先ずは、おめでとうございます。…と言っても年賀の挨拶ではなく、日本郵船の8940円と言う重要なポイントを奪回したお喜びです。カタルは日本郵船を持っておらず、川船だけですが…この変化はカタルが事前に推察しているシナリオ通りの展開です。
このような循環が、株式相場の未来の展開を考える上で…非常に重要なのです。この日本郵船が8940円の壁を超えないと…川船の上昇もありません。日本郵船が8940円を奪回したことで、今度はリーダーの存在と思われている川船の株価の順番になります。
昨日が掲げたように…「商船三井」の人気化の背景には橋本社長のインタビューが日経新聞に載って、この記事で重要なことは、社長自らが「配当性向」の話をして25%~30%と具体的な数字を掲げた意義です。つまり…ROE経営に舵を切っていると述べているのです。だから…その後のダイビルや宇徳の買収などに繋がりました。これはROE経営の一連の流れです。
日本郵船との株価の逆転劇が演じられるかどうか…。基本的に、株価を一株利益で表現をするなら…一株利益は、川船の発行済み株式総数が一番少ないので、ONEの利益配分を考えると、最も…一株利益では高くなります。総合力なら、既に航空便などを手掛けている日本郵船です。ですが…カタルが川船を選択したのは「変化率」の観点です。ここを重視しました。常々、カタルは皆さんに、株を買うことは、良い会社を買うのではなく「変化が激しい」会社の株を、買うのだと述べています。
車の業界は激変が見込まれ…EVの「テスラ」(TSLA)が誕生しました。業界の勢力図を大きく書き換えるEV化は、これまでの技術の陳腐化が考えられます。逆に奇想天外な「繋がる車」の発想が必要不可欠です。5Gの登場は、様々な生活スタイルを変えるからです。このような「時代考察」が、確り出来てないと…株式投資は上手く行きません。
先ずは時代の流れを、確り…掴むことです。その為にカタルは諄いほど…日本の過去における間違った選択を、何度も、何度も繰り返し述べています。(パイオニアの指名解雇事件など)
皆さんの多くはカタルより優秀ですから、東大法科なら一度インプットすれば、忘れませんが…カタルな10回程度、聞いても…右から左です。やはり人間の能力差は大きいのです。だから「格差拡大」は、当たり前です。先ずは…平等と言う「間違った観念」を捨てて、物事を考えないとなりません。出来るやつは…世の中にたくさん居るものです。
地方で、自分は天才か?…と思い東大に入れば…自分はビリだと自覚させられます。「井の中の蛙」です。日本を離れ…海外に行けば、日本の常識も覆ります。
自分が、どんな姿を目指すか? すべては、この希望を抱く「未来の姿」から、競争が始まります。あとは、この「モチベーション」(やる気)を、どの程度維持できるかどうか…。カタルは自慢ではありませんが、この欲だけは強いようです。誰にも負けないようです。だって「失われた時代」の33年を通じても、未だに「俺に出来ない事はない」と思い…今でも果敢に挑戦を続けています。その度に…挫折の繰り返しです。
世界の壁は厚く…なかなか「一里塚」にも、辿り着けません。既に棺桶が来るような年になって来ましたが、まだまだ…と思っています。この「モチベーション」だけは、未だに持ち続けています。良く、おふくろは…「なにくそ」(負けてなるものか)と言う気持ちが大切だと言っていました。必ず、壁はありますが、その壁に負けてはなりません。
この「低PERの謎」が解明、つまり正常化の状態にならないと、何を言っても…株式は博打だと言われても、否定が出来なのです。それでは市場原理が覆ります。
株価には「人類の希望」が詰まった未来図だと言う「市場原理主義」の根底が覆ることになります。だからカタルは「船相場に拘り」を持っています。昨年8月からの成功と、失敗の二面性を乗り越え…今年は、その真価が発揮されると考えています。
だって…株式投資の基本は「投下資本」に対する「リターン」の争いです。だからROEが重視されます。決して、規模の拡大ではありません。そんな「領土の拡大」を争う…考え方は古いのです。アップルの時価総額は3兆ドルを突破したのです。115円として345兆円です。ここでは…世界の国々のGDP総額を観てください。
この意味をよく考えましょう。
国家のGDP規模を超える時価総額の意味を、よく考えましょう。これが「市場原理主義」が示す未来図の姿です。既に、世界第5位のイギリスを超えたのです。市場原理主義では、このような事象を…殊更に重視します。
テスラのバカ株価が生まれる背景です。海運相場もそうですよ。何故、コロナが「切っ掛け」になって、サプライチェーンの問題に、火が付いたのか? この背景に、何が、あるかを考えるのです。
市場価格と言うのは、「伊達」に生まれるものではありません。その価格には、何かの「メッセージ」が隠されています。そのメッセージを、どう読むか?
