今朝の寄り付きの様子を見て…少し「奇異」に感じた次第です。米国株の動きを受けて…大幅高して始まると考えていましたが弱い展開です。何故でしょう?
たぶん…こちらのニュースが流れている為でしょう。もう一つの記事は此方です。故に、今晩のNY市場は弱いと思っているのかと思います。カタル自身もポジション調整を強いられたように既にそんな余裕はなく新規の注文を出すのを躊躇しています。お金があるなら買いますが、いつもギリギリの人生です。気持ちは買いたくても、現実にお金が必要ですからね。タダ…ね。此方の記事もありますから、自分がどう考えるかでしょう。
株価の位置はこれ以上、下がりっこない株価位置に見えます。日本企業の多くは増額修正でかなりいい数字が出てきます。この3Qの決算の特徴は通常なら、2月に多くの企業が数字を発表しますから、既に通期の数字も4Qの1/3が経過し…多くの企業が通期の増額修正をしてきます。だから一番妙味のある決算時期です。しかし…今年は特殊ですからね。
米国の金融政策が後手に回り、その挽回の為、FRBの過度の警戒感が景気そのものを後退させる機運もあります。ただようやく…11月からFRBは失政を認め方向転換しました。リバースレポの取引高の推移がカタルの考えている待機資金のイメージかどうか分かりませんが、カタルはあの金額の推移が市場で余った資金と解釈しています。だから…今回のガス抜きで米国株は正常なパターンに修正されたと考えています。この意味はFRBの金融政策と市場株価の話で一般的に「市場との対話」と表現される政策当局と市場認識のギャップを指します。
金利が上がることが悪いのではなく…このギャップが未来において大きな事故を生みます。米国ではリーマンショック、そうして日本ではバブルの崩壊です。この二つの大きな原因は政策運営の失敗です。政策運営の失敗は未来において様々な弊害を生みます。我が国の失政は、何度か…巻き返しのチャンスはありましたが、馬鹿政策官僚と馬鹿政治家と馬鹿メディアの為に「間違った方向性」の選択を強いられました。だから33年も株価は新高値を取れず…日本の劣化が顕著になっています。
世界のお金の運用指数のMSCIの中国株のウェートがドンドン上がり、日本株の劣化が進み銘柄がドンドン欠落しているのはその意味です。何処かに資料があるのでしょう。此方の資料を観てください。このレポートで、日本の「立ち位置」が理解できるでしょう。近年の剥落は、「新しい時代」への対応力の違いを示しています。
この新しい時代と言うのは「SFの未来社会」への対応力の話です。電子カルテや5Gなどの対応です。EVへの取り組みでも日本は大きく遅れています。これはトヨタの影響力が大きいのです。その為に政策の進行が遅れました。まぁ、脱炭素化を急ぐのが正しいかどうか…分かりませんが、世界は日本が劣等国だと考えているからMSCIの採用銘柄から日本株が外されます。この現象と円安は悲観的な見方をするなら「ガラガラポン」の始まりとも言えます。
ただ…ね。キャノンのように…日本回帰が始まり、まだチャンスがありますね。今回のサプライチェーンからの対応次第では復活もあり得ます。ある意味で、「失われた33年間」はビックチャンスにもなり得ます。この際を歩むのが「ソフトバンク」(9984)かもしれません。
今からそんな幻想と言うか…空想を話すと馬鹿だと言われますから、多くを語りませんが…あり得る話です。日本と言う国は、それほど…劇的に変化をできる条件が揃っています。その話をカタルはずっと…しています。484兆円の内部留保と1072兆円の個人の現預金は凄い金額ですよ。しかも…毎年これから60兆円の新たな利益を生むのです。これで…日本株は復活しない訳がありません。土曜日に書いた「乱暴な話」をもう一度、読むと良いですね。
原稿を書くという事は…嘘は書けませんから自分で下調べをします。今はネット時代ですから、検索すると簡単に資料が集まります。少し前は違っていました。官庁に行って資料を揃えるので…手間と時間が掛かりました。でも今はインターネットで簡単に数字が見えます。だから…ある意味で情報が、平等になり誰でもその気になれば…チャンスがある時代です。
