ただ…いつもカタルは、先走る傾向があります。もうケネディクスなんか…失敗銘柄に例えられる時間感覚です。でも日本に、欠かせないのは「名目経済の定着」です。安川電機の株価がおかしいと言う前に、全体株の底上げを行い…安川電機の株価が、正常に見える世界を構築するのが正しいのでしょう。

チャート論は、「放れた方に付け!」と言うのがセオリーですが、何故か…カタルは「時間ですよ」…にも、見えるのです。

だから…安易な「空売り」は、気を付けた方が良いでしょう。もともとカタルは、空売りに対して…非常にネガティブな感情を持っています。ハッキリ言って、悪魔の論理、自己利益だけの世界です。自分だけが儲かれば、それで良いのか?…と言う罪悪感があります。だから、いつもカタルは買いばかりなのでしょう。たぶん、PSSも、空売りはしません。

今日のレポートは、たくさんのヒントを並べました。でも分かる人には、真意が伝わるでしょうが…表面的には、何のことを述べているのか…。サッパリの人は大勢いるでしょう。でも毎日、読んでもらえば…何れ、簡単にカタルの狙いが分かるようになります。

それでは…また、明日。今日も東京は青空が見えます。気分が良いですね。手の内は投げたおかげで、ガラガラだけれど…迷っているカタル君が、心の中の姿です。



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