これが「市場の整合性」を絡めた株式市場の奥深さです。よく株価を否定する馬鹿が居ます。確かに、市場は一時的に理解不能な株価を形成することはありますが、その背景には、新しい時代の「メッセージ」が隠されていることがあります。その課題を克服しないと、我々人類は未来に進めません。
市場原理主義、ROE経営とは…その姿に、近づく争いでしょう。
株価を観れば…世界の幸福度は、分かります。株価の低迷が続く国は、大概、崩壊します。大恐慌があって、戦争が起こります。戦争があって…大恐慌に陥ることはありません。上手く行かないから、革命が起きます。上手く行くなら…株価が米国のように上がり続けるのです。
いくら中国が正当性を述べても、上海総合株価指数は、米国のように高値を追っていません。だから曲がりなりにも、米国の経済は正常なのでしょう。
コロナ感染者が40万人を超えても…力強い株価上昇を続けています。米国金利はようやく上がり始めました。株価も金利も上がる正常なテーパリングの姿を市場が容認しています。
政策が正しくなければ…金融市場は、必ず反乱を起こします。故に、カタルは市場原理主義者です。自分が正しいとは思わず、市場が常に正しい。何故、この不都合な事態が生じるのか? なかなか「低PERの謎」の解明は進みませんでしたが…ようやく、保守的な日本人も、その買収価格の価値に、気付くのでしょう。だってPERが2倍以下なんて…ありえません。2年間で「投下資本を回収」できるのですからね。本当に異常事態です。
この記事にも「DX投資」の話が載っています。ここでも…「テクノスジャパン」(3666)の応援記事が見られます。全ての上場企業の内部留保は484兆円です。この膨大な「途轍もない」お金が「効率化投資」に動くのです。だから古い考えの社長が変われば…業務は効率化して利益が上がります。
その利益は、やがて配当や自社株買いを通じて、株主に帰って来ます。米国のS&P500の株主還元比率は約100%なのです。だから米国株は新高値を更新して技術革新が早まっています。故にアップルは3兆ドルを軽く超えるのです。
カタルは日本製鉄の1500円でのTOBの成立を受け、その後の「東京製綱」(5981)に関心があります。果たして東京製綱は3年以内に、この1500円の株価を常時上回ることが出来るのかどうか…日本製鉄の橋本社長の真価が問われます。今の株価は901円です。
日本製鉄が真の意味で…村社会から脱皮して、「ROE経営」つまりグローバル化しているかを観る…その試金石の一つでもあります。市場原理主義的な相場論の発想です。このような株価関係も、未来の日本株の行方を探る「重要なアイテム」です。このような株価同士の相関性を考えながら、相場を観察するわけです。
日本郵船の8940円の奪回は、チャート上、重要な意味があるのと…同じ意味を持ちます。
ただ儲けだけを考えるなら…株式投資は簡単でしょう。自分が天才などと思わずに、チャレンジを続けなくても…良いようなものですが、カタルの性格上、常に「目一杯の人生」を歩むのが、カタルの信条です。皆さんはカタルの戯言を信じなくても…良いのです。自分らしい投資法を確立して…晩年はボランティア活動をして「社会貢献」が出来るなら嬉しい限りです。
カタルは決して評論家のように「後出しじゃんけん」は、しません。常に事前に自説を語り、正直に行動しています。あとは皆様の「利用の仕方」の問題でしょう。皆様の期待に応えるべく…カタルは日々、精進を続け…卒業できるまで、出来る限り頑張ります。
本年もよろしくお願い申し上げます。それでは…これから出かけますから、また明日。
株主還元相場のソフトバンクの次の関門は、下値圏のボックス相場の高値である12/15の5692円が最初の壁です。時間を気にする人は、「その壁」を抜いてから、参戦をしていいのです。もっとスピードを重視する人は、7680円を抜いてから買えば良いのです。
先ほど…一気に川船が走るとは思わなく7100円で500株だけ利食いをしたのですが…7290円を抜いたら、川船を買い増すと…以前に公約したので、それを実行しなくてはなりません。それでは…仕方がないから、これから出かけますから、「逆指値」を利用して、7300円以上の株価になったら、担保の関係があるので…成り行きではなく7350円まで500株を買う注文を出して出かけます。この7290円は12/14の高値です。
チャート上のポイントを抜いたら買うのは「順張り」と呼ばれる手法です。相場環境が良いなら…あるいはスピードを重視するなら、この順張りの投資法も有効でしょう。