統計データと言うのは、非常に価値が高いものですが…「馬鹿とハサミは使いよう」と言われるように、利用の仕方がなかなか難しい。日本の場合は直ぐに前のデータを隠すと言うか…情報の価値の意味を知らないから、作成する側が歴史的な検証をしにくくしています。
日銀のデータを観ると分かりますよ。自分で検証してみると如何に使いにくいか分かります。しかし米国は簡単に大昔の数字も出てきますね。この違いは大きいのです。まぁ、データの話はこれくらいにして…
カタルは「時代投資」を謳っています。先ずは時代観察が的確でないと間違った指針の下で計画が練られます。だから時代観察は非常に重要です。日本のメディアの報道姿勢が間違っている為…日本人は政治家を含め…間違った選択の連続をしてきました。その結果が失われた時代ですよ。半導体は日本のお家芸で…世界トップだったのです。しかし組織改革をせずに…村社会論を優先させたため…時間闘争の選択になったのです。本当はドラスティックに改革すべきだったのです。まぁ、我々日本人が自ら選択した失われた時代と言う成田闘争(時間闘争)だった訳です。馬鹿メディアの保身の為、改革が遅れました。
トヨタ社長は嫌いではないのですが、ある意味で彼の存在が更に日本の時間軸を遅らせたとも言えます。彼も仕方なく…最近は方向転換を始めていますが、やはりカタルは辞めるべきだと思っています。この為に日本の進化は3年程度…遅れたのかもしれません。
彼の言い分も分かるのです。雇用問題がありますからね。でも果敢にチャレンジすべきですね。時代はラッセルする奴を応援するのです。アップル、アマゾン、テスラを見れば分かります。トヨタとテスラの時価総額の違いを真剣に考えれば…分かります。
だから「日本製鉄」(5401)の変身は、大きな意味を有しています。橋本英二社長は、日本を変えるキーパーソンのような気がしてきました。この感覚と言うか…アイディアと言うか…。この情報は、非常に価値が高いものです。馬鹿は、この意味がなかなか理解できません。今後の橋本英二社長の行動は「ZND」(4689)の川邊健太郎社長と共に注目されます。
日本製鉄の株価が10倍になるとは言いませんが…上手く行けば…相当なものになります。過去最高値は、新日鉄時代のバブル期の984円だと思います。つまり…今の株価では9840円です。そのくらいの大「変身」相場があるのかもしれません。それが日本復活の旗印になるかもしれない程…今回のトヨタとの訴訟は価値がある行動なのです。
今チャートを載せようと気付いたのですが…株式併合をしているから気付かなかったのですがリーマンショック前の株価は9640円があるんですね。銀行などと同じ株価波動の可能性があります。市場の整合性の話をしています。良いですか…カタルのレポートが正しいかどうか…未来図を語っているために誰も真実は分かりません。自分の頭で考えるのです。カタルだって未来図は分からないのです。しかし「失われた時代」の33年間の価値は分かります。
こんなバカ政策を実行した実験は過去の人類の歴史上、なかったでしょう。それ程…この空白の時間と言うのは価値があるのです。今の日本の環境を観てごらんなさい。日本人の「赤信号、みんなで渡れば恐くない」と言う性格も、今度は逆説的に好材料になります。馬鹿メディアの存在も糧になる可能性があります。「失われた時代」は33年間です。
ここから5年以上…日本株は大相場に向けて爆発高するチャンスなのかもしれませんね。オミクロン株が急速に鎮静化して、「キャノン」(7751)に続く企業が続々と…日本回帰を目指し最新鋭のAIを含む設備投資が盛んになり、中国に対抗できる製品を次々に世界に向け、ヒットさせます。非常に未来がある「夢のストーリー」もあるのです。
失われた時代の33年と言う「時間の肥やし」の意味を理解できない人はカタルが語る未来図の意味が理解できないかもしれません。株式投資において株価価値より、むしろ時間価値と言う概念は、非常に重要です。プロの証券マンなら…この意味は分かると思います。そんなことで…本日はこの辺で終了をします。