アーカイブ:2022年1月

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いや…世の中は分からないものです。昨日の日経平均株価の下げは予期せぬものでした。驚いたのは、「ソニー」(6758)を含め…ほぼ全面安なのです。理屈上は半導体などの株が、ある程度は下がっても仕方ありません。ここに休みたい急騰株の「三菱UFJ」(8306)や「日本製鉄」(5401)の利食いの動きも加わり…全面安になりました。ほぼ人気株は全滅です。

縦軸の川船(9107)の日足推移

船株も前回の9月の「学習効果」がある為に、利食い急ぎの展開になったのでしょう。依然、200日線乖離は大きいですからね。仕方がないのかもしれません。本日は、その「川船」(9107)が、如何に上がったか分かる…チャートを3つ用意しました。上は縦軸が長いもので、横軸を変えず、縦軸を半分にしたものが下のものです。

縦軸を半分にしたか川船の推移

如何でしょう。このように物理的な変化ではなくチャートの採用期間を変えたりして…掲載すると、もっとイメージが変わります。ついでですから…期間の少し短いものも掲げておきましょう。このように同じものでも…いくらでも原稿により、「書き手の意思」に沿う形でグラフなどは作成できます。人間の錯覚を利用して…僕らは、常に簡単に騙されます。

時間軸を変えた川船の推移

だからこそ…日経新聞の記事を鵜呑みにせずに、その記事の多くは、官庁が発行したデータを元に作成されていますから…「自分の目で」数字を確かめて、考える必要があります。ネット時代は、自分がその気になれば…データは簡単に集まります。

確かに…外部環境は「完全」とは言えません。一番は、岸田政権の「新しい資本主義」でしょう。そうしてコロナ感染の増加です。カタルが昨日、期待したのは日銀のETFの買い入れでしたが、何故か…昨日はなかったのです。

だから黒田さんも、イマイチの器です。14日に701億円を買うなら、何故、昨日は買わないのか? 考えられるのは、岸田政権からの戒めか? この可能性はあります。詮索しても仕方ありません。

マザーズ指数の推移

基本的にマザーズ指数を観れば分かりますが、これが今の個人投資家の心理であり、相場感覚です。きっと「負け組」の個人投資家も多いのでしょう。この切り替えのタイミングを上手く乗りきっている投資家は、少ないと思います。

でもカタルは年末に三菱UFJを買っており、昨年末から「株主還元」相場と「設備投資」相場の選択肢を掲げていますから、たぶん読者は、大儲けは無理でも、ソコソコの儲けになっていると思います。

実は驚きました。またまたカタル銘柄のTOBです。「シックHD」(7365)が730円でTOBされます。500円台から取り組み800円台まで行きましたが、このタイミングでのTOBは救いですね。これだけカタル銘柄のTOBが炸裂をすれば…カタルの実力も相当なものだと思いますよ。何しろ、年間で20銘柄ほどしか紹介してないと思います。多くても30は超えないのでしょう。ケネディクスから…介護のツクイや船井電機など…挙げると、きりがありません。

確かな「選択眼の裏付け」だろう…と思っています。カタル銘柄の多くは、キラリと光る素質を持っています。あとは読者の人の選択次第です。自分が、どの選択をしようが自由です。

話が逸れました。元に戻しましょう。岸田政権の誕生などマイナス面に加え、外部環境では米国も揺れています。この金利上昇のゴタゴタは、基本的に…FRBが1年から半年程度の期間、間違った政策誘導の為に、市場が混乱をしました。

カタルが昨年春に資金を引き揚げた時に…方向転換を図るなら、的確なタイミングだったと思っています。この点はカタルの観方が正しかったのでしょう。所謂、サマーズ(元財務長官)論理です。

市場経済は「正しい選択」をすれば…必ず、みんなが豊かになれます。岸田さんの論理は分からないでもありませんが、官僚が間違った政策運営をしたから「失われた時代」になったのです。官僚=メディアなのです。

