アーカイブ:2022年1月

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昨日は出かける都合があり、後場からの相場は観ていませんでしたが…予想以上に「強い展開」でした。ほぼ「全面高」でした。カタルの狙いである「配当還元」相場と「設備投資」関連も大きく上がっていました。昨晩は米国の消費者物価(CPI)の発表で前年比では予想通りの7%だそうです。添付したグラフは前月比です。サイトは此方…

米国CPI前月比

しかし…CPIと金利の関係の読みは、まだ市場の認識に隔たりがあるように感じます。故にまだ揺れるのでしょう。市場と言うのは、基本は「知ったらお終い」で、ほぼ…材料が相場に織り込まれます。テーパリングを採用したことにより、FRBの認識と市場ギャップは急速に消えてきます。だから…カタルは「強気」になっています。昨年は一貫して…難しい相場と表現していたのに、カタルの認識は大きく変わっています。

三菱UFJ(8306)の日足推移

三菱UFJなどの株価上昇は、そういう事ですよ。そもそも…一昨年末にカタルは野村証券株を選択しましたが、その時からFRBの認識と市場にはギャップが生まれています。

しかしカタルのこの認識は、やはり早過ぎました。実際はリバースレポの取引高が増え始めた春から、最初に1兆ドルに乗ったのが7月末ですから、夏ごろから徐々に主力のヘッジファンドはその方向性に舵を切ったのでしょう。でも大きなファンドはそうですが…我々個人レベルのタイミングは10月過ぎで充分なのでしょう。

一度、菅政権が退陣するという事で、日本株が買われた9月が「予行練習」と捉えるのが、正解なのでしょう。この時間軸のタイミングです。時間軸を把握するのは容易ではありません。まぁ、プロの証券マンなら…日々の手数料に追われますから、この感覚を理解できないと競争に負けます。常に…顧客に儲けさせ手数料に追われますからね。

ソフトバンク(9984)の日足推移

一般の方は、昨日のソフトバンクの上げ波動を見てください。これで下値「ボックス圏」から離脱しました。一度「a」で25日線が75日線を下から上に抜けるゴールデンクロス(GC)を演じ、直ぐに「b」でデットクロス(DC)になって株価は下降波動になりました。このGCが波動転換の「予兆」という認識です。しかし…相場は弱く下値を更新しました。

アリババ(BABA)の日足推移

でもあの時の市場ニュースは「悲観一色」です。中国の「共同冨裕」から「滴々出行」(ディディチューシン)は米国の上場廃止が伝わり…他のアリババなどもその可能性が指摘されます。アリババの株価は1/3程度まで下げていました。株価が既に大きく下がっているのに、更に悪材料の出現で「死者に鞭を打つ」市場の姿です。こんな時は、通常は一旦は株価波動が変わるものです。

これは個別株のケースですが、一昨年の3月のコロナ騒動からの「追証ラッシュ」を想い出してください。あの時、ケネディクスの大量の売り物が出ていました。驚いたのは翌日も続いたことです。あんな状態な時、人間は対処に動きます。

今回のインフレ圧力も同じです。FRBは認識が遅れたとは言え…テーパリングに踏み切り、自らの過ちを認め、その速度を加速させ6月の予定を3月に早めました。ここでもう一度当初のシナリオを考え直しましょう。昨年の10月頃の「利上げ観測」はあまりなく…カタルは2回程度と考えていました。それが3回になり、今では4回ですよ。この異常な予測転換は、市場関係者を慌てさせ…ナスダックは500ポイント以上の大幅下げになりました。

まだこの利上げの読みは、充分に市場に織り込まれていません。2回が4回に変わるほどです。でも市場は、そこまで…織り込み始めています。

故にCPIの発表を持って…カタルは「三菱UFJ」の上昇は、急角度の上昇ではなく…スピードを緩めた上昇になるだろうと推察しています。ここは売り物が重なります。でも…ね。この路線が「今年の本線の流れ」でもあります。だから…意外高が続くかも…。 どのスピードか? カタルも判断が付きません。

物価上昇のインフレは、「資産インフレ」に繋がりますから、金融、証券。不動産の「3点セット」の組み合わせに、注意を払います。市場を観察する時に、この手の株価が動意づいたら…普段より注意深く…その動きを追います。その中から…「スター株」が誕生します。半導体の「レザーテック」のような銘柄が生まれるのでしょう。そこまで大きくなるかどうかは…外部環境に影響を受けます。

こういう市場の動きと材料(現象)を組み合わせて観て行く作業が「市場の整合性」の話です。正しい時代観察には「繋がり」が見られます。不自然な繋がりは「市場の整合性」がないことになります。何故、カタルが船株の「低PER」に拘りを持っているか? 

