アーカイブ:2023年10月

人生を楽しみましょう。

何故、カタルが今の経済は「面白い場面」で、追証になっていても恐怖に怯えずに、逆に「ワクワク感」が増しているか? 

最近のTICK回数の推移

知識武装は、価格変動の「恐怖」を克服して…正しい行動を選択する「糧」になる…とレポートで述べています。でも馬鹿は、価格変動に怯えて…行動をします。その事例として…最近はTICK回数の変化の様子、そうして日証金の回転日数の変化の二つを皆さんに提示して今の相場を解説しました。カタル自身も試行錯誤の毎日です。海外勢の「先物売り」の狙いが…何なのか? 理解に苦しみます。でもVIX指数の動向を観ると分かる気もします。

最近の日証金の回転日数の推移

本来、一国の首相がNYまで行って、日本への資金還流を促すスピーチをした後で、如何に日本国の信用がないか? それを物語る動きですからね。

具体的には野村証券の600円割れは予期しておらず、カタルは「痛手」で被りました。追証で投げさせられたからです。買いたかったのですが、逆に追証なので、売らされました。この理由は相場観の読み間違えと…自分の力量問題です。

カタルの場合、相場の見通しは、大概は正しいのです。問題は「時間軸」の把握です。この最後の壁が、なかなか…克服できません。中長期なら間違いないのです。

2021年夏に開始した…「船株相場」は、その代表事例の一つです。盛んに「低PERの謎」を訴えて、これは許せない間違った株価評価だと思ってきましたが、2022年10月末まで…この間違った評価は続いていました。

しかし…この約1年後の今、株価は修正されました。何故、カタルがこの時間軸の読みを間違ったのか? 色んな原因がありますが、基本は日本人が正しい株価評価をする人間が不足している為でしょう。本来は、「ブラックロック」などが買い参加する前に…「GPIF」を代表する日本の「日本生命」や「東京海上」などの機関投資家が、無尽蔵に近いお金がありますから、動くのが普通なのです。でも本物が居ない日本は、駄目です。結局、ブラックロック様の追随で、「金魚の糞」なのです。

カタルも馬鹿レベルですから、間違った解釈かも知れませんが、それでも現場で50年近い歳月をかけた知識がありますから、その最近の動向を伝える…カタルなりのレポートを毎日綴り、市場経済の浸透に努めています。草の根のボランティア活動のようなものです。

株式投資をすれば…世の中の動きが株価に影響を与えますから、敏感になり、株の動きで儲けも加わり、面白いでしょう。知れば…知る程、更なる「探求心」が芽生えて…奥が深く面白いのです。謎は、深まり…いつしか経済学者様と対等な知識レベルになります。経済学者も「いい加減」な連中が多いのです。それなら…自分が働くのを辞めて、自分で投資をするでしょう。

本来なら、使えきれないお金を残すのが普通です。市場には、無尽蔵のお金が転がっています。自分の未来図の読みが正しいなら、必ず、儲かる筈です。評論家様も同じです。日本の多くは…偽物ばかりです。でもカタルの読者は優秀です。流石…です。

サマーズの言い訳も、面白いですね。「長持ちをする電池だって」、ハハハ…。彼は「米国の景気は『エナジャイザー・バニー』のようだ」と述べていました。結局、彼はインフレの可能性をFRBより、ずっと、早くに訴え続けていましたが、最近の指標の説明が上手く出来ないから…その現象に戸惑って、『エナジャイザー・バニー』と…述べたのです。

たぶん…カタルの予想が正しいのでしょう。

同盟国のEVも駄目なほど…米国の現地生産に拘り、米中対立からTSMCの工場を、補助金をばら撒いても…誘致しています。別に…「EV」や「半導体」だけではありません。インフラ整備(道路などの社会基盤)も同時進行ですから、雇用はなかなか落ちません。この金利高でも、なかなか…思ったような効果が出てきませんから、サマーズは、戸惑って『エナジャイザー・バニー』と述べたのです。面白いでしょう。

カタルも、既に「危ない領域」だと思っており…住宅金利の7.5%やプラムレートの8.5%の異常ぶりを事前に伝えています。

「トラスト・ファイナンシャル・コーポレーション」(TFC) の日足推移

本日は此方の話題を…提示しておきます。通常、債券価格が此処まで暴落すると…、必ず、減損処理をしてない「危ない事件」が起こります。だから株価面で、注目しているのは、「トラスト・ファイナンシャル・コーポレーション」(TFC)と言う銀行株です。何しろ…配当利回りは7.6%なのです。PERも6.3倍ですからね。何故、なのでしょう。

TFCの内容

カタルは、何処かで…3月の「SVB事件」の続編が、あるのでは…ないかと思っています。リーマンショックの時も、最初はサブプライムローンだけでしたが、1年後に「CDS」の…影の銀行システムの「お化け」が登場しました。似ています。

このような現象は、非常に危ない現象の一つです。1ドルの米国債が50セントを割れるなんて…必ず、長期債を買っている投資家が居ますが、全部をヘッジをしている訳ではありません。

VIX指数の推移

先日、雇用統計数字の結果に拘わらず、株価は下がるという極端な観測が生まれ、この発表前にVIX指数を大きく買った投資家が居たそうです。

みんな、同じことを考えています。ですが…「逆の現象」も出てきました。此方の報道ですね。耳慣れない「タームプレミアム」の話です。カタル自身も初めて…接する言葉ですから、意味はチンプンカンプンです。ですが…このタームプレミアムがプラス圏になって来たという事は、ようやく…逆イールド現象が解消して、正常な世界に向かう事は分かります。

米国債の利回り変化

ここで…関連する2年債と10年債の日々動向が、大きく変化していますから、そのグラフも作成しました。イメージを膨らましてください。先ずは…全体像を把握する「月足」のものを用意して、そうして最近、ここ2か月の変化を示す最近動向を提示しておきます。

最近の変化の様子

今日はヒントだけに留めますが、何故、カタルが追証になっていても「ワクワク感」が気持ちの中で…増しているか? ようやく「利上げの終焉」を迎えます。水面下の何処かに…埋まっている「可能性」のある「マグマ」の爆発になるか? 

それとも…ようやく、新しい兆しが見えた「ギャチェンジ」の場面ですから、このマグマは爆発せずに、落ち着く可能性もあります。

知れば、知る程…興味が湧いて面白いのが株式投資です。読者の皆さんは、こんな話より「野村証券」がリバランスの売り物の壁の603円を超えられず、563円まで下がったのに…金曜日は逆に、それを奪回して604円台まで株価があった話の方が、興味はあるのかな?

でも「市場の整合性」を理解するためには、様々な「知識武装」がないと不安を克服できません。カタルだって…馬鹿はバカなりに、自分でその「謎」を消化しようと努めています。しかし…流石、世界の一流人が競う場ですから、なかなか…「時間軸」の克服に到りません。いつも「試行錯誤」の繰り返しです。自分の仮説を信じて、その仮説に従って、カタルは常に「ラッセル」(果敢な行動)をします。

場に50万株の売り物が在っても、たった100株を買うだけでも、実験です。やると…やらないでは「大違い」です。それと同じで、単に、仮説を持たずに鞘取りで株を買うのと…自分なりの仮説を構築して、買うのとは、また別次元の話です。

まぁ、市場には様々な意見があります。どれも正解なのでしょうが…「未来図」は、みんなで構築するものなのです。どんな選択になって、どんな結果になるか? ワクワクした気持ちで、市場を観察して、一緒に参加しましょう。「人生は楽しむこと」が肝要です。また…明日。

会員の方は、新しい原稿をアップしましたから…お読みください。



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