このままで…ドンドンおかしくなります。しかし…「日立」から「デンソー」、そうして「日本製鉄」の「意識改革」が勝つと思っています。

既に33年が経過し、「キャノン」(7751)が国内回帰をし…サプライチェーン問題はスマボの採用に繋がり…国内回帰の動きが出てきます。お金が中国から日本に戻って来ます。今までは「失われた時代」の中で安い賃金を求め…外部に出ていましたが…国内回帰の動きも広がります。だからお金が日本国内に落ちます。スマボの技術革新もあります。

まぁ、もろもろの影響で、カタルの年初高のシナリオは崩れましたが…そんなに悲観はしていません。かなり企業業績は良く、配当性向がドンドン高まります。

船株はその候補株と思っており、本日は川船を寄り値の6920円~6600円まで買い下がりました。しかし今ボードを観ると6490円の節目を切りましたから「リスク回避」で、仕方なく…成り行きで2500株と現物の1000株を売り、ポジションを落とします。ソフトバンクの5320円も買ったのですが、これも僅かですが利食いなので、リスク回避で売ります。

何故かなぁ~?

カタルの頭の中のシナリオと違います。川船はショックです。12月16日の6490円は割れないと思っていました。だって増額修正は必至で、夏もイベントを控えています。だから現状評価は、おかしいと思っていますが、仕方ありません。

皆さんも、自説に拘らず…ケセラセラですよ。

カタルのリスク管理は、此処が限度だから持ち高を外しました。でも本日はトータルでは利益なのです。信用分の川船は70万ほど損をしますが、現物は150万ほどの利益でしょう。しかし…負けは、負けです。トホホです。折角、期待をしていましたが…仕方ありません。ここから更に買えないのでは、リスクを回避するしかないですからね。

皆さんも自分の「力量を守る」ことが、相場観に優先されます。だから適正な持ち高に調整しましょう。相場なんか…またいくらでもチャンスはあるのです。

目先の間違いを潔く認め、ポジションを落として…観察時間を置きましょう。インフレからの金利高は、しばらく続きますから「三菱UFJ」などは、狙い目です。基本は株主還元相場だろうと思っています。船株は「インフレの際」に位置しています。この意味が分かるかな?

落ちる前の果実が一番美味しい理屈です。

一方、三菱UFJなどの金融株の時間軸は、少し先のイメージです。FRBの選択により時間軸は変わるので…難しいと言えばそうなのですが…米国は本物の世界ですからFRBは昨年末には「一過性の物価上昇は沈静化する」と言う主張を変えたのです。遅れたから…株価に歪みが生じ…下落していますが、既にテーパリングから方向転換をしていますから、あんまり恐くはありません。市場の流れに、政策が追随しています。

日本のバブル期は、三重野元日銀総裁は「株価なんか、関係ない」として、強引に利上げをしました。本来は緩和すべきだったのですが、土地税制を締め…悪政を実施した為、大量の不良債権が生まれたのです。ここが元凶でした。でもFRBは失政を認め、急激に方向転換をしています。多少、「経済の船」が、揺れるのは仕方ありません。その程度の話です。

少し持ち高を落とし過ぎた為、川船を500株だけ6440円で買いに行ってみます。果たして買えるかどうか…まぁ、どっちでも良いのです。今、買えました。もう500株6400円で指値をしてみます。今しがた6380円まで下値を付けたのです。やはり…カタルも自説に「拘り」を持っているようです。これが駄目な原因ですが、性格は、なかなか治りません。

皆さんは、自分自身の「適正な力量」を把握して、無理をしない投資を実施してください。さて…ソフトバンクは、再びプラスです。流石…1兆円の自社株買いです。

まぁ、株数は減ったけれど、川船は5500株持っているから、これだけあれば…1万円台になったらプラスになります。ノンビリ構えれば良いのでしょう。追証だけが心配なだけです。そう言えば…昨日の下げで、折角、買った野村証券の5000株を処分しました。これで元も5万株に戻りました。トホホです。岸田政権の正しい運営を望む次第です。

そんな事で…本日はもう、疲れました。トホホ…ハイ6400円の川船が買えました。これじゃ…前回と同じ展開です。でもこれから増額修正なのに…何故、こんな評価なのでしょう?サッパリポンであります。また…明日。



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