アーカイブ:2023年9月7日

9/7

米国株の「今の相場」の場面は、「確かめ算相場」なのでしょう。

S&P500の日足推移

基本的に、昨年10月を起点にする相場…つまりインフレの克服からAI相場に発展するのかどうかの確認作業です。コロナ禍で生まれた過剰流動性やシステム転換(資源や物流など)の克服を、確かめる作業なのでしょう。だから…「行け行けドンドン」ではなく、今は「下値の堅さ」を確かめる為に、しばらくは「もたつく」展開だろうと思っています。昨日は原油高、ISM非製造業総合指数の堅調さを受けての金利高、そうして中国のアイフォーン規制など…いくつかの要因が重なっています。

株と言うのは、同じ材料でも、株価位置や相場の局面において「材料の認識」が変わります。この辺りが、分かり辛い部分でしょう。本来なら景気好転の指標を受けて、景気が良いので株価が上がって良い筈ですが…今の相場環境は、長くインフレ懸念の克服を、主眼に政策が進展しています。故に、この動向を受けて「マイナス要因」に働いていますが、インフレが落ち着いているなら、景気好転は新しい時代の到来とも言えます。AI革命の進展で、人類の「成長が加速する」場面と言う考え方もある筈です。

米国の実質賃金は「プラス圏」です。つまりインフレに負けてない訳です。スタグフレーションと言うのは、上手くインフレを克服できずに、景気が悪化する現象ですから…これだけ金利を上げても、それ以上の効率化が進んでいる可能性もあります。

カタルはこの金利高などの試練は、「重荷」だろう…と思っていますから、金利は下がると考えています。実際に、商業不動産の懸念、最近ではクレジットカードの延滞率の話などが出てきています。つまり資産投資と消費の減速です。だから年内はもう利下げはないでしょうが、今は来春、早くて…2024年の4‐6月期に利下げと言う見方が多いようです。FRBの打ち上げ宣言(インフレ克服)を期待しているのでしょう。

日銀の資金循環表

日本株は、どんどん…海外からの資金導入と、新規の国内投資家の買いがみられます。若者中心に、新しい世代の投資家層が誕生しています。僕らは「旧石器時代」の投資家です。日本には個人の金融資産は2043兆円もあり、その内、なんと…1107兆円が現金なのです。(2023年3月末の日銀資金循環より)つまり僅か1%の株式への資金移動で11兆円も買い需要が誕生します。日本株の多くは、配当利回りが3%~4%台なのです。証券マン(金融マン)は、頑張って…資金導入をしなくてはなりません。

ようやく…GDPデフレータを観ても分かるように「名目経済」がスタートしました。つまり「資産投資」が此処から加速しますから、「株式」と「不動産」を買うのが筋でしょう。だから…野村証券が、ここに来て上がって来ました。カタルも「追撃買い」を実施します。本日は600円で5000株だけ別口座ですが、野村証券株を買い増ししました。これで25000株の保持になります。常にカタルは「有言実行」を心掛けています。出来なければ…評論家様のように、「口だけ男」になりますが…カタルはあくまで…本物を目指しています。

「住友化学」(4005) の日足推移

やはり「住友化学」(4005)も上がって来ましたね。このチャートは、たぶん底値を入れたと考えています。まだ業績面の確認は取れませんよ。しかし住友化学は経団連の会長職である十倉さんの出身企業です。伊達に経団連の会長にはなれません。そもそも住友化学などは格下企業です。日立、東芝、日本製鉄などの大企業より小さいのです。

でも…新川にある住友グループのビルは凄いのです。カタルは、前に月島に住んでおり、毎日の通勤路で…住友ビルの前を通るのです。故に…その周辺は良く知っています。

株式投資の基本は安くなったら、株を買う事です。なにも高値になった時に、上値を追うのが株式投資ではないでしょう。ブツブツ投資なのです。

今、慌てて…ジェイドGの下値に、更に買い指値を入れました。本日は1765円から5円刻みで買っています。自分の仮説を信じて…株式投資をしています。代わりに「ルネサスエレク」(6723)を1000株売りました。僅かな利幅ですが…それでも3万円以上儲かりました。裁定買い残が膨らんできたので…また海外投資家の買いじゃ…ないかと思っています。

基本的に実弾投資の前に、先物から株を買います。時間の問題で、どの株も「循環買い」物色になるのでしょう。野村証券も592.5円を抜けました。

本来は、こんな総花的と言うか…まともな主力株が騰がる相場はカタルは苦手です。どちらかと言えば、「個別材料株」物色が得意な方でしょう。でも考えて観ると、先日、ジェイドGを売ったので…その分で買った野村証券2万株は、既に100万円以上の儲けにラインです。神主さんが、野村証券を買ったかどうか分かりませんが、あの電話、梨のお礼の電話の時がベストタイミングでした。