カタルは市場の認識が、間違った解釈なのだろうと思っている訳です。FRBのインフレの認識と同じです。極端に市場評価が低い状態です。多くの人が「一時的」な市況により「爆利益」と言う認識です。でも半導体もそうですが…サプライチェーンの問題は、新しい認識、つまり「パラダイムショック」の可能性があります。意外高になる可能性を秘めています。更に此方の記事も紹介しておきます。

ブラックロックの運用資産残高推移

アップルの3兆ドルの時価総額…ブラックロックの運用額は10兆ドルを超えるのです。日本の政策指導部の認識の甘さは、この金額を観て実感できます。もう官僚主導の政治は馬鹿レベルです。世界が変わっており…グローバル化しているのに、日本が鎖国をするのですよ。村社会構造の弊害は明らかで…だから安倍政権が誕生したのです。アベノミクスのお陰でようやく通常の回復を始めているのに…検察の黒川さんを追い落とし、岸田政権の誕生です。

バブルが崩壊した時に、三重野元日銀総裁は「株価が下がろうと、日本の実体経済は大丈夫、変わりない」と豪語して…利上げをしたのです。トルコのエルドアン首相と同じレベルですね。国民は苦労しますね。馬鹿が上に居ると…末端は食えなくなり自殺者が増えて、犯罪も増えます。責任を取るならまだしも…自分達は「失われた時代」を創った責任を取ろうとしません。メディアも同列です。

市場原理主義者のカタルにとって、「日本の凋落」は悲劇に見えます。

昨日の帰り道、東陽橋の所で、カタルが暮れ行く夕日の様子を眺めていたら…かみさんが見知らぬ「おばあちゃん」に声をかけています。買い物の帰り道のようです。坂道で腰を落とし…休んでいたようです。歩けないのです。仕方なく…かみさんとカタルはお婆さんの荷物を持ち…かみさんは支えになって、近くのマンションの5階まで同行して…玄関に入るのを見て帰宅しました。

日本中、このような「歩けない老人」が至る所に居るのでしょう。最近、カタルの知り合いからSOSが入り…老人ホームの世話をしましたが、我儘な老人です。自分で生活も出来ないのに「家に居る」と言います。仕方なく…介護申請を手伝って介護サービスを受けようとしたら、公的な制度は多くの制約があり、嫌だと言います。そうして…民間の家政婦の段取りを整えます。時間給は3000円を超えるそうです。

でもかみさんが、助けたあの老人は近くの都営マンションだから、そんな介護サービスは無理なのでしょう。政策官僚は、周りをもっと観察したほうが良いですね。規則だか、制度だとか…利用する側の配慮がゼロだから…なかなか電子カルテ一つ、実用化レベルにならないのです。

全て…官僚様中心に物事を考えるから、色んな所で「歪み」が生じます。市場原理主義者のカタルにとって、民間のトップ基準を標準にすべきでしょう。本当に腹立たしい限りです。

昨日のレポートで「リンク」を張り忘れたのを…修正しました。あとでご覧ください。本日は川船の7850円を200株、ソフトバンクの5590円を200株、BASEの625円を200株、それぞれ…買っています。三菱UFJ(8306)は、再び「プラス圏」です。時間軸は見えませんが、間違いなく…4桁を目指しています。信用の買い残は、どんどん減っています。日本製鉄もようやく上昇をはじめ、信用の買い残が減っています。更にBASEの520円も200株買えました。

自分のポジションを大切にしなくてはなりませんが…通常は、ここからが買い場です。みんなが「利食いできる水準」から買うのが、相場か強い相場の「順張り投資」です。自分がどんな選択をしようが、自由です。カタルに反対なら「空売り」をすれば良いのです。ただそれだけの話です。

大切な事は…特に若い人は「失敗を畏れず」に…自分の「直感」を信じることです。最初に気持ちが動く「感情」に素直になりましょう。その感情を大きく育てましょう。必ず、その感情も、間違いを犯します。カタルなどは、しょっちゅう反省しています。でも失敗しても失敗をしてチャレンジを続ける人生が、正しい道だと思っています。人生はパッパラパーなのです。

どうせ一度の人生ですから、死を迎える時に「後悔をしない日々の生き方」をしたいと願っています。故に、いつも…精一杯の行動です。それでは…また明日。

本流は「3点セット」です。



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