まぁ時間軸の問題ですが、どの株も「高値を奪回する」のでしょう。ジェイドGも1929円だったかな? ルネサスエレクは2899円かな? もちろん、本日も買っているBASEも…みんな…また高値を奪回すると思っています。こんな時に、株は下がるとか…弱気説を言うのは馬鹿だけです。何しろ…1107兆円の1%の資金移動で11兆円の買い需要です。

「ジャムコ」(7408)の 日足推移

いや? 利食いをして、持ち株が切れたら…、1710円を奪回しました。下手を打ちました。とっても今回は「ベストタイミングの会員レポート」での推奨株でした。「ジャムコ」(7408)の話です。約200円ではなく300円幅になります。1週間。ちょっとで…でもあまり喜びのメールがない所を観ると、買ったのはカタルだけでしょうか…カタルは1万株以上を買い…1500円台から売り上がっています。まさに…トホホです。やはり誰か…「仕掛け筋」の買いのようです。まぁ…株が上がるときはこんなものです。「大阪チタン」(5726)より、ずっと…効率的でした。

今、売った「ルネサス」も上がって来ました。日経平均株価はプラス圏になって来ました。カタルは「川船」(9107)を、お持ちの人が居るなら、そろそろ…「仕上げの段階」でしょう。昨日の出来高、信用買い比率など…空売りは出来ませんが、たぶん村上ファンドもかなり売っていると思っています。ブラックロックは大きいから、他の船株は、そのままかも知れません。

自分が持っている株が、今は物色の圏外でも、多くの株が、また「高値を更新」します。循環買い物色とは、高値を買っても良いのです。問題は下値を丹念に拾う事でしょう。

カタルは、やはり「貧乏人」根性なのでしょう。「王道」と言いながら、野村証券などは僅かしか買っておらず…三菱UFJを伝えているのに、買っていません。やはり大型相場と言うのは苦手なのでしょう。

「三菱重工」(7011) の日足推移

でも「三菱重工」(7011)などは…よく上がりましたね。防衛関連として上がったのかどうか…これだけ乖離が大きく開いています。3月に、「三菱UFJ」(8306)などが上がり…5月は「アドバンテスト」(6857)などが主役でしたが、今度は大型株の「三菱重工」などまで物色されています。やはり今の姿を観ると…「野村証券」の有望性は明らかですが、同時に日銀様のETF買いで、市場の浮動株式が吸い上がっているのでしょう。

この投資行動を、テレビや新聞などの一流と言われる評論家様は、挙って…日銀批判をしていました。なかには、少し株価が下がるとその損失がどうの…こうの…とバカを言う輩が一杯いました。その人たちは、今、どんな嘘を、また並べるのでしょう。

カタルが上京した当初、和光証券の副社長だった小川さんに…当時は、和光不動産の社長ですが面会をしたのです。彼は「カタル君、残念だったね。今回は証券不況と違い、大手銀行がみんなやられているから、当分…株式相場は駄目だから、悪いことは言わないから、田舎に帰りなさい」と諭されたのです。

その時にカタルは心の中で、(この爺さん、俺が、この世界で食えなければ証券会社がつぶれる)と毒づいたのです。実際に、それからかなり時間が経過しましたが、三洋や山一證券が倒産をしました。

まさか…あれは1991年か1992年の夏だったように思うけれど、本当に彼の予言のように2003年には「みずほ」が倒産すると言われたのです。未だに…38915円の奪回は出来ていません。ようやく…33286円です。

爺さんはとっくに天国の世界ですが、カタルも、もう直ぐ「あちら側」…天国のあちら側です。ただ時間だけが、浪費され…とうとう、こんな時間が経過してカタル自身も、片足は既に棺桶に向かいます。インプラントや白内障の手術を経験し、今では、薬が友達です。あの光景が今でも、鮮明に「脳裏」に残っています。「田舎に帰りなさい」か…。本当にあの時に爺さんは、今の日本の姿を知っているのでしょうか?

でも彼の予言通りになりました。

この小川さんは、田中角栄に掛け合って、大井証券かな? 和光証券の前の証券会社を昭和40年不況の時に、山一の「特融」と一緒に救ったのです。業界では有名な金融マンでした。人脈も豊富でした。大手銀行の苦境をあの時に悟ったのでしょう。

でも人が居ないから…34年も低迷を続けたのです。この「鬱憤」を晴らさねばなりません。証券マンは、みんな「屈辱の人生」です。株屋が日本株を売らずに、米国株の商いですからね。

BASE(4477)の 日足推移

今BASEの350円が2000株買えました。これで1万株の持ち株になり…平均買値は363円です。本日は345円でも2000株の買い指値が用いてあります。この株はカタルにとって「相性が良い」株なのです。下げ相場でも、負けたことがないんです。「薄利多売買」の戦略から「雪だるま」に変わるかどうか…。でも500円程度のものでしょう。

むしろ…「雪だるま」は、野村証券でしょうね。仮に上場来高値、「日立」(6501)のようになるなら、ここから10倍ですから…ね。まぁ、ノンビリやりますか…。そのうち、風も変わるでしょう。また…明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。
2023年9月
« 8月   